12月31日(金)

プログレ聴く機会は全く無し。

ジョージ・ハリスンが胸を刺されたと言うニュースに仰天。いよいよbeatlesが半分になるのかと思った。

神棚の掃除などする内に力が入り過ぎてご神体を1㎝ほど破壊。奇麗にしたので許しては頂けると思ったものの宝くじはおそらく無理であろうと覚悟していたが、目出度く300円当たった。合間を見て何を思ったか文芸春秋を買ってきてトイレに入った時など読む。東条英機などのミレニアム特集や宇多田ヒカル氏とダニエル・キイス氏の対談が面白かった。おそらくは英語で行われたからであろう。宇多田氏の洞察力は並大抵のものでは無く、年齢を考えると恐ろしい程の成熟度が窺える。

12月30日(木)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」。今年のプログレ聴き納めに為ろうとはこの時点では思いもせなんだ。

午後より配偶者の実家へ。自宅に居る時とは全く異なる態度ではあるが、年末の買い物に関わるお遣い事には嬉々として一人で赴く。勿論車中プログレが営めるからである。何故か「宮殿」のテープが置いてあったのである。

12月29日(水)

本日は掃除の為プログレ関係はお休み。1月5日まで営業車内プログレはお預けである。毎年のこととは言え、家人の目を盗んで細々と聴くしかない年末年始がスタートしたのであった。

今朝は妙に早く目が覚めてしまったので、仕方なく風呂の掃除をした。出社して社内の清掃をした。帰宅して照明器具を磨いた。明日からは配偶者の実家へ疎開である。
和尚がtwoの目標;一応プログレなど70年代関係を耐えて観る事。朝晩各1setの腕立て伏せは完遂する事。体重変動は+1㎏以内に留める事。

12月28日(火)

King Crimson 「紅伝説」Disc1,2,4を聴く。私にとって仕事納めにはクリムゾンが最適である。

例年通り納品の合間を縫って年末の挨拶回りに精を出していると、某会社社長から呼び出しがあり、インターネットに接続出来なくなったから何とかしてくれと騒ぐではないか。実はこの方はノートPCを購入したばかりで、先週の土曜日に基本的な使用法を伝授する為に自宅まで連れて行かれ、出会い系サイトへの「私は仙台の金持ち青年実業家ですお友達になって下さい」的なアホメールの代筆までやらされていたのであった。ところが大胆な初心者の彼は私がお暇して十分後にもう何処か適当にイジってしまい接続不能にしてしまっていたのである。正月の楽しみが消えてしまったとあんまり嘆くので押しまくるスケジュールを無理矢理調整して高速道路まで使って得意先へ辿り着き、問題はものの1分で解決したのでとっとと帰ろうとすると、血走った目で雑誌を持ってきて「このURLを入力しろ」と迫る。従って私は、最後に残ったクレーム処理の制限時間と闘いながら”特選秘密の覗き部屋”やら”仰天フリー画像”などと言った疲労度の増すWebへ次々とアクセスし、”お気に入り”へと登録して今年最後の奉仕活動に励むのであった。
まあそんな訳で仕事も終わりである。明日は午前中のみの出社、大掃除してさようなら。だがまだ年賀状の宛名書きも終わってないし、今年もあと3日しか無いというのが信じられない程雑用が溜まっているのだ。だから明日に備えてもう早く寝よう。

12月27日(月)

Cervello 「Melos」、Osanna 「Palepoli」、P.F.M. 「幻の映像」及び「甦る世界」を聴く。今日はイタリアン営業マンである・・・昼は路上駐車で牛丼だったが。「Melos」は一層洗練されたOsannaという印象。

某得意先担当者よりやっとブツを持ってきたとのTELがあり、回収に向かう。Tangerine Dreamのアナログをファーストから10枚、総てカセット・テープに落とすという条件にて拝借。更には今年最後の中古屋へ訪問し、以前より目を付けていたCervello 「Melos」・韓国紙ジャケ盤1,800円を入手。いつもながらSi-Wan Recordsは侮れぬいい仕事をしている様である。隣にはスパイロジャイラのBOXがあったが、これもこのレーベルの仕事であったと初めて知った。
そう言えば今日は配偶者の誕生日であった。しかしながら本日は子供達が楽しみにしていた二段ベッドが届く日でもあって、「今日は何の日?」と問えば当然「ベッドが来る日!」と答えるわな。実家から電話が来ても決して祝いの言葉が聞かれる訳でもなく、如何に久々に外食奢ってみても本人の気持ちが甦ることは無い。哀れである。人事じゃないけど。

12月26日(日)

日曜日につきプログレはお休み。

3日間掛けて大掃除をする計画の初日であったが、次女が妙に早起きをした上に昼より完全に熟睡状態に突入したが為に早くも頓挫。配偶者と長女はさっさと美容院に行ってしまい、長男・次女と留守番と相成った私は久々にHPの更新でもするべかと思いきや長男のディズニー・ソフトにPCを横取りされ、成り行きを見守って居る内に意識を失ってしまった。気がつけば夕方。休日とは儚いものである。

12月25日(土)

P.F.M. 「幻の映像」、「甦る世界」及び「クック」。

日本語の乱れが激しくなって来て久しいが、一説にはその元凶は若者世代よりもむしろオジさん&オバさん連中だと云われているらしい。こんな事書いちゃうと上司に怒られそうではあるが、私の職場の一部では尊敬語と謙譲語が入り乱れたかなり異質な日本語が使用されており、新人が入社する度に正しい話し方を指導しているのであるが、飲み込みが悪いのか周囲に影響され易いのか何時の間にやら見事に母国語破壊者の仲間入りをしているのである。得意先に電話を掛けて「▼☆さんはおりますか?」やら「あ、そうでいらっしゃいますか。」やらの会話が飛び交っているんだから尋常では無いのだが、この辺注意している私辺りの方が既に少数派であり、しかも最近では小うるさいオヤジ的に煙たがられている始末である。昨今では「年末早々」なんて云うクリエイティヴな表現を真面目に行う輩も登場するに至り、もはや私の眼の黒い内の矯正は不可能かも知れぬと諦めつつある次第。

12月24日(金)

Quatermass 「A Phantom Pteranodon」、Pete Townshend 「White City」及びYes 「Open Your Eyes」。

イヴ的混雑の道路状況からは何処へどう行っても逃げられず、既に納品軍団と化している我々にはとーっても辛い一日なのである。明日は最後の年賀状を届ける予定になっているのだが、まだまだ油断は出来ぬ。現に当社専務は、一昨日喪中欠礼状を納品したりしているのである。最も自分とて未だに年賀状の宛名書きは手つかず、X’masのプレゼントを外の隠し場所から密かに持って来なくてはならないと云うのに子供達は今日に限ってなかなか寝ようとしないし、先日某アンケート書き換え事件での怒りに任せて手刀で叩き折ってしまった掃除機のヘッド部品は年内に届くのか甚だ怪しい。こんな事で果たして無事に新年を迎える事が出来るのであろうか。

12月23日(木)

Quatermass 「A Phantom Pteranodon」。

ペペロンティーノとオレンジ・ジュース。当然の胸焼け。加えて二日酔いと軽い頭痛。メール2通。クリーニングと年賀状再制作分引き取り。1.5時間の出社と伝票作成。荷造り。妙に空いた仙石線。不味いコーヒー。ビートクラブのマーキー’81~’90;2,120円。新星堂でフロイド並べ替え。行き先を間違えたバスで脳内Fracture。ホイール交換。「ヴァリス」少々。猛烈な眠気。義父の握る寿司。干し柿。凍結路。そしてトランクから洩れるファービー人形の不気味な唸り声。

12月22日(水)

Greenslade 「Live」、Fruupp 「Modern Masquerade」など。

オレンジパワーさんとのプログレ忘年会であった。家族から「今日は早く帰ってきてね!」と云われても大体は「うーん、どうかな?」と応える私であるが、今日ばかりは6時前に帰宅、さっさとバスに乗って待ち合わせ場所に向かう。
本日は新潟の方が経営されている店をご紹介戴き、美味しい日本酒もグイグイやってしまった。リーゾナブルで美味しい料理が食べられるという人気の店で、特にダシ巻き卵が絶品であった。
例によっていろいろと興味深いお話を聞かせて戴いた。実はこんなミュージシャンがプログレマニア、なんて話はどこでも聞ける話では無い。そしてやはりこの方、音楽志向の幅が広いのには、毎回驚かされる。基本的にはPOPだったりするのであるが、通販で扱われている商品の関係からとてもコアなものばっかり聴いているというイメージをもたれる事が多いと嘆いておられた。相変わらず激忙の方で、某基督教系幼稚園に通うお子さんは、「今日はパパが帰って来ますように!」と毎晩お祈りしているそうである。無事に新年を迎えて欲しいモノである。ところでQutermass、本当にありがとうございました。

12月21日(火)

Mahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」、Greensladeの74年・ParisモノBOOT、Fruupp 「Modern Masquerade」を聴く。Mahavishnu Orchestraは初体験である。「Wired」でのヤン・ハマーのプレイのルーツを垣間見たような気がして(あくまでも気がするだけであるが)思わず運転中ニヤニヤとしてしまう。不気味なおっさんである。

微妙に喉と鼻の奧が痛くなる。相変わらず家族の誰かが風邪を引いている状況なので、ここは大事をとって病院で注射を打って貰った。この時期にまさか会社を休むわけには行かないのである。明日はオレンジパワーさんとプログレ忘年会が控えているしね・・・ってホントはそっちの方が大事だったりして。

12月20日(月)

Fruupp 「Modern Masquerade」、Grensladeの74年・ParisモノBOOTを聴く。Fruupp、だんだんヨクなって参りました。どことなく温かみのある趣が気に入ったのであろう。Greensladeの方は演奏時期は丁度今年出たオフィシャル・ライヴの中間にあたる模様。ファーストより以降はスタジオ盤を聴いていないこともあり、もう少し聴き込みが必要である。
夜、Mahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」を漸く録音する事が出来た。この所次女が夜更けまでウロウロしていて危険な為、レコードは回せなかったのである。明日こそ聴こう。

私は自分でBOOTを購入することは殆ど無い。だが何故かGOLDWAX誌は非常に好きで、昨年までは発売日前日からそわそわしている程だったのに、今日はグレート・ミュージックまで行っておきながら、手に取っただけで買わずに帰ってきてしまった。V.d.G.G. 「精神交遊」UK盤の素性をリサーチした後だったせいかもしれない・・・(はみるさん、残念ながらヴァージンでございました。ご教示大感謝です)気力が衰えたのか・・・なーんて事は勿論無くて、その替わりにCentipede 「Septober Energy」(2CD・3,200円也)をしっかり握ってはいた。参ったか。私はこの方面では立ち直りが早いのである。解るか解らないかは全く判らんが、兎に角一度は聴いてみなければならんのだ。

12月19日(日)

本日は日曜日につきプログレはお休み。

配偶者の実家で長男の誕生日のお祝いに玩具を買って呉れると云うので再び泉方面のトイザらスへと懲りずに向かう。当然昨日に増しての混雑の中、長男はまたしても「ゾイドのシールドライガー」という奴をせしめた。実家へ行き、10ヶ月になった次女の攻撃を避け台所のテーブルでやはり2時間を要して制作。しかしまあよくもあんなに込み入った玩具を考えつくものだ。今現在どこをどう組み立てているのか全く解らないという有様なのである。しかも出来上がってみるとちゃんと手足やら口やらが動いてライオンの形(昨日のはチラノザウルス型の恐竜の形)をしたロボットが歩き回るんだなーこれが。我々が子供の頃世話になった玩具に比べてとんでも無く複雑化している。これからますますこの傾向は強まるのであろうか。

12月18日(土)

本日は長男誕生日につきプログレはお休み。
でも昨晩はザ・ピーナッツの「エピタフ」とあいざき進也の「宮殿」を聴きつつ枕を濡らした。”To Summon Back The Fire Witch to The Court Of Crimson King”→”人生は流転の繰り返し♪”これって演歌でないの。

長男の誕生日プレゼントを買いに行こうとトイザらスへ開店前に到着し、30分前に入り口で待機。車中より眺めていると開店前だというのに入り口で並んでいる人が大勢居るのはクリスマス一週間前だから当然であろうが、実際入店してみると子供が居ない内にクリスマスのプレゼントを買って終おう!と思われる同世代?の夫婦者でごった返している。カウンターで例のポケモン金銀の件で店員に殴りかかんばかりの勢いで抗議しているパパ関係も見受けられ、毎年の事とは言え殺伐とした雰囲気が漂う玩具屋なのである。一応のモノを入手して脱出するとタイヤの具合がどうも妙である。動揺しつつ停車してみると左後輪の空気がすっかり抜けているので、一応タイヤ交換してから最寄りのスタンドへ行くと此処がまた修行中の娘を抱える家族経営。10代の娘が愛の鞭を滞り無く受けていると言ったリシュールさん好みのGSで、なかなか居たたまれない良い雰囲気である。要するにバッテリーを7年も交換せず走って居るような家族なもんで自業自得な訳であるが、ホイールが融雪剤の為に錆びつつありその隙間から空気が洩れているという立派に情けない理由だったのであった。
帰宅後はプレゼントの組立と次女の子守で一日終わる。いい加減に書いていると思われるかも知れないが、本日買わされた「ゾイドのデスザウラー」ってヤツは接着剤こそ使わないものの立派なプラモデルであった。制作には2時間掛かったが、なるほどことん考えられており、実際感心するのみである。

12月17日(金)

Fruupp 「Modern Masquerade」、Ange 「新ノア記」、King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」を聴く。毎日狂ったように宮殿ばかり聴いとるなぁ。

12月も半ばを過ぎると個人分年賀状の催促がやって来る。2,3日前に注文貰って今日どうしても持って来い、みたいなものも増えていく。大体そんな我が儘な事を言い始めるのは社長やら支店長やらのエグゼクティヴ・クラスの人だったりするのであるが、そんな訳で今日も例によってパンくわえながら「プログレッシヴ・ロックの70年代vol.2」を読みながら年賀状1点持って往復1時間半かけて納品に行くという実にありがたい有様である。この手のピークは来週前半まで続くのだろうか。

12月16日(木)

Yes 「Open Your Eyes」、Rick Wright 「Broken China」、King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」を聴く。

12月も半ばと言うのに妙に道路が空いているのは何故だ。2,3年前は渋滞にイライラする毎日だった筈である。これも不況の成せる業か。そんな12月中旬の木曜日的な腑抜けた街だが今日はこの空き具合に心から感謝する事となった。簡単に見つかる予定であったFruupp 「Modern Masquerade」を探し回る運命が待っていたからである。何件回ったかをここに明記すると、私と私の家族の将来に暗雲が射すのでそれは遠慮しようと思う。さて結局は新星堂(・・・PINKさんがワゴンセールの混沌の中にあった「おせっかい」と「原子心母」を一面表側に並べて逃げて来た・・・)で何とか発見することが出来、しかも明日発売予定の「宮殿」24bit国内盤を合わせて購入する幸運にも恵まれたのである。
Fruuppは明日の楽しみに温存しておく事にして、取りあえずRick Wrighさんに途中退場して戴き、「宮殿」を早速聴く。車中の試し聴き(いやーいつもか?)ではあったが、従来盤と比較すると全般にエネルギーの感じられる音である。”エピタフ”など、ヴォーカルが前に出てきたような印象もある。これは特に気のせいかもしれないが、同曲1:00前後から流れる微かなメロトロンの音までが鮮明に聞こえるのは不思議だ。それにしてもこの種のブツを手にすると、俄然イイオーディオ環境が欲しくなってくるよなぁ。耳の善し悪しもあれど、やはりちゃんとしたシステムでその違いを体験したいものだと切実に思う。

12月15日(水)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」、Genesis 「Archive」Disc1&2を聴く。

クリスマス・プレゼントの締め切りは今日!とサンタさんから通達があった事は子供達に云ってあったのだが優柔不断な長女は決めかねたまま学校に行ってしまった。サンタさんに総て任せると言うのだが、後で公開しても知らないもんね。
今日は遂に零下の朝を迎えた。冬がいよいよのさばり始めた訳である。現在は家族5人で6畳間に寝る事が出来ない為、私だけ一人で北の寒い部屋に疎開している。秋口までは夜一人でプログレをしみじみ聴いたり優雅に過ごして居たのだが、最近は寒くてそれどころでは無いのである。早く何とかして欲しいのである。
さて、明日は「当世仮面舞踏会」明後日は「宮殿」と紙ジャケ2連戦が控えており、漁盤は自粛しようと思っていたのに、たまたま昼にカレーを食したが為に隣のTUTAYAを覗く羽目になってしまった。折しも輸入新品のワゴンセールを地味にやっていたが、そこで私が発見したのは・・・Rick Wrightの「Broken China」税込み300円。そりゃあ勿論買いましたよ貴方。そんな訳でPINKさん、御免なさいなのです。

12月14日(禍)

Pink Floyd 「Delicate Sound Of Thunder」の続き、及び紙ジャケ準備の為King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」レコード落としテープを聴き始める。

午後一番から部下のフォローの為大事な打ち合わせが控えていたので、午前中に大体の納品を終え目的地に向かう途中呼び出し。11月に納品したカレンダーの中から運送業者の不備により破損していたものが出てきたという。即Uターンして得意先への謝罪、帰社して再度納品へと久々に慌てた。ゆっくり食事する間も無いので例によって暴走しながらパンなど貪る。本日は新しい試みとしてフライド・チキンも食べた。そう言えば以前知り合いだった同業者の先輩営業マンで、運転しながら(しかもマニュアル車)弁当を処理するという強者が居た。ステアリングと腹の間に弁当箱を挟んでムシャムシャ食べるのである。最も100㎏以上の体重を背負っていた人だから出来た芸当であろう。当時は一日5食消化しないと身体が持たない、などと言っていたものである。先日会ったら糖尿病と高血圧と脂肪肝への切符が欲しい?なんて医者に脅されて大分痩せていたので、もうその得意技は封印された模様であった。誠にもって残念なことである。

12月13日(月)

「NHK-FM;プログレ・ベスト20」、Pink Floyd 「Delicate Sound Of Thunder」を聴く。いずれもPINKさんよりのお土産である。やはり70年代は四大バンドは強かったのね。それにしてもEL&Pの当時のは圧倒的人気振りを改めて実感。ところでおまけに入れて戴いた80年代の「エコーズ」、なかなか良いですなー。でも「エコーズ」はもう少し静かに聴けんかいなーと思うのは私が日本人だからか。

昨晩はどうも興奮して寝付かれず今日は朝から果てしなく眠かった。やはり私は6時間は寝ないと駄目である。だが予想した通りこの様な日に限って得意先からの強引な呼び出しが多く苦労するものなのだ。
それにしてもあれほど巷に溢れていたYesやEL&Pの紙ジャケは一体何処に消えてしまったのであろうか?そりゃ勿論プログレオヤジの家庭に息づいているに決まっているのだが、中古屋になかなか出てこないのはやはりそれなりの決意を持って購入する人が多いからなのか。
 
12月12日(日)

漁盤移動車中にてPINKさんとPink Floyd 「Wish You Were Here」を聴く。

昨晩携帯の電源を入れていたのに音量の設定を間違えていた為にPINKさんからの重要な連絡を受け取る事が出来ず、これが後々に時間のロスの原因となる。本当に申し訳有りませんでした。
朝8時半まで寝たせいかビールが旨かったからか二日酔いには全くならず。岩沼駅より東北本線にて仙台駅へ。11時G・ミュージック中央本店着、手堅く新幹線にて来仙されたPINKさんと合流。以降既に開店時間に間に合わなかった2店を除き16店を漂流した。相性の良いG・M宮町店を締めくくりにPINKさんはまずまずの成果であった模様。いずれご本人より別宅にてご報告があると思われる。私はGentle Giantの瓶詰蛸CD1,100円とMahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」レコード700円を購入。紫さんご用命のYes紙ジャケ関係だが、残念ながらメジャー所では尽く振られてしまった。意外な店にあるかも知れないのでこれは引き続き捜索する事にする。
いつもながらPINKさんの情熱には脱帽するのみ。また暖かくなったらレコード祭りなどのスケジュールに合わせて是非いらして戴きたいモノである。焼き物とビデオのお土産ありがとうございます。それから牛舌、どうもご馳走様でした!

12月11日(土)

タイヤ交換をしながらUK 「Danger Money」を聴く。

お馴染み故バリー・ゴットバーの肖像画が表紙にデカデカと載っているという雑誌「ストレンジ・デイズNo.6」が本屋に出ているという情報を入手し、遅まきながら買いに行く。クリムゾンの特集はまあまあであったが、巻末近くに”「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾンVol.2」が来年1月19日発売決定”の報もあり、いよいよ大変な事になったわい、と気を引き締める私であった。
今日は長女の友人宅に一足早いクリスマス・パーティーということで家族でお泊まりである。うーんどうも飲み過ぎたよーな気が。何しろ業務用生ビール樽が用意されており、あまりの旨さに3人(私と配偶者&友人パパ)で7㍑ぜーんぶ飲んでしまったのであった。明日のPINKさん襲来に備えて早く寝ようと思ったが結局1時まで騒いでしまったし、大丈夫であろうか・・・。

12月10日(金)

北の焼き物屋さんから届いたYes 「Open Your Eyes」を聴く。如何にもクリス・スクワイア主導らしくロックのパワーが爆発した力作と思われる。その他Pink Floyd 「A Momentary Lapse Of Reason」、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」など。

得意先へ挨拶に行くと担当者が不在であり、その部下の方と久しぶりにお話をする。「仕事上付き合って2年になるし、そろそろ一席設けたりしてもいいんじゃあないの?」ということである。勿論よりコネクションを深くしなさい、という意味合いであり、この方は実際に仕事がスムーズに行くように陰から色々とアドバイスして下さるので有り難いのである。だが、私は営業歴10年以上にもなるのに恥ずかしながら殆ど接待という仕事ををしたことが無い。性格的な問題もあるとは思うけど、年相応に当然そう言った行いが出来ないとおかしいんだよね本当は。ああもっと早くやっておけば良かったなぁ。

12月9日(木)
John Lennon 「Plastic Ono Band」、Ange 「新ノア記」、Pink Floyd 「A Momentary Lapse Of Reason」を聴く。

午前中一番町をフラフラしているとレンタルPhoto会社のK氏に会った。「まーたCD屋にでも行ってるんだろー。」と人聞きの悪い事を仰る。私の顔を見て漸くあの約束を思い出してくれたか、来週にはタンジェリーン・ドリームのレコードをごっそり貸してくれるそうである。よしよし。
某得意先に行くとたまたま社長の在社中で、見積りやら何やらについてあれこれとプレッシャーを下さったので、気分は重くなる一方である。たまたま近所にあった中古CD屋に寄ると私の精神状態に相応しいブツが目に付いたので迷わず購入した。「鬱」税込み740円也。狙ってるって?いやーそれほどでも。”Shine On”は持ってはいるものの、アレをそのまま車載するのはどうも気が引けるのでいずれは欲しいと考えてはいたのである。夕暮れに帰社途中久々に聴く。やはり重厚で私は好きである。「戦争の犬たち」はやっぱりパスしちゃうけどね。
12月8日(水)

Hatfield and the North 「The Rotters’ Club」、Arti+Mestieri 「Tilt」を聴く。Hatfieldsは”良く聴くと凄く高度な事をさらりと演って云々・・・。”と言われるが、良く聴いても何処が高度なのかさっぱり判らない私はやはり阿呆なのか。ただ、理屈は別としても確かに気持ちイイ音だし、癖になる作品で有ることは間違いない様だ。

滅多に肩凝りを感じないのだが今日は夕方から肩が重くて参った。先日も床屋で、「俺は腕立て伏せを毎日やっているから肩凝りとは無縁なのだ。」などと吹いていたのに何という様であろう。急に寒くなった為に只でさえ悪い姿勢がますます酷くなったせいだとは思うが・・・。
帰宅して昨日幼稚園で行われた発表会のビデオを確認。今年の年中組は例年になく台詞覚えが悪く、登場人物が全員ぼーっとして先生があたふたする場面が異様に多い。必要以上にはらはらしなければならず、見ていて非常に疲れる。長男はカラス3羽を騙して真っ黒に染めてしまう冷酷非情な悪徳染め物屋のフクロウを演っていたが、台詞を一ヶ所忘れたものの適度に笑いもとっており一安心する。何でもクラスでもみ手が一番巧いという事で抜擢されたらしいが、まあまあの出来であろう。

12月7日(火)

本格的に吹雪く中、Pink Floyd 「Dark Side Of The Moon」、Affinity 「Affinity」を聴く。

どうもCD屋が寂しい寂しいと私を呼んでいるような気がしてならないのだが急に仕事が立て込んできてそれどころでは無いのである。CDどころか10日のプログレ忘年会も私の都合で延期して戴く事になってしまった。(オレンジパワーさん、どうもすみません)・・・師走を甘く見ていた様である・・・。

12月6日(月)

Genesis 「幻惑のブロードウェイ」、Pink Floyd 「Wish You Were Here」を聴く。雨の日にはなかなかこの辺りが宜しい。

昼近くに得意先にお邪魔すると、社長から「丁度注文していたノート・パソコンが届くからセッティングしてけろ」と頼まれた。実際には納入業者がほとんどやっていたのを見守るだけに終わったが。何しろワープロすら触った事のない人なのだがこの業者は表計算ソフトの使い方を真面目に教えており、やや空回りしていた様子である。この社長がやりたいのは女の子とメール交換したりその筋の大人HPをウハウハ眺めるという2つのみ、と云う事を知っている私としては側で見ていておかしくて堪らないのであるが、やはり情熱というのは素晴らしいもので、生まれて初めてのローマ字入力に真剣に取り組んでいる姿には鬼気迫るものが感じられるのーよしよし。なんて呑気にヘラヘラしていると、2週間後の自宅出張インストラクターを約束させられてしまった。しかし私は得意先と云えどもその人の為とあらば決してその指導面において容赦はしない主義である。その辺ちゃんと解っているんだろうな。

12月5日(日)

昨晩は配偶者が子供を寝かしつけようとして自ら墓穴を掘って9時に爆睡したので、以前ごうきさんから戴いたM-BROS関係のビデオ(EL&P、Curved Air、Renaissanse、etc.)を観た。ソーニャさんの腹に興奮してしまったので、クールダウンする為にCaravanを聴きつつ寝る。

昨日撮って貰った写真のプリントが出来て来たので選択を検討する。私はフラッシュに弱いのかシャッターが降りる瞬間に目を閉じてしまう傾向が強く、3分の1はそれで駄目になってしまうのが辛いところだ。此処数年はこのパターンで年賀状を制作しており、年々家族が増え、比例して親の顔が老けて行く様を実感するひとときなのである。

12月4日(土)

昨晩はWishbone Ashのベスト盤を聴きつつ就寝。本日はプログレはお休み(の予定)である。

雑事でほぼは終了、夕方より年賀状用写真撮影の為知り合いのカメラマンのスタジオへ行く。何でもVIPの撮影があったとのこと正装であった。仕事でお付き合いを始めて十数年になるがこんな姿を見たのは初めてで驚いたの何の。最初に此の手の撮影をお願いしたのは7年前であるが、あっと言う間にどんどん人数が増えてしまった。向こうも驚いている様子ではある。

12月3日(金)

UK 「Danger Money」、Atomic Rooster 「Headline News」及びGenesis 「幻惑のブロードウェイ」を少々。

ついつい例によってグレート・ミュージックに寄ってしまい、全く予定に無かったAtomic RoosterのCDを買ってしまった。デイヴ・ギルモアがギターで数曲に参加していたからである。某本屋の駐車場で早速聴いたのだが3曲目で意識を失ってしまった・・・この選択は失敗だったかもしれぬ。
受注量が減った減ったと騒いでいたが、12月の声を聴くやいなや来ること来ること年賀状。まだまだ勘弁してくれる気配は無いようである。

12月2日(木)

EL&「Tarkus」、UK 「Reaching For The Light(Boot)」を聴く。

プログレオヤジも70年代には10代だった。2000年には30代最後の歳に突入することは当時から勿論ちゃんと予定されていたことである。自分が40歳になった頃には想像出来ぬ程オトナになって精神的にも雲を突き抜ける程成長している筈だったが・・・実際はこんなものだったのか、大した進歩も無かったのではないか、という言葉が頭を掠めて果たしてこんな事でいいのだろうかと柄にもなく真面目に省みることだってある。
数年前プログレ界におそるおそる復帰しつつあった時、10数年振りに高校の同級生に出会った。当時はクリムゾンやらなにやらを再び聴き始めた事に妙な後ろめたさがあり、そのことを告白すると、「何言ってんだよ。俺なんて未だに通勤の時”Supper’s Ready”聴いてるんだぜ!」と事も無げな答えが返ってきて、文字通り目の覚める思いがしたものだ。そうか!オヤジになってもプログレ聴いて良いんだ。その数ヶ月後、来仙していたEL&Pの公演を二人で観に行き、そしてこの思いに確信を持ったのだ。この友人に非常に感謝している事は言うまでもない。

12月1日(水)

Soft Machine 「Softs」、Spring 「Spring」、及びAffinity 「Affinity」を聴く。

今年最後の営業会議の日であった。会社としても個人的にも久しぶりに目標を達成する事が出来てまあ一息ついたというところではあるが、達成感ではなく疲労感を強く感じるのは、今後の展望が全く見えないからなんだろうな。依然としてトンネルの中を這いずり回っている様な感覚が続いているし、周囲の状況も芳しくなく今後も厳しい戦いが予想される。いずれにしろ、今月も納得出来る数字を残して正月を迎えたいところではあるが。
次女が本格的に歩行を始めるのも時間の問題の様である。大したシステムでは無いにしても、オーディオ・ラック扉のストッパーなど、早々に対策を検討せねばならぬ。

(99年12月の日常)

12月31日(金)

プログレ聴く機会は全く無し。

ジョージ・ハリスンが胸を刺されたと言うニュースに仰天。いよいよbeatlesが半分になるのかと思った。

神棚の掃除などする内に力が入り過ぎてご神体を1㎝ほど破壊。奇麗にしたので許しては頂けると思ったものの宝くじはおそらく無理であろうと覚悟していたが、目出度く300円当たった。合間を見て何を思ったか文芸春秋を買ってきてトイレに入った時など読む。東条英機などのミレニアム特集や宇多田ヒカル氏とダニエル・キイス氏の対談が面白かった。おそらくは英語で行われたからであろう。宇多田氏の洞察力は並大抵のものでは無く、年齢を考えると恐ろしい程の成熟度が窺える。

12月30日(木)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」。今年のプログレ聴き納めに為ろうとはこの時点では思いもせなんだ。

午後より配偶者の実家へ。自宅に居る時とは全く異なる態度ではあるが、年末の買い物に関わるお遣い事には嬉々として一人で赴く。勿論車中プログレが営めるからである。何故か「宮殿」のテープが置いてあったのである。

12月29日(水)

本日は掃除の為プログレ関係はお休み。1月5日まで営業車内プログレはお預けである。毎年のこととは言え、家人の目を盗んで細々と聴くしかない年末年始がスタートしたのであった。

今朝は妙に早く目が覚めてしまったので、仕方なく風呂の掃除をした。出社して社内の清掃をした。帰宅して照明器具を磨いた。明日からは配偶者の実家へ疎開である。
和尚がtwoの目標;一応プログレなど70年代関係を耐えて観る事。朝晩各1setの腕立て伏せは完遂する事。体重変動は+1㎏以内に留める事。

12月28日(火)

King Crimson 「紅伝説」Disc1,2,4を聴く。私にとって仕事納めにはクリムゾンが最適である。

例年通り納品の合間を縫って年末の挨拶回りに精を出していると、某会社社長から呼び出しがあり、インターネットに接続出来なくなったから何とかしてくれと騒ぐではないか。実はこの方はノートPCを購入したばかりで、先週の土曜日に基本的な使用法を伝授する為に自宅まで連れて行かれ、出会い系サイトへの「私は仙台の金持ち青年実業家ですお友達になって下さい」的なアホメールの代筆までやらされていたのであった。ところが大胆な初心者の彼は私がお暇して十分後にもう何処か適当にイジってしまい接続不能にしてしまっていたのである。正月の楽しみが消えてしまったとあんまり嘆くので押しまくるスケジュールを無理矢理調整して高速道路まで使って得意先へ辿り着き、問題はものの1分で解決したのでとっとと帰ろうとすると、血走った目で雑誌を持ってきて「このURLを入力しろ」と迫る。従って私は、最後に残ったクレーム処理の制限時間と闘いながら”特選秘密の覗き部屋”やら”仰天フリー画像”などと言った疲労度の増すWebへ次々とアクセスし、”お気に入り”へと登録して今年最後の奉仕活動に励むのであった。
まあそんな訳で仕事も終わりである。明日は午前中のみの出社、大掃除してさようなら。だがまだ年賀状の宛名書きも終わってないし、今年もあと3日しか無いというのが信じられない程雑用が溜まっているのだ。だから明日に備えてもう早く寝よう。

12月27日(月)

Cervello 「Melos」、Osanna 「Palepoli」、P.F.M. 「幻の映像」及び「甦る世界」を聴く。今日はイタリアン営業マンである・・・昼は路上駐車で牛丼だったが。「Melos」は一層洗練されたOsannaという印象。

某得意先担当者よりやっとブツを持ってきたとのTELがあり、回収に向かう。Tangerine Dreamのアナログをファーストから10枚、総てカセット・テープに落とすという条件にて拝借。更には今年最後の中古屋へ訪問し、以前より目を付けていたCervello 「Melos」・韓国紙ジャケ盤1,800円を入手。いつもながらSi-Wan Recordsは侮れぬいい仕事をしている様である。隣にはスパイロジャイラのBOXがあったが、これもこのレーベルの仕事であったと初めて知った。
そう言えば今日は配偶者の誕生日であった。しかしながら本日は子供達が楽しみにしていた二段ベッドが届く日でもあって、「今日は何の日?」と問えば当然「ベッドが来る日!」と答えるわな。実家から電話が来ても決して祝いの言葉が聞かれる訳でもなく、如何に久々に外食奢ってみても本人の気持ちが甦ることは無い。哀れである。人事じゃないけど。

12月26日(日)

日曜日につきプログレはお休み。

3日間掛けて大掃除をする計画の初日であったが、次女が妙に早起きをした上に昼より完全に熟睡状態に突入したが為に早くも頓挫。配偶者と長女はさっさと美容院に行ってしまい、長男・次女と留守番と相成った私は久々にHPの更新でもするべかと思いきや長男のディズニー・ソフトにPCを横取りされ、成り行きを見守って居る内に意識を失ってしまった。気がつけば夕方。休日とは儚いものである。

12月25日(土)

P.F.M. 「幻の映像」、「甦る世界」及び「クック」。

日本語の乱れが激しくなって来て久しいが、一説にはその元凶は若者世代よりもむしろオジさん&オバさん連中だと云われているらしい。こんな事書いちゃうと上司に怒られそうではあるが、私の職場の一部では尊敬語と謙譲語が入り乱れたかなり異質な日本語が使用されており、新人が入社する度に正しい話し方を指導しているのであるが、飲み込みが悪いのか周囲に影響され易いのか何時の間にやら見事に母国語破壊者の仲間入りをしているのである。得意先に電話を掛けて「▼☆さんはおりますか?」やら「あ、そうでいらっしゃいますか。」やらの会話が飛び交っているんだから尋常では無いのだが、この辺注意している私辺りの方が既に少数派であり、しかも最近では小うるさいオヤジ的に煙たがられている始末である。昨今では「年末早々」なんて云うクリエイティヴな表現を真面目に行う輩も登場するに至り、もはや私の眼の黒い内の矯正は不可能かも知れぬと諦めつつある次第。

12月24日(金)

Quatermass 「A Phantom Pteranodon」、Pete Townshend 「White City」及びYes 「Open Your Eyes」。

イヴ的混雑の道路状況からは何処へどう行っても逃げられず、既に納品軍団と化している我々にはとーっても辛い一日なのである。明日は最後の年賀状を届ける予定になっているのだが、まだまだ油断は出来ぬ。現に当社専務は、一昨日喪中欠礼状を納品したりしているのである。最も自分とて未だに年賀状の宛名書きは手つかず、X’masのプレゼントを外の隠し場所から密かに持って来なくてはならないと云うのに子供達は今日に限ってなかなか寝ようとしないし、先日某アンケート書き換え事件での怒りに任せて手刀で叩き折ってしまった掃除機のヘッド部品は年内に届くのか甚だ怪しい。こんな事で果たして無事に新年を迎える事が出来るのであろうか。

12月23日(木)

Quatermass 「A Phantom Pteranodon」。

ペペロンティーノとオレンジ・ジュース。当然の胸焼け。加えて二日酔いと軽い頭痛。メール2通。クリーニングと年賀状再制作分引き取り。1.5時間の出社と伝票作成。荷造り。妙に空いた仙石線。不味いコーヒー。ビートクラブのマーキー’81~’90;2,120円。新星堂でフロイド並べ替え。行き先を間違えたバスで脳内Fracture。ホイール交換。「ヴァリス」少々。猛烈な眠気。義父の握る寿司。干し柿。凍結路。そしてトランクから洩れるファービー人形の不気味な唸り声。

12月22日(水)

Greenslade 「Live」、Fruupp 「Modern Masquerade」など。

オレンジパワーさんとのプログレ忘年会であった。家族から「今日は早く帰ってきてね!」と云われても大体は「うーん、どうかな?」と応える私であるが、今日ばかりは6時前に帰宅、さっさとバスに乗って待ち合わせ場所に向かう。
本日は新潟の方が経営されている店をご紹介戴き、美味しい日本酒もグイグイやってしまった。リーゾナブルで美味しい料理が食べられるという人気の店で、特にダシ巻き卵が絶品であった。
例によっていろいろと興味深いお話を聞かせて戴いた。実はこんなミュージシャンがプログレマニア、なんて話はどこでも聞ける話では無い。そしてやはりこの方、音楽志向の幅が広いのには、毎回驚かされる。基本的にはPOPだったりするのであるが、通販で扱われている商品の関係からとてもコアなものばっかり聴いているというイメージをもたれる事が多いと嘆いておられた。相変わらず激忙の方で、某基督教系幼稚園に通うお子さんは、「今日はパパが帰って来ますように!」と毎晩お祈りしているそうである。無事に新年を迎えて欲しいモノである。ところでQutermass、本当にありがとうございました。

12月21日(火)

Mahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」、Greensladeの74年・ParisモノBOOT、Fruupp 「Modern Masquerade」を聴く。Mahavishnu Orchestraは初体験である。「Wired」でのヤン・ハマーのプレイのルーツを垣間見たような気がして(あくまでも気がするだけであるが)思わず運転中ニヤニヤとしてしまう。不気味なおっさんである。

微妙に喉と鼻の奧が痛くなる。相変わらず家族の誰かが風邪を引いている状況なので、ここは大事をとって病院で注射を打って貰った。この時期にまさか会社を休むわけには行かないのである。明日はオレンジパワーさんとプログレ忘年会が控えているしね・・・ってホントはそっちの方が大事だったりして。

12月20日(月)

Fruupp 「Modern Masquerade」、Grensladeの74年・ParisモノBOOTを聴く。Fruupp、だんだんヨクなって参りました。どことなく温かみのある趣が気に入ったのであろう。Greensladeの方は演奏時期は丁度今年出たオフィシャル・ライヴの中間にあたる模様。ファーストより以降はスタジオ盤を聴いていないこともあり、もう少し聴き込みが必要である。
夜、Mahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」を漸く録音する事が出来た。この所次女が夜更けまでウロウロしていて危険な為、レコードは回せなかったのである。明日こそ聴こう。

私は自分でBOOTを購入することは殆ど無い。だが何故かGOLDWAX誌は非常に好きで、昨年までは発売日前日からそわそわしている程だったのに、今日はグレート・ミュージックまで行っておきながら、手に取っただけで買わずに帰ってきてしまった。V.d.G.G. 「精神交遊」UK盤の素性をリサーチした後だったせいかもしれない・・・(はみるさん、残念ながらヴァージンでございました。ご教示大感謝です)気力が衰えたのか・・・なーんて事は勿論無くて、その替わりにCentipede 「Septober Energy」(2CD・3,200円也)をしっかり握ってはいた。参ったか。私はこの方面では立ち直りが早いのである。解るか解らないかは全く判らんが、兎に角一度は聴いてみなければならんのだ。

12月19日(日)

本日は日曜日につきプログレはお休み。

配偶者の実家で長男の誕生日のお祝いに玩具を買って呉れると云うので再び泉方面のトイザらスへと懲りずに向かう。当然昨日に増しての混雑の中、長男はまたしても「ゾイドのシールドライガー」という奴をせしめた。実家へ行き、10ヶ月になった次女の攻撃を避け台所のテーブルでやはり2時間を要して制作。しかしまあよくもあんなに込み入った玩具を考えつくものだ。今現在どこをどう組み立てているのか全く解らないという有様なのである。しかも出来上がってみるとちゃんと手足やら口やらが動いてライオンの形(昨日のはチラノザウルス型の恐竜の形)をしたロボットが歩き回るんだなーこれが。我々が子供の頃世話になった玩具に比べてとんでも無く複雑化している。これからますますこの傾向は強まるのであろうか。

12月18日(土)

本日は長男誕生日につきプログレはお休み。
でも昨晩はザ・ピーナッツの「エピタフ」とあいざき進也の「宮殿」を聴きつつ枕を濡らした。”To Summon Back The Fire Witch to The Court Of Crimson King”→”人生は流転の繰り返し♪”これって演歌でないの。

長男の誕生日プレゼントを買いに行こうとトイザらスへ開店前に到着し、30分前に入り口で待機。車中より眺めていると開店前だというのに入り口で並んでいる人が大勢居るのはクリスマス一週間前だから当然であろうが、実際入店してみると子供が居ない内にクリスマスのプレゼントを買って終おう!と思われる同世代?の夫婦者でごった返している。カウンターで例のポケモン金銀の件で店員に殴りかかんばかりの勢いで抗議しているパパ関係も見受けられ、毎年の事とは言え殺伐とした雰囲気が漂う玩具屋なのである。一応のモノを入手して脱出するとタイヤの具合がどうも妙である。動揺しつつ停車してみると左後輪の空気がすっかり抜けているので、一応タイヤ交換してから最寄りのスタンドへ行くと此処がまた修行中の娘を抱える家族経営。10代の娘が愛の鞭を滞り無く受けていると言ったリシュールさん好みのGSで、なかなか居たたまれない良い雰囲気である。要するにバッテリーを7年も交換せず走って居るような家族なもんで自業自得な訳であるが、ホイールが融雪剤の為に錆びつつありその隙間から空気が洩れているという立派に情けない理由だったのであった。
帰宅後はプレゼントの組立と次女の子守で一日終わる。いい加減に書いていると思われるかも知れないが、本日買わされた「ゾイドのデスザウラー」ってヤツは接着剤こそ使わないものの立派なプラモデルであった。制作には2時間掛かったが、なるほどことん考えられており、実際感心するのみである。

12月17日(金)

Fruupp 「Modern Masquerade」、Ange 「新ノア記」、King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」を聴く。毎日狂ったように宮殿ばかり聴いとるなぁ。

12月も半ばを過ぎると個人分年賀状の催促がやって来る。2,3日前に注文貰って今日どうしても持って来い、みたいなものも増えていく。大体そんな我が儘な事を言い始めるのは社長やら支店長やらのエグゼクティヴ・クラスの人だったりするのであるが、そんな訳で今日も例によってパンくわえながら「プログレッシヴ・ロックの70年代vol.2」を読みながら年賀状1点持って往復1時間半かけて納品に行くという実にありがたい有様である。この手のピークは来週前半まで続くのだろうか。

12月16日(木)

Yes 「Open Your Eyes」、Rick Wright 「Broken China」、King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」を聴く。

12月も半ばと言うのに妙に道路が空いているのは何故だ。2,3年前は渋滞にイライラする毎日だった筈である。これも不況の成せる業か。そんな12月中旬の木曜日的な腑抜けた街だが今日はこの空き具合に心から感謝する事となった。簡単に見つかる予定であったFruupp 「Modern Masquerade」を探し回る運命が待っていたからである。何件回ったかをここに明記すると、私と私の家族の将来に暗雲が射すのでそれは遠慮しようと思う。さて結局は新星堂(・・・PINKさんがワゴンセールの混沌の中にあった「おせっかい」と「原子心母」を一面表側に並べて逃げて来た・・・)で何とか発見することが出来、しかも明日発売予定の「宮殿」24bit国内盤を合わせて購入する幸運にも恵まれたのである。
Fruuppは明日の楽しみに温存しておく事にして、取りあえずRick Wrighさんに途中退場して戴き、「宮殿」を早速聴く。車中の試し聴き(いやーいつもか?)ではあったが、従来盤と比較すると全般にエネルギーの感じられる音である。”エピタフ”など、ヴォーカルが前に出てきたような印象もある。これは特に気のせいかもしれないが、同曲1:00前後から流れる微かなメロトロンの音までが鮮明に聞こえるのは不思議だ。それにしてもこの種のブツを手にすると、俄然イイオーディオ環境が欲しくなってくるよなぁ。耳の善し悪しもあれど、やはりちゃんとしたシステムでその違いを体験したいものだと切実に思う。

12月15日(水)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」、Genesis 「Archive」Disc1&2を聴く。

クリスマス・プレゼントの締め切りは今日!とサンタさんから通達があった事は子供達に云ってあったのだが優柔不断な長女は決めかねたまま学校に行ってしまった。サンタさんに総て任せると言うのだが、後で公開しても知らないもんね。
今日は遂に零下の朝を迎えた。冬がいよいよのさばり始めた訳である。現在は家族5人で6畳間に寝る事が出来ない為、私だけ一人で北の寒い部屋に疎開している。秋口までは夜一人でプログレをしみじみ聴いたり優雅に過ごして居たのだが、最近は寒くてそれどころでは無いのである。早く何とかして欲しいのである。
さて、明日は「当世仮面舞踏会」明後日は「宮殿」と紙ジャケ2連戦が控えており、漁盤は自粛しようと思っていたのに、たまたま昼にカレーを食したが為に隣のTUTAYAを覗く羽目になってしまった。折しも輸入新品のワゴンセールを地味にやっていたが、そこで私が発見したのは・・・Rick Wrightの「Broken China」税込み300円。そりゃあ勿論買いましたよ貴方。そんな訳でPINKさん、御免なさいなのです。

12月14日(禍)

Pink Floyd 「Delicate Sound Of Thunder」の続き、及び紙ジャケ準備の為King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」レコード落としテープを聴き始める。

午後一番から部下のフォローの為大事な打ち合わせが控えていたので、午前中に大体の納品を終え目的地に向かう途中呼び出し。11月に納品したカレンダーの中から運送業者の不備により破損していたものが出てきたという。即Uターンして得意先への謝罪、帰社して再度納品へと久々に慌てた。ゆっくり食事する間も無いので例によって暴走しながらパンなど貪る。本日は新しい試みとしてフライド・チキンも食べた。そう言えば以前知り合いだった同業者の先輩営業マンで、運転しながら(しかもマニュアル車)弁当を処理するという強者が居た。ステアリングと腹の間に弁当箱を挟んでムシャムシャ食べるのである。最も100㎏以上の体重を背負っていた人だから出来た芸当であろう。当時は一日5食消化しないと身体が持たない、などと言っていたものである。先日会ったら糖尿病と高血圧と脂肪肝への切符が欲しい?なんて医者に脅されて大分痩せていたので、もうその得意技は封印された模様であった。誠にもって残念なことである。

12月13日(月)

「NHK-FM;プログレ・ベスト20」、Pink Floyd 「Delicate Sound Of Thunder」を聴く。いずれもPINKさんよりのお土産である。やはり70年代は四大バンドは強かったのね。それにしてもEL&Pの当時のは圧倒的人気振りを改めて実感。ところでおまけに入れて戴いた80年代の「エコーズ」、なかなか良いですなー。でも「エコーズ」はもう少し静かに聴けんかいなーと思うのは私が日本人だからか。

昨晩はどうも興奮して寝付かれず今日は朝から果てしなく眠かった。やはり私は6時間は寝ないと駄目である。だが予想した通りこの様な日に限って得意先からの強引な呼び出しが多く苦労するものなのだ。
それにしてもあれほど巷に溢れていたYesやEL&Pの紙ジャケは一体何処に消えてしまったのであろうか?そりゃ勿論プログレオヤジの家庭に息づいているに決まっているのだが、中古屋になかなか出てこないのはやはりそれなりの決意を持って購入する人が多いからなのか。
 
12月12日(日)

漁盤移動車中にてPINKさんとPink Floyd 「Wish You Were Here」を聴く。

昨晩携帯の電源を入れていたのに音量の設定を間違えていた為にPINKさんからの重要な連絡を受け取る事が出来ず、これが後々に時間のロスの原因となる。本当に申し訳有りませんでした。
朝8時半まで寝たせいかビールが旨かったからか二日酔いには全くならず。岩沼駅より東北本線にて仙台駅へ。11時G・ミュージック中央本店着、手堅く新幹線にて来仙されたPINKさんと合流。以降既に開店時間に間に合わなかった2店を除き16店を漂流した。相性の良いG・M宮町店を締めくくりにPINKさんはまずまずの成果であった模様。いずれご本人より別宅にてご報告があると思われる。私はGentle Giantの瓶詰蛸CD1,100円とMahavishnu Orchestra 「Birds Of Fire」レコード700円を購入。紫さんご用命のYes紙ジャケ関係だが、残念ながらメジャー所では尽く振られてしまった。意外な店にあるかも知れないのでこれは引き続き捜索する事にする。
いつもながらPINKさんの情熱には脱帽するのみ。また暖かくなったらレコード祭りなどのスケジュールに合わせて是非いらして戴きたいモノである。焼き物とビデオのお土産ありがとうございます。それから牛舌、どうもご馳走様でした!

12月11日(土)

タイヤ交換をしながらUK 「Danger Money」を聴く。

お馴染み故バリー・ゴットバーの肖像画が表紙にデカデカと載っているという雑誌「ストレンジ・デイズNo.6」が本屋に出ているという情報を入手し、遅まきながら買いに行く。クリムゾンの特集はまあまあであったが、巻末近くに”「ザ・コレクターズ・キング・クリムゾンVol.2」が来年1月19日発売決定”の報もあり、いよいよ大変な事になったわい、と気を引き締める私であった。
今日は長女の友人宅に一足早いクリスマス・パーティーということで家族でお泊まりである。うーんどうも飲み過ぎたよーな気が。何しろ業務用生ビール樽が用意されており、あまりの旨さに3人(私と配偶者&友人パパ)で7㍑ぜーんぶ飲んでしまったのであった。明日のPINKさん襲来に備えて早く寝ようと思ったが結局1時まで騒いでしまったし、大丈夫であろうか・・・。

12月10日(金)

北の焼き物屋さんから届いたYes 「Open Your Eyes」を聴く。如何にもクリス・スクワイア主導らしくロックのパワーが爆発した力作と思われる。その他Pink Floyd 「A Momentary Lapse Of Reason」、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」など。

得意先へ挨拶に行くと担当者が不在であり、その部下の方と久しぶりにお話をする。「仕事上付き合って2年になるし、そろそろ一席設けたりしてもいいんじゃあないの?」ということである。勿論よりコネクションを深くしなさい、という意味合いであり、この方は実際に仕事がスムーズに行くように陰から色々とアドバイスして下さるので有り難いのである。だが、私は営業歴10年以上にもなるのに恥ずかしながら殆ど接待という仕事ををしたことが無い。性格的な問題もあるとは思うけど、年相応に当然そう言った行いが出来ないとおかしいんだよね本当は。ああもっと早くやっておけば良かったなぁ。

12月9日(木)
John Lennon 「Plastic Ono Band」、Ange 「新ノア記」、Pink Floyd 「A Momentary Lapse Of Reason」を聴く。

午前中一番町をフラフラしているとレンタルPhoto会社のK氏に会った。「まーたCD屋にでも行ってるんだろー。」と人聞きの悪い事を仰る。私の顔を見て漸くあの約束を思い出してくれたか、来週にはタンジェリーン・ドリームのレコードをごっそり貸してくれるそうである。よしよし。
某得意先に行くとたまたま社長の在社中で、見積りやら何やらについてあれこれとプレッシャーを下さったので、気分は重くなる一方である。たまたま近所にあった中古CD屋に寄ると私の精神状態に相応しいブツが目に付いたので迷わず購入した。「鬱」税込み740円也。狙ってるって?いやーそれほどでも。”Shine On”は持ってはいるものの、アレをそのまま車載するのはどうも気が引けるのでいずれは欲しいと考えてはいたのである。夕暮れに帰社途中久々に聴く。やはり重厚で私は好きである。「戦争の犬たち」はやっぱりパスしちゃうけどね。
12月8日(水)

Hatfield and the North 「The Rotters’ Club」、Arti+Mestieri 「Tilt」を聴く。Hatfieldsは”良く聴くと凄く高度な事をさらりと演って云々・・・。”と言われるが、良く聴いても何処が高度なのかさっぱり判らない私はやはり阿呆なのか。ただ、理屈は別としても確かに気持ちイイ音だし、癖になる作品で有ることは間違いない様だ。

滅多に肩凝りを感じないのだが今日は夕方から肩が重くて参った。先日も床屋で、「俺は腕立て伏せを毎日やっているから肩凝りとは無縁なのだ。」などと吹いていたのに何という様であろう。急に寒くなった為に只でさえ悪い姿勢がますます酷くなったせいだとは思うが・・・。
帰宅して昨日幼稚園で行われた発表会のビデオを確認。今年の年中組は例年になく台詞覚えが悪く、登場人物が全員ぼーっとして先生があたふたする場面が異様に多い。必要以上にはらはらしなければならず、見ていて非常に疲れる。長男はカラス3羽を騙して真っ黒に染めてしまう冷酷非情な悪徳染め物屋のフクロウを演っていたが、台詞を一ヶ所忘れたものの適度に笑いもとっており一安心する。何でもクラスでもみ手が一番巧いという事で抜擢されたらしいが、まあまあの出来であろう。

12月7日(火)

本格的に吹雪く中、Pink Floyd 「Dark Side Of The Moon」、Affinity 「Affinity」を聴く。

どうもCD屋が寂しい寂しいと私を呼んでいるような気がしてならないのだが急に仕事が立て込んできてそれどころでは無いのである。CDどころか10日のプログレ忘年会も私の都合で延期して戴く事になってしまった。(オレンジパワーさん、どうもすみません)・・・師走を甘く見ていた様である・・・。

12月6日(月)

Genesis 「幻惑のブロードウェイ」、Pink Floyd 「Wish You Were Here」を聴く。雨の日にはなかなかこの辺りが宜しい。

昼近くに得意先にお邪魔すると、社長から「丁度注文していたノート・パソコンが届くからセッティングしてけろ」と頼まれた。実際には納入業者がほとんどやっていたのを見守るだけに終わったが。何しろワープロすら触った事のない人なのだがこの業者は表計算ソフトの使い方を真面目に教えており、やや空回りしていた様子である。この社長がやりたいのは女の子とメール交換したりその筋の大人HPをウハウハ眺めるという2つのみ、と云う事を知っている私としては側で見ていておかしくて堪らないのであるが、やはり情熱というのは素晴らしいもので、生まれて初めてのローマ字入力に真剣に取り組んでいる姿には鬼気迫るものが感じられるのーよしよし。なんて呑気にヘラヘラしていると、2週間後の自宅出張インストラクターを約束させられてしまった。しかし私は得意先と云えどもその人の為とあらば決してその指導面において容赦はしない主義である。その辺ちゃんと解っているんだろうな。

12月5日(日)

昨晩は配偶者が子供を寝かしつけようとして自ら墓穴を掘って9時に爆睡したので、以前ごうきさんから戴いたM-BROS関係のビデオ(EL&P、Curved Air、Renaissanse、etc.)を観た。ソーニャさんの腹に興奮してしまったので、クールダウンする為にCaravanを聴きつつ寝る。

昨日撮って貰った写真のプリントが出来て来たので選択を検討する。私はフラッシュに弱いのかシャッターが降りる瞬間に目を閉じてしまう傾向が強く、3分の1はそれで駄目になってしまうのが辛いところだ。此処数年はこのパターンで年賀状を制作しており、年々家族が増え、比例して親の顔が老けて行く様を実感するひとときなのである。

12月4日(土)

昨晩はWishbone Ashのベスト盤を聴きつつ就寝。本日はプログレはお休み(の予定)である。

雑事でほぼは終了、夕方より年賀状用写真撮影の為知り合いのカメラマンのスタジオへ行く。何でもVIPの撮影があったとのこと正装であった。仕事でお付き合いを始めて十数年になるがこんな姿を見たのは初めてで驚いたの何の。最初に此の手の撮影をお願いしたのは7年前であるが、あっと言う間にどんどん人数が増えてしまった。向こうも驚いている様子ではある。

12月3日(金)

UK 「Danger Money」、Atomic Rooster 「Headline News」及びGenesis 「幻惑のブロードウェイ」を少々。

ついつい例によってグレート・ミュージックに寄ってしまい、全く予定に無かったAtomic RoosterのCDを買ってしまった。デイヴ・ギルモアがギターで数曲に参加していたからである。某本屋の駐車場で早速聴いたのだが3曲目で意識を失ってしまった・・・この選択は失敗だったかもしれぬ。
受注量が減った減ったと騒いでいたが、12月の声を聴くやいなや来ること来ること年賀状。まだまだ勘弁してくれる気配は無いようである。

12月2日(木)

EL&「Tarkus」、UK 「Reaching For The Light(Boot)」を聴く。

プログレオヤジも70年代には10代だった。2000年には30代最後の歳に突入することは当時から勿論ちゃんと予定されていたことである。自分が40歳になった頃には想像出来ぬ程オトナになって精神的にも雲を突き抜ける程成長している筈だったが・・・実際はこんなものだったのか、大した進歩も無かったのではないか、という言葉が頭を掠めて果たしてこんな事でいいのだろうかと柄にもなく真面目に省みることだってある。
数年前プログレ界におそるおそる復帰しつつあった時、10数年振りに高校の同級生に出会った。当時はクリムゾンやらなにやらを再び聴き始めた事に妙な後ろめたさがあり、そのことを告白すると、「何言ってんだよ。俺なんて未だに通勤の時”Supper’s Ready”聴いてるんだぜ!」と事も無げな答えが返ってきて、文字通り目の覚める思いがしたものだ。そうか!オヤジになってもプログレ聴いて良いんだ。その数ヶ月後、来仙していたEL&Pの公演を二人で観に行き、そしてこの思いに確信を持ったのだ。この友人に非常に感謝している事は言うまでもない。

12月1日(水)

Soft Machine 「Softs」、Spring 「Spring」、及びAffinity 「Affinity」を聴く。

今年最後の営業会議の日であった。会社としても個人的にも久しぶりに目標を達成する事が出来てまあ一息ついたというところではあるが、達成感ではなく疲労感を強く感じるのは、今後の展望が全く見えないからなんだろうな。依然としてトンネルの中を這いずり回っている様な感覚が続いているし、周囲の状況も芳しくなく今後も厳しい戦いが予想される。いずれにしろ、今月も納得出来る数字を残して正月を迎えたいところではあるが。
次女が本格的に歩行を始めるのも時間の問題の様である。大したシステムでは無いにしても、オーディオ・ラック扉のストッパーなど、早々に対策を検討せねばならぬ。レコード針なんぞ破壊されたりしたらこりゃ大変だ。

11月30日(火)

Greenslade 「Live」、King Crimson 「太陽と戦慄」。ああ、月末にクリムゾンは良く似合う。

朝は調子が良かったのだが、夕方になって鼻水の勢いが強くなって来た。噂では今度の風邪は結構長引くらしい。明日こそ時間つくって病院に行こう。
某得意先に行くと「晴山さん、●◎新聞のTさん知ってる?」なんて聞かれた。「7月に会ったけど、なんで?」。厭な予感がした。私は仕事用の名刺の裏面に同盟&弊HPのURLを印刷している・・・何故かって?それは私が印刷屋だから。いやー答えになってませんね。「Tさん、先日いらっしゃって私と話してたんですよ。晴山さんのHPってオタクなんだよなーって。」でもそれって私がオタクってことだよな。いやー嬉しいけどなんか照れちゃうよなぁ。

11月29日(月)

Third Ear Band 「(本当の)Macbeth」、Ange 「Au Dela Du Delire」一回半、Miles Davisを少々。

年賀状は峠を越えたかと思っていたがまだまだ勘弁しては呉れない様子であるが間違いなく受注量は減っている。微妙な仕事に成りつつあるなぁ。
今日はどうも冴えない体調と冴えない仕事振りで一日が終了してしまった。声がちゃんと出ないので、電話に出て話すのが非常に面倒である。

11月28日(日)

不調の為プログレ休もうと思ったが、アイロン掛けと靴磨きをしながらUK 「Danger Money」、無人精米所への道すがら車中にてジョン&ヴァンゲリス。

風邪の症状が本格的になってしまった。長女だけがピンピンしており、残り4人はみんな鼻水だらだらの悲惨な一家である。私はというと起床後既に「プレ~イ~・ガール~」と呻けそうな声になってしまっており、今日は大人しく過ごす。 正直言って後一日は休みたい所である。

11月27日(土)

UK 「Danger Money」及びThird Ear Band 「(本当の)Macbeth」を聴く。

昨晩は久しぶりに両方の鼻が詰まってしまい息苦しさで目が何度も醒めた為、本日は最悪の体調である。更に止せば良いのにやはりどうにも気になって仕方が無かったので一番町の某所で行われていたレコード・フェアに鼻水流しながら乱入。だがやはり頭がぼーっとして正常な判断が不可能であり、以前より探索中であったAnge 「Au Dela Du Delire(新ノア記)」国内盤1,600円税別のみを購入、丁度得意先より呼び出しがあったので早々に退散した。この時点より悪寒と関節の痛みが感ぜられた所を見ると、鼻炎と思っていたのは風邪の症状だったのではないかと思われる。

昨日の某老舗醤油屋の話ではあるが、配偶者に聞いた話では、以前子供をおぶって其処を急襲した際に、「おやーっ。今時×点おんぶとは珍しい!良いね良いねー。」という話を賜ったことがあるので、私を喜ばせて呉れた言葉もおそらくは単なる挨拶替わりであろう、という結論に達した。

11月26日(金)

UK 「Danger Money」、Arti+Mestieri 「Tilt」及びThird Ear Band 「(本当の)Macbeth」を聴く。ウナマスさんより戴いたテープのお陰で、私のCD「Macbeth」の中味は実は別のアルバムで有ることがいよいよはっきりした訳であるが、傾向はほぼ同じ作品の様である。ウナマスさん、私の偽「Macbeth」もきっと気に入る筈。待っててね。

どうしたことか朝から鼻水が止まらないのである。昨晩「スターシップ・トゥルーパーズ」なんぞ観たからか?ダニ・アレルギー対策の為ここ2ヶ月間ずっと抗ヒスタミン剤と点鼻薬を使用、何とか抑えてきたつもりだったが今朝から症状が一変してしまった。風邪と思われる症状は他に一切診られないのでやはり鼻炎が悪化したのであろう。一日でティッシュ・ボックス半分も使ってしまってもう鼻の下部が炎症を起こしてひりひりするし、打ち合わせもまともに出来ずイライラするばかりである。帰宅してみれば配偶者と次女は風邪ひいてゼーゼー言ってるし、朦朧としてきた私は死角にあった手鏡を足で踏んで割ってしまうし、この家は危険極まりない状況である。週末が心配だ。
気が滅入ってくるので、明るい話題(私だけにとって)を書こう。今日仕事途中で配偶者に頼まれていた特製の麺つゆを買いに某老舗醤油屋へ寄った際、急いでいたので路上に駐車してワイシャツ姿で店に飛び込んだら、そこのおかみさんに「あらー若いっていいね!オニイさん。良いね良いねー。」なんて言われちまったぜ。「いやーもうオヤジなんですけんど。」と応えてはみたものの内心嬉しかったのは事実である。いや待てよ。「若い」なんてお世辞言われて素直に喜ぶのは確かにオヤジの証拠ではないのか。

11月25日(木)

The Nice 「Five Bridges」、UK 「Danger Money」を聴く。昨夜、キース・エマーソンの昔のインタビューを読んでいた為であろう、いつのまには鞄に入っていたのである。エマーソンによれば、EL&Pは別に「Niceと違うことをやろう!」というコンセプトでスタートした訳では無かったらしい、と初めて知った。

ところでどうしてレコード・フェアって25日過ぎにあるのだろう。世間は給料日らしいが、当社は月末。今週末にも一発イベントが有るらしいが、先立つモノが無い身としては指をくわえて眺めている他はない・・・などと愚痴を書く私の横では、配偶者が一心不乱に長男’s学芸会用の被りモノ雪ダルマの頭部を制作中である。私?私は当然の様な顔をしてビールを呑んでいる。どうも身体がだるいし、今日はとっとと早く寝よう。

11月24日(水)

UK 「Danger Money」、Arti+Mestieri 「Tilt」を聴く。ああ、私は馬鹿だ。”Carryinng No Cross”がこんなにスリリングだったなんて気が付かなかったのだ。

昨晩は思いの外ぐっすり眠れたが、朝起きてからはやはりどうも落ち着かない状態が続いていた。つくづく厭になる程小心者である。そこそこの個人的なお宝をリクエストされており、持っていかなければならなかったのだが、慌てていたのかレコードを一枚忘れてしまった。*だが、実際約束の時間に「アミューズ」のIさんとお会いしてからの1時間50分、写真撮影を除いては結局殆ど私だけが話し続けていたような気がする。この辺、やはりインタビュアーはプロなのだろうか。
基本的には同盟HPのコンセプトと今回の企画意図がうまく合致したということのようで、それは我々にとっても願ったり叶ったりである。途中の原稿も拝見出来るというのも有り難い。まだまだ話残した事があるように思われて仕方がないのだが、それはいずれメールでもさせて貰おう。
*結局持参したのは「アースバウンド」と「USA」のレコード・ジャケットと「シャイン・オン」BOXの空箱、PINKさんに戴いたCrimson本、「ブリティッシュ・ロック集成」といったさほど珍しくもないブツである。いずれもIさんが本撮影のため東京にお持ちになったのである。また、撮影はIさん自らがカメラマンとなり某ホテルのロビーでゲリラ的に行った。私は殆ど同じポーズ。コメカミの状況を見ると床屋へ行ったのは明らかに失敗だったと言える。

11月23日(火)

国民の祝日の為プログレはお休み。本当は勤労を感謝されて一日聴いていたいオヤジではある。

月末も近くなるとついつい配偶者の実家へと足が向くのである。車で5分位の所にかつてEL&P赤箱を購入した中古屋があり、いつも単身脱出の機会を伺ってはいるのだがうまく事が運んだ試しは少ない。今日も長男とふざけていて眼鏡のフレームを変形させてしまい、直ぐにパリミキへ赴いたのだが、修理完了後にその中古屋の前を通過したものの配偶者が同乗していたのではどうにも成らない。「バーゲン中!」の張り紙を虚しく眺めるだけである。
例の取材に備えて床屋へ行く。

11月22日(月)

The Flower Kings 「Scanning The Greenhouse」。真面目にプログレしていて非常に好感が持てるバンドである。音的にはジェネシスの影響が最も強いのであろうか?Arti+Mestieri 「Tilt」。いやドラムが凄いです。これはしばらくハマりそうである。

昨日は次女を抱っこしている時間が長かった為(しかも抱いたままスクワットもしたので)足腰がややだるい感じ。しかも今日は寄りによって荷物担階段登って、という仕事がやたら多く堪えた。とは言うものの至って比較的平穏な一日。休日に挟まれた一日のせいかどうかは知らないが、交通量も少なく不気味である。年賀状も例年に比較すると少なく不気味である。2年前、登場した厳しい担当者によって仕事を切られた得意先から、「また仕事して」というお話があった。何があったかは知らないが・・・いよいよこれは不気味である。

11月21日(日)

本日こそ日曜日につきプログレはお休み。

長女&長男のお友達のお宅にお邪魔する。いやー新築の家っていいなあ。借家しかも100世帯が住む団地住まいの私たち一家にとってはまさに垂涎ベタベタである。それにしても4家族・子供だけで11人が一日中走り回っているのは壮絶である。招待される方は兎も角、呼ぶ方は大変だ。
ご一緒したパパさん達からは面白い話を一杯聞くことが出来たが、中でも資源回収等にかかわている方の話は興味深いものであった。いわゆる「粗大ゴミ」の回収の話なのだが、最近はまさに”粗い大きなゴミ”が増えつつあり、想像を絶するものが置いてある。統計的に最も多いのが布団で、その間に生きている猫の子供が挟まっていたとか、古ぼけた兜があったので試しに古美術商に持っていったら70万円で売れた、なんて話もあったらしい。今までで実際に回収する事になって最も驚いたブツは”橋本”と字堀り済みの「墓石」だったと言う。何でも橋本内閣が倒れちゃった時で、あれって洒落だったのかなぁー、なんて言っておられたが。そしてこれは幸いにもこのパパとは別班の仕事だったそうだが、(気の弱い方はここで他のページにジャンプして下さい)3ドア冷蔵庫に生首一本入っていたこともあったそうな。

11月20日(土)

休日につきプログレはお休み・・・の予定だったが家族がとっとと寝てしまったので、本日札幌から届いたYes 「Something Coming」を聴きながらこれを書いている幸せよ。

天気も良いのに家に居た。メールを書いたりしていただけなのに、次女が起きている間は何も出来ない。ハイハイのスピードも更にUPし、放って置くとキーボードを滅茶苦茶に叩き始めるので油断がならないからである。私は居間に小さなテーブルを宛われて胡座をかき、小さくなってパソコンに向かっている訳で、この次女にとっては格好の標的なのである。従って感想文の追加もLISTの更新も「仙台プログレMAP」も遅々として進まず、と一応言って置こう。
夕刻、毎日新聞社・アミューズ編集部の方から電話。「プログレオヤジ同盟」HPの記事を掲載して下さるとの事で、来週御来仙戴いての取材と決定した。”プログレオヤジ”の存在を世間一般に広めるまたと無い機会である。その内、「プログレオヤジ同盟の連中がウルサイし、仕方ないからこれもCD再発するかー。」なんて巨大な(?)影響力に発展したりしてね。うはははは。んじゃまず床屋行こう。

11月19日(金)

UK 「Night After Night」、Arti+Mestieri 「Tilt」。その他、UKのテープの裏面に(いつだったかすっかり忘れたが)当時好きだった諸々の曲を聴く。Jimi Hendrixの「バークレー版・汽笛の響き」なんぞも久々であった。ところで、「Tilt」はRefugeeさんがおっしゃっていた通りイタリアン・カンタベリーでないの。私も1曲目聴いて「こりゃ一時期のSoft Machineでないべか。」と思っただ。

今日はただ全くもってひたすら無我夢中で五里霧中の納品に終始する一日であった。重い頭を使わないのは週末に打ってつけなのだが、やはり疲れる事に変わりは無い。何よりも寝食を忘れて事に熱中することの出来ない私には、配偶者弁当にありつけたのが3時、というのが何より堪えた。腹が減ると頭が本当にボーっとするのだ。従って運転は非常に危険だったりするのであるが適当に食べりゃぁ良いモノを、一段落しないとどうも落ち着いて食物に臨めないから始末が悪いのである。よって今日はへろへろになって帰社。・・・と、何とFMからロジャー・ダルトリーでも無くグローバーでも勿論無く、テイラー・・もういいか。「ファイナル・カット」が流れているではないか。ここまで波がやって来ているとは。愕然とするばかりである。すかさず後ろから会社の女の子が「晴山さん、フォーラスで何か70年代ロックのイベントやってるらしいですよー!」。おお、有り難きは同僚かな。何て事をば教えてくれるのだろう。

11月18日(木)

Yes 「Ladder」、Affinity 「Affinity 」を聴く。

某金融機関のカレンダー納品完了、万歳である。所々悔いは残るものの、やれるだけの事はやったのでまあ良しとしよう。
無事一段落した気の緩みだろうか、丁度12時にはグレート・ミュージック本店の汚い(失礼)ビルの前に自然に佇んでいる己を発見した。訪れるのは一ヶ月ぶり・・・あくまでも記憶であるが。今回驚いたのは商品の入れ替えが大分行われて居たことである。どうもこの所、私の志向を見透かしたようにイタリアものがどしどし入荷される困った店なのだ。まあ今日はArti+Mestieri 「Tilt」邦盤CD1,500円だけで勘弁してやったが、何と初めて見るLocanda Delle Fate のセカンドやらAREAやら笑っちゃうほどYesだという噂のStar Castleやらそそられるブツが夥しい。12月は長男と配偶者の誕生日とええとクリスマスが手ぐすね引いて待っていることだし、少々購買行動も地味にせにゃならんと言うのに・・・。

11月17日(水)

Yes 「Ladder」、King Crimson 「紅伝説」Disc2を聴く。「Ladder」は考えていたよりも良い。個人的には10曲目が素晴らしいと思う。やはりあのバリバリ唸るベースは牛タンに七味が欠かせぬ如くYesに無くてはならぬ音。

昼休み「小津安次郎の謎(劇画)」なる本を発見し思わず立ち読みにて一気に読了。分かり易くて宜しい。終盤小津が死の床にて嗚咽する場面では思わず涙と鼻水。ああ映画観たくなって来た。・・・ただ、冒頭に主人公の雑誌編集者(?)が小津の事を知らなかったという下りは現実の事として妙に説得力があったのが気になる。
クレームの対応は収束に向かいそうでほっとする。明日は漸く納品にこぎ着けたし、何とか無事に済んで欲しいものである。

11月16日(火)

King Crimson 「太陽と戦慄partⅡ×?」、Yes 「Ladder」(まだ1/3)。

昨日のクレームの件に気がどうも重く(昨晩つい観てしまった”イレイザー・ヘッド”も影響している。やはり止せば良かった。)、元気を出す為に”太陽と戦慄partⅡ”をしつこく聴く。昼懸案の梯子をHMVにて捕獲後「レコードコレクターズ」誌の今月号を立ち読みすると、「宮殿」及びフロイドの壁ライブは来月発売とあり安心する。「宮殿」はこの本でも特集をするらしいので、楽しみが増えたというものである。いずれもまだ一ヶ月先だが、この阿呆みたいに身体だけばたばたしている日々にあっては数少ない楽しみなのである。
本日近所の会社がまた一社倒産。

11月15日(月)

King Crimson 「A Day At The Edge Of The World」、”Fracture”及びYes 「危機」など。

昼食時、HMV一番町店にて梯子初回盤の生存状況を確認し明日の入手準備(後ろに隠す、etc.)をした後、別の中古屋に行くと折しも”アナログ3枚1,000円セール”開催中であった。ついふらふらひれほれとOff Courseの「この道をゆけば」、「ワインの匂い」及び「LIVE」を購入、LP4枚だから得した気分である・・・って何故いまOff Courseかと言うと以前某ボードに書いたことがあるので詳述は避けるが、概ねオヤジ特有の青春回顧機能が作用したのであろう。
早めに帰社して梱包作業に勤しむ予定だったが、某金融機関より昨年の物件に著作権上のトラブルが発生したとの連絡があり、例によって”Fracture”を聴きながら担当者の元へと急行する。早期解決に向けて特別の努力が必要となりそうなああこの一週間である。

11月14日(日)

日曜日の為プログレはお休み。

昨日土産に貰ったじゃじゃ麺に朝から大蒜をたっぷり利かせて食べたまさに常識知らずの夫婦である。だがやはり旨い。本場白龍の味が懐かしいが、大分有名になってしまったので今や休日は行列で大変であろう。
伊藤忠関係の安売りオベントの招待券が流れて来たので、新港方面の会場に行くことは行ったのだが、駐車場の行列に恐れを成して帰って来てしまった。当家の辞書に忍耐という言葉は無い。帰宅後は長男の自転車の練習に付き合う。補助輪を片方外してみたものの、道は遠い様である。

11月13日(土)

新幹線車中・往路でAffinity 「Affinity 」。”All Along The Watchtower”の熱演が素晴らしい。ハモンド好きには堪えられない1曲であろう。帰路はパレポリの予定だったのだが、CDプレーヤーがバッグの中で勝手に動いていたらしく既に電池切れであった。

親戚筋の葬式の為、日帰りで盛岡へ。生まれ故郷とは言え仙台での生活の方が長くなってしまった私にとってこの季節のかの地の寒さは脅威であったが、意外に日差しも暖かく穏やかな気候。折しも故人の人柄を偲ばせるかの様な一日であった。
久々に弟に会い、Cinefexのバックナンバー(ブレードランナー特集号)を受け取り、「メイキング・オブ・ブレードランナー」の話など。ついでにNEC機に外付けCD-Rを取り付けるコツなどを伝授される。持つべきモノは賢い兄弟である。
帰仙時に時間がちょっとあったので、盛岡駅構内で催されていた中古市に当然ズルズルと引き寄せられる。CDは大したモノ無し。レコードはなかなか面白いブツがあったが、Atollのセカンド&サードが各3,000円というレベルで、残念ながら少々高かった。

11月12日(金)

Pink Floyd 「Delicate Sound Of Thunder」Disc1、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」、Il Balletto Di Blonzo 「YS」及びAtoll 「夢魔」。

いやー一週間が長いこと長いこと。そんな風に感じるの只々忙しないからであろう。年末だから仕方ないと言えばそれまでだが。一方年賀状の出足がここ数年の中で最も鈍い。パソコン普及の影響が最も大きいのだろう。何しろ当社の社員だって自分で作っていたりするのだから何をか言わんや、である。ああ明日は盛岡だ。寒いんだろうなぁ・・・。

11月11日(木)

Pink Floyd 「Oakland Coliseum9/5/77」Disc1、電池切れ。及びYes 「Yesyears」の抜粋テープのチェック。

異様に寒い。このまま坂道を転げ落ちる様に冬へと突き進んで行くのだろう。
某得意先の会社案内のデザインを起こしたのだが、”来週の役員会で制作意図を説明せよ”という要望があり、当日どうしても私の都合がつかない事を話したら、じゃあ制作主旨書を作ってね、という事になった。故に今日も今日とて頭痛のタネが増えたと言う訳である。
帰宅すればしたで、幼稚園の会報に掲載するコメントを考えねばならぬ。12月の長男の誕生日に寄せて、名前の由来など書くのだが、やはり父兄が主に見るモノであるからウケも狙わねばいけないし、かといって長男が読んでショックを受けるような内容でもイカンのだ。あああ頭が。

11月10日(水)

Pink Floyd 「p・u・l・s・e」Disc1及び「Oakland Coliseum9/5/77」Disc2。社内事務が多かったので今日はこれだけである。やや寂。

次女の鼻風邪がなかなか治らん内に長男もヤバくなって来た。これは非常に不味い傾向である。
懸案の某金融機関のカレンダーは漸く刷り上がり一安心、今梱包作業の真っ最中である。ただ残念ながら来年に向けての用紙を替えての実験は失敗に終わっている。やはり通常のオフセットでは無理との結論が出た模様で、またひとつ課題が生まれた訳だ。午後よりこのカレンダーの制作主旨書(今頃!でもコンクール出品用なので仕方が無いのだ)作成の為社内作業。ストレス溜まる。
そう言えば今日、一般道で前を走っていた車中から、助手席の女の子が飲み終わったコーヒーか何かの空き缶を団地のゴミ集積所にいきなり投げつけたので仰天した。走行スピードもちゃんと計算して狭い集積所に見事にストライク!って何やってんだお前?「空き缶は屑籠に」って日本語も読めんのか。こんな連中に分別ゴミの事なんか教えても時間の無駄なんだろうな。(後ろ姿は)可愛い女の子がこんなことやってるのを見たときの情けなさや怒りはさすがにFloydの「炎」でも沈められぬ。
そうそう、ところで九州方面でもプログレオヤジの日記がスタートしているので、みんな忘れずに読むように。以上。

11月9日(火)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」、「Starless And Bible Black」を聴く。最近割とイタリアンだったのでこの辺の王道、新鮮である。

細かい作業がどんどん増えて行き本当に時間を掛けるべき仕事がじっくり出来ない状況が出来つつある。早く抜け出さなくてはとんでもない事になりそうだわい。
朝ニュースを眺めているとCMからYesの「ロンリーハート」のリフが流れて来たので驚いた。出社すれば事務所のFMからも度々聴くではないか。いやこうやってプログレが世間の明るい場所に進出していくのは非常に良いことである。そうだその調子だ。もっとやれ。フロイドやクリムゾンにも使えそうな良いものがいっぱいあるぞ。何しろ末代までプログレ魂を伝承するのが我々の義務であり運命なのだ。我がプログレを、後ろユビ指されること無く、石もて追われること無く、人目を忍ぶこと無く胸を張って堂々と聴ける素晴らしい未来が来たらんことを。あのメロトロンの深い調べが国中に響きわたり街に行き交う人々が老いも若きも感動に打ちふるえるその様をこの爺の眼に早う見せてくれ。わは。わはは。わはははは。今日は早く寝よう。

11月8日(月)

Quatermass、Third Ear Band 「Macbeth」、Mauro Pagani 「地中海の伝説」、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」、Pink Floyd 「炎」を聴く。「炎」はあまねくプログレオヤジの怒りを鎮めるであろうというの予言真であったぞよ、y_shinさん。久々に聴いたが、思いやりに満ちたアルバムである。

例によって昼は郊外型書店の駐車場にて配偶者弁当を食べてから店内をふらふらする。岩波文庫版・永井荷風の「断腸亭日乗」を見て驚いたことには2㎝位の厚さで上下巻合わせると1,500円であった。文庫本と言えども大層な値段に成ったものである。それにしてもあのA模造紙のカバー、一体何時無くなったのだっけなぁ。

11月7日(日)

昨夜は結局早く寝りゃあ良いモノをついついレコードなどに現を抜かしてしまった。

子供達の妙な癖などが気になる。普段如何に面倒を見ていないかという証である。今日はつきあって「クレヨンしんちゃん/アクション仮面vsハイグレ魔王」を眺めたがなかなかの秀作である。こういったモノを子供だけに独占していてはイケナイと思う。とは言えアニメが続くとやはり飽きてくるのでレコードのジャケットなどを眺める。これは這い這いのスピードが増してきた次女が居ない時にしか出来ない行為であり、Quatermassのジャケ画を仰向けになって縦開きにして観たりしてみる。これがおそらく正しい見方なのであろうと知る。
昨晩は「イレイザーヘッド」を観ながらプログレ聴いたのが良かったのか悪かったのか、さほど体調に変化無し。

11月6日(土)

休日につきプログレはお休み。

午後より配偶者(次女付帯)が泊まりがけで外出。長女&長男コンビはまあ放って置いても大丈夫なのでプログレ三昧と思いきや、どうも体調思わしくなく僅かの家事をしただけで気力無し。夕飯も牛タン屋”伊達の牛タン(歩いて5分)”で連中を誤魔化して早々に就寝することにしようっと。えーと。やっぱりプログレ聴きながら・・・。

11月5日(金)

V.D.G.G. 「Godbluff」&「Still Life」、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」を聴く。

なんだかさいきんねたにこまっていてそしてこれはみなさんもしっていることだとはおもうのですがいちねんまえのしゅだんをつかっちゃおうかなということでこんなぐあいになっているぼくでしたねたぎれにかこつけてこんなことやってますがよみにくくてごめんなさいだからというわけではないのですがふだんかきにくいことをかこうとおもいますこのきせつがやってくるとねんがじょうのしごとのちゅうもんがふえますがだいたいこじんのおきゃくさんとあうことがおおくなりますそしてとてもいっぱいまたされたりまたされたあげくああまだいたんだねやっぱりまたきてねみたいなことをいわれてみたりときとしていんさつやはにんげんじゃないみたいなあつかいをうけることがとてもおおくなるのですそのたびにぼくはまだまだいんさつやのしゅぎょうがたりないんだそんなことでいったいさんにんのこどもとええとなんだっけなあそういえばもうひとりそうだはいぐうしゃのかぞくよにんをやしなっていけないぞとじぶんにいいきかせたりするのですがやっぱりじゅういちがつになるとなんとなくゆううつになってしまいますめざせいんさつやのしゃかいてきちいのこうじょうああちがうぼくがかきたいのはそんなことじゃなくてだだのぐちですごめんごめんでもぐちがおおくなるとしんぽがないなんていわれるしきをつけなくっちゃなあとおもいますでもぼくはしょくぎょうやかたがきやけんいによわいおばさんとおじさんがきらいですなぜかというとぼくもっけっきょくそんなおじさんになりかかっているからです

11月4日(木)

King Crimson 「Islands期&VROOOM期のブート」、「Italian Rock Single Compilation」、Formula3「Sognando E Risognando」及びP.F.M.「甦る世界」を聴く。

休みが多いのは歓迎出来る筈なのだが、仕事上はスケジュールの組立などに苦慮する事も多く痛し痒しではある、とまあ一応言っておくべ。昼近くに仙台駅東口の得意先(某婦人科)に行くこととなり、これ幸いと裏の中古屋に寄る。狙いは勿論マウロ・パガーニの「地中海の伝説」に決まっているではないか。幸運な事に相変わらず20%引きセール中(7日まで)で、ブツも健在。我1,200円で邦盤アナログの入手に成功せり。帰りがけマーキーの中古本が300円で2冊置いてあったので一冊買う。もう一冊は№054だったのだが既に持っていたので置き去りにしてしまった。PINKさん許して。
帰社すると事務所に年賀葉書のダンボールが積んであった。背筋が冷たくなる。

11月3日(水)

祝日につきプログレはお休み。

配偶者が美容院に行くというので、午前中いっぱい子供三人と留守番。洗濯やら洗い物やら軽く家事をしてみたが、やはり私は主夫には向かないのであろうか。たちまち余裕が無くなり子供達の引き起こす些末な事柄に怒りっぽくなってしまい、後でどーっと後悔する事になるのである。
以前目を付けていたフリップ&サマーズのレコードを入手せんと、夕方自宅から車で5分のソフト&ハード中古屋に行く。しかし残念ながら既に姿は無く、一緒にあった「エクスポージャー」も消えていた。おそらくは、近くに同類のプログレオヤジがいるのであろう。

11月2日(火)

V.D.G.G. 「核融合」及びKing Crimson 「The Greatest Swindler」を再度。

4日に予定していた某チラシ掲載の為の撮影がモデル家族の事情によりキャンセルとなってしまい、デザイナーと頭を抱える羽目になってしまった。「公園で遊んでいるほのぼのファミリー」の構図、一体どーしよう。お前の家族がやれっと言う声も一部からあったが、長男が暴れてカメラなどの機材を破壊する危険があるのでこれは非常にリスクが高いのである。誰か仙南方面で4・5日の日中、被写体になってくれるナイスなご家族はおらんかね。モデル料はランチ一回で如何でしょう・・・いないかやっぱり。

11月1日(月)

King Crimson 「The Greatest Swindler」、Banco Del Mutuo Soccorso 「Darwin!」。

”The Law Of Maximum Distress”のブツ切れた部分に”The Mincer”のマテリアルが存在した、というのは先日beatleg誌を読んで知ってはいたものの、実際聴いたのは勿論初めてである。詐欺師箱での”The Law ・・・」を聴くと、分断の前後では大分インプロの曲調が変わっていて相当の時間が経過していた事が推測されたが、これも納得出来るという訳である。ただ深読みすると、このリール交換にしては随分な時間の消失は一体どう解釈したら良いモノか。何らかの事情で”The Mincer”への加工前・元テープが消えてしまったのだろうか?

営業会議である。懺悔である。そろそろ胸を張りたいものである。今年も後2ヶ月である。

10月31日(日)

日曜日の為プログレはお休み。

今の所、寝床で「Parepoli」を聴いて最後まで起きていた試しは無い。入眠効果があるのかもしれない。
執念で早起きし(8時だけど)、10時の開場5分前には仙台駅前のレコード市会場前に居た。配偶者実家までのバス発車時刻は10:35であり、およそ30分間は漁盤できる筈であった。しかしながら配偶者に連絡を取ると「出かけるからすぐ地下鉄で来い」とのお達しである。止むを得ず入り口に鈴なるコレクター連中を眺めつつ会場を後にする。残念ながら此の手のイベントはもう来年を待つしかあるまい。
夜、次女の機嫌が悪く風呂上がりに泣きやまない。試しにギターで「Fracture」のサワリを弾いてやると、泣きやんでしかも晴れやかに笑ったのである。だが当然家族は誰も信じてはくれぬ。ギターが好きなだけ、という解釈も勿論あり得るが。

10月30日(土)

King Crimson 「RED」及び「USA」、Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」を聴く。

月末の土曜日というのは妙な感じである。今日の様な場合も最近では休みになっている得意先の方が多いしね。だが結局打ち合わせや納品などが結構あってそれなりに忙しく過ごす。目標にはまたわずかに(でもないか)及ばず。今年の残り期間、相当頑張らねばなるまい。
夜は他の家族が配偶者の実家に泊まりがけで行ったのをコレ幸いとプログレ三昧。昨日購入分のイタリアーノをテープに落とす。就寝時どうしようもなく眠いのだがこんな日は滅多に無いのだと貪るように「Parepoli」を聴きつつ悪計を巡らす。「そうだそうだ!折角だから明日も早起きしてレコード市に行っ

10月29日(金)

King Crimson 「Larks’ Tongoues In Aspic」、「Starless And Bible Black」を聴く。アナログの”Fracture”もまた格別也。

いつまでも沈んではおられないと勝手な理屈を付け、駅前某所でスタートした中古レコード市に行く。この手のイベントに初日から突入するのは初めてである。予想通り会場内は若い野郎どもでごった返しており、実はその熱気にちょっと怯んでしまった。今回はアナログの比率がいつもより高い。毎秒5枚は見ているのではないかと思われるコレクター集団のチェックによる大地鳴りの中、時間も無いので「Progressive」と書いてある箱を中心に漁るが、なかなか目指すモノは見つからず気ばかり焦る。ふと見ると、イラストレーターのH氏がやはり居られた。最近事務所を引っ越したばかりで忙しいと聞いてはいたが、それはそれ・これはこれであると顔に描いてあった。既に10枚ばかりのレコードを抱えたH氏はうっすらと額に汗を浮かべ(満足そうに)にっこりと微笑みながら挨拶して下さった。爽やかである。この弱肉強食のムード溢れる雑踏の中で出会った一服の清涼剤のお陰で私は元気を取り戻し、再び居並ぶ悪魔のハコの数々に挑むのであった。
・・・そんな訳で、時間切れ5分前になって漸く「EUROROCK」を殴り書きされた箱に到達した私が手に入れたブツは以下の通りである。・・・Locanda Delle FateやIl Balletto Di Blonzoのアルバム未収録シングルが入っているというコンピ「Italian Rock Single Compilation(国内盤)」1,500円、Banco Del Mutuo Soccorso 「Darwin!」700円、Formula3「Sognando E Risognando(夢のまた夢)」1,000円、そしてArea 「Tic&Tac」700円、締めて3,900円(税別)也。もちろんすべてアナログでんがな。

10月28日(木)

King Crimson 「Islands」、「Earthbound」を聴く。

昨日とはうって変わって不調のズンドコである。やれどもやれども仕事が進まずまるで泥沼の中でもがいている様である。懸案の原稿書きをやろうと思って早めに帰社したはずなのに目的の仕事に取りかかったのは他の社員が帰ってしまった8時も過ぎた頃であり、いい加減厭になってしまった。このままではこの仕事が嫌いになってしまいそうである。年末を前にして一体私は何をやってるのであろう。

10月27日(水)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」、「In The Wake Of Poseidon」及び「Lizard」を聴く。

今回初めて、ご好意でアナログ盤UKファースト・プレスの音を聴かせて頂いた。やはりCDと比較すると音の鮮明度が明らかに違う、という事が思いっきり判った。特に「宮殿」は全く別物である。

某金融機関カレンダーの色校正は一発で校了した。何が嬉しいと言ってこれほどの喜びはあるまい。誓っても良いが心からシャーワセである。
夕方、中央通りで襟首の後ろに畳んだ蝙蝠傘を引っかけて(つまり背中にぶら下げて)歩いている紳士を目撃した。あれは英国流なのだろうか、或いは今年の流行なのであろうか。それとも只の傘立てゴッコだったのであろうか。まだまだ私は青い。

10月26日(火)

Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」、P.F.M. 「甦る世界・英語盤」、そして何故かPet Shop Boys 「Nightlife」(会社の女の子に貸して貰ったもんで)。Locandaは戴いていた情報から予想していた通りの音であった。そう言った意味では期待を裏切らない世界で安心して聴けた。ただ、77年という時代背景からするとこの1枚で消えていったのも哀しいかな納得出来る。あれ?そう言えば昨日ライヴのCDも見たような。

先日の新日・橋本vs小川戦をTVにてようやく観戦した。前回の様な問題を回避する為に相当事前の話し合いが行われた筈だ。しかしながら開始後小川に後頭部を殴られた橋本が一時コーナーに下がった際に見せた表情は、「そうかよ、また同じ試合をやる気かよ。」と匂わせていた。練習中の相手を襲撃してみたり調印式で暴れてみたり、こんなところでプロレスやっていて一体勝てるんだろうかと心配していた予感が当たってしまったのは哀しいが、橋本は最初から勝てるとは考えておらず、前回にも増して悲壮感漂う試合になってしまった様にも思われる。それにしても新日本プロレスに対する星一徹と化した猪木の投じた波紋は、気がつけば巨大に広がっていた。誰かが橋本の替わりにリベンジするという話もとんと聞かないし、今後の流れが非常に心配ではある。

10月25日(月)

Osanna 「Parepoli」、New Trolls 少々、及びRefugeeさんの伊太利亜TAPEを聴く。「Parepoli」は前半の方が好きである。

そりゃぁここに書いてある事だけを見れば私は日がな一日CDやらレコードやらを聴きつつ血眼になって中古屋を駆け巡っている罪深きオヤジなのではあるが、無論人知れず陰で仕事はちゃんとやっているし、子供の面倒はあんまり見ないが一緒に風呂に入ったり8ヶ月の子供を寝かしつけたり、有る程度の家庭的貢献はしているのである。だがこれ以上威張ってると配偶者に掲示板に登場してやる等と脅されるのでこの位の主張に留めておこう。
クリムゾン紙ジャケ宮殿以外延期の情報を戴いたので少し色気が出てレコードを買ってしまった。Locanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」、960円也。

10月24日(日)

今日は日曜日につきプログレはお休みだが、昨晩は例によって就眠前にCDウォークマンで密かに愉しんだ。久々に壁中の「Comfortably Numb」など。「Another Blick In The Wall partⅡ」を耳にしながら旅立つ。

町内会の綱引き大会である。全24チームが参加、団地内からは3チームが出場して内1チームが何と優勝してしまった。残念ながら私の所属する所は予選リーグで2敗の成績にて脱落した。子供10人+大人3人の編成でオヤジは2人まで可。Our Teamはオヤジが私のみ・・・まあこれが明暗を分ける結果となった、と言っておこう。それにしても、拮抗した対戦では30秒間全力で引っ張り続けなければならないのだが、コレが非常に大変な運動であった。先週のフィールド・アスレチックでは大丈夫だった私も明日は筋肉痛を覚悟せねばならない様である。何しろ既に腰が重いもんでね。

10月23日(土)

UK 「UK」、Osanna 「Parepoli」、Il Balletto Di Blonzoのシングル盤を聴く。
「In The Dead Of Night」はいつ聴いてもステキだ。先日オレンジパワーさんのお宅にお邪魔した際、学生時代にこの曲をバンドでやろうとしたがどうしてもリズム隊とキーボードが合わなかった、というお話を聞いた。やはりいざコピーしようとすると相当難しいんだろうなぁと思う。私など漸く最近イントロのリズムが「解った」程度なので、まず土台無理であろう。

いい天気だが今日は仕事だ。得意先も自動車ディーラーを除いて殆どお休みのようであるので、こういった時以外出来ないデスクワークを集中して片づける。帰宅時の風はもう大分冷たくなっていた。明日は綱引き大会(!)だって。おいおい。

10月22日(金)

Quatermass 「Quatermass」、King Crimson 「Larks’ Tongues In Aspic,PartⅡ×12version 」のTape及びSoft Machine 「Six」を聴く。

「黒い羊」をガンガン聴きながら宮床の「阿佐緒記念館」へ向かう。数年前にTVドラマとなった影響が絶大で 最近では見学者がかなり多いらしいが、係の方が仰る通り非常に分かりにくい場所にあった。いつものカメラマンが徹夜しても仕事が終わらんというので今日は代打出場とはなったものの、係の女性が非常に親切にして下さったこともあり無事終了。デザインも評判が良いらしく、仕上がったら是非下さいとの事。この他にも写真をご提供頂いた皆さんから同様のお話が数件あり、何だかんだやっている当事者としては嬉しい限りではある。
さて、午後は懸案の写真差し替えの問題について得意先へ謝罪に行く。菓子折を買い、小心者の私は例によって車中流れる「The Talking Drum」で無理矢理気持ちを盛り上げ、一層動悸を激しくさせながらお邪魔したが、先方担当者もこちらの立場を理解して下さり事なきを得、ここ数日振りに心から安堵(いやマジで)。うれしさの余り、普段甘いモノをほとんど口にしない私だが菓子折購入の際におまけに貰った胡桃ゆべしを帰路旨い旨いと貪り喰ってしまったのだからその度合いが判ろうというものである。だが安心するのはまだ早い。今度は地獄のスケジュール調整が控えているし、結局刷了・発送が完了しないことにゃぁやっぱり気が抜けないのである。さすがに今日ばかりは中古屋の空気には触れもせず帰宅。

10月21日(木)

Atoll 「夢魔」、King Crimson 「The Collectors’ King Crimson」 Disc2&3を聴く。

「晴山さん、最近いつも疲れた顔してますね。肝臓でも悪いんじゃないの?」なんて得意先の某担当者にいきなり言われてビビる。「朝起きたとき背中痛くないすか?肩胛骨の辺り。」なんてドキッとするような指摘もされたりする。これ、注意信号なのだそうだ。この人はかつて脂肪肝による肝機能異常でγーGTP値等が上昇し、20㎏の減量を敢行して健康体に戻ったという重厚な経験の持ち主なので説得力の桁が違うのである。今月は休日のインターバルが短いこともあり、ビール等に手が伸びる機会が多かったからなぁ。そりゃちゃんと気をつけなくっちゃなぁ。思い当たる事が多いので素直に反省する。
懐が寂しいくせに相変わらず昼時になると中古屋へ吸い寄せられる。残念ながらLocanda Delle FateもCircusもFinchも無かったが、The Enid 「Touch Me」、Klaatuの2in1など(いずれもCD)に心惹かれる。 ・・・でも我慢して帰る。

10月20日(水)

V.D.G.G. 「核融合」を聴く。

再び仙台文学館へ。今日はやはりカレンダーに使用する作家のナマ原稿(勿論複製もの)の撮影立ち会いである。カメラマンの方とは十数年振りの仕事であったが、よく聞くと、この方と文学館の学芸員室長をされている方とは大学時代写真部の先輩後輩の仲だったそうな。世の中狭い。さて、予めご用意頂いていた原稿数カットを撮ったのだが、太宰治「斜陽」や志賀直哉「暗夜行路」などの原稿もあって、(これは必然性は実はあまりなかったのだが)感激のあまり各カットともしっかり押さえて貰ったりしてしまった。いやいやせっかく撮ったんだから何処かで使おう。さて帰社すると写真転載を申請していた(原)阿佐緒記念館より連絡があり、もっと良い写真があるから来館して確認して欲しいとの由。急遽明後日も撮影日となったが、取りあえずこれで許可の目途がつきそうだなぁ・・なんて胸をなで下ろしたのもつかの間。個人の方が所有する絵画1点の承諾が頂けず使用は絶望的との知らせが入ってしまった。あわわわわ私が最も恐れていた事態である。ほぼOKと確信しておられる得意先に一体何と言えば良いのだろう。いよいよ頭が痛くなって来たよーん。いやマジで。
話はすっかり変わるが昨日昼時に東口を通りかかると、先日オレンジパワーさんとご一緒した旨い牛タン屋の分店を発見。たしかここは定食1,000円だった筈・・・だが3軒隣にたまに行く中古屋があり、「待てよ1,000円あればレコードが一枚買えるのでは?んだんだそうに違いない。」と考えてふらふら引き込まれてしまったのである。私は寝食を忘れてまで趣味に没頭するタイプでは無いのでまあ昼食は一応それなりの手段でちゃんと摂ったが、この浅ましい考えはいずれそんな日がやってくる兆候なのであろうか。

10月19日(火)

Focus 「Moving Waves」、Refugeeさんの伊太利亜TAPEを聴く。

仕事でなかなか解決しない問題を抱えているとやーはりどうにもすっきりしないものである。朝晩寒くなる一方の気候もそんな気持ちに拍車をかける。クリムゾンの紙ジャケも一体いつちゃんと発売されるのか解らない様だし、これまた困ったモノである。欲しいレコードやCDも迂闊に手が出せない。今日もLocanda Delle Fate 「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu’」国内盤中古レコード1,200円の20%引をいうブツを眺めるだけにして泣く泣く帰って来た有様である。(タイトル曲の哀感と展開が気になっていたのですよRefugeeさん)ところで最近はHMVよりも中古屋に出没する回数が多いし、何よりもCDよりもレコードを手にする時間の方が確実に多くなっている。非常に危険な兆候であることは、この私が一番良く知っているのだが。
帰宅するとお友達からメールが届いており(スミマセンご返事凄く遅れてます)、「来年King Crimsonの1974 Asbury Park(Full Show)/USA(re-release)が2枚組で発売される」予定、とのお知らせもあった。こここれは嬉しい・・・でも一体何月頃であろうか。個人的には紙ジャケよりも興味があったりして。

10月18日(月)

UK「UK」とAtoll 「夢魔」と「Tertio」。そして今日は何だか疲れたのでRefugeeさんの伊太利亜TAPEを聴きながら早めに就寝の予定。

年賀状のサンプル配りに終始。早めに仕上げて貰ったので得意先に喜んで戴いているのは幸いだ。
子供達のお菓子を買い物に行ったついでに某BBSで話題の”カルビー仮面ライダーチップス”58円を買ってしまう。お楽しみのカードは「ダブルライダーの必殺技・ライダーダブルジャンプ!」の図也。本郷ライダーの上頭部が切れているのはあんまりである。解説;「二人で同じ目標に向かってジャンプする時につかわれる」・・・要するに二人で仲良くジャンプするに過ぎず、ライダーキック等他の技への繋ぎだったりするだけなのだが、必殺技と言い切ってしまうところはやはり嬉しい。加えて「・・・のだ。」という断定調の言い回しが懐かしい!我々、小学生時代はこの「・・・のだ。」ってヤツの妙な説得力にやられたんよ。ショッカーの偉い人も言っていたもんね。「このライダー・スナックを買ったらカードだけ取ってお菓子は誰かにあげるのだ。そして新しいスナックを買うのだ。」なんてね。私はよく裕福な友達にこのお菓子を戴いていた方の身分であった。当時はお菓子を捨てる奴まで出現して大きな社会問題にまで発展したものである。気がつけば私の母校でも購入禁止になってしまっていた。発売を自粛せざるを得なかったカルビー、いま思えば可哀相だったなぁ。

10月17日(日)

昨晩は興奮醒めず、カナディアン・クラブで柿の種などパレポリやりながらオザンナをひっそりと聴いた。寒い夜であった・・・。

天気が良いので上の子供二人を連れて県民の森へ行き、フィールド・アスレチック。ナメてかかったら一周一時間も掛かるハードなコースであり、身体はガタガタ、明日の筋肉痛は必至である。残念ながら第二ラウンドを主張する長男のリクエストに応える根性は無し。疲れはしたが、山の中を歩き回るのはなかなかに楽しい。午後床屋へ行って帰宅すると、配偶者が発熱していた。次女からやって来た風邪の様である。

10月16日(土)

世界各国のプログレを聴く。

予定通りオレンジパワーさん宅へお邪魔する。福田町駅まで自転車、仙石線と地下鉄南北線を乗り継ぎ3時過ぎに到着、およそ2時間余に渡りユーロ関係から南アフリカ・韓国に至る有名所のプログレをアナログにて体験。お邪魔して此の手のモノを聴かせて戴いたのは2回目で、前回は緊張の余り只々圧倒されていた感があるが、今回改めてはっきりしたのは70年代には間違いなく世界中にプログレが存在していたのだという事である。共産圏でもメロトロンをガンガン全面に出して泣きまくっているのである。イタリアは勿論スペイン辺りにもお国柄というかその国ならではの個性を放出しているバンドが存在していたのだ。本日聴かせて戴いたのは個人的なコレクションからのものが中心であったが、私が特に気になったのはスイスのCIRCUSと言うバンドである。グレート・ミュージックにもCDがあるとの事なので、いずれ探しに行かねばなるまいて。イメージを抱いたまま今の今まで未聴だったAngeやThe Enidと対面できたのも感激である。
夜はご近所のおすすめ牛タン屋にて一杯。最近のプログレ・ムックへの苦言(そう!あの本の事です)、アナログへのこだわり等々、役立つお話をたくさん聞かせて戴いた。この人、本当に人生賭けて音楽に愛情を注いでいるのである。話が弾んで時間の経過を忘れてしまい、我に却って自転車飛ばしたものの帰宅11時半(予定は10時)、しかも私は住居の鍵を持たずに外出した為配偶者は寝るに寝られず当然激怒。
ところでこの牛タン屋、ここがまた旨かった!現在のところ仙台では最も美味しいと自信を持って断言出来るぞ。PINKさん、今度は此処にしましょう。

10月15日(金)

Il Balletto Di Blonzo 「YS」、Third Ear Band 「Macbeth」を聴く。

昨晩は配偶者が早く就寝したのを良いことに、久しぶりにヘッド・フォーンにて「詐欺師箱」などプログレ三昧してしまった。スピーカーから大音量なんて夢のまた夢ではあるが、車内で聴くのが当たり前となっているので、たまにこうやって楽しめるのは有り難い。新しい発見がある。最もこれが本来正統な聴き方なのだろうが。
今年もねねねねね年賀状の印刷見本が仕上がってしまった。いよいよ遂に非情にも有無を言わせずヒタヒタと不気味に笑いながらあの季節が迫って来ているらしい。ああどうにも憂鬱だ。そうだこんな時は何か心の浮き立つ様な事を考えよう。おおそう言えば明日はオレンジパワーさん宅のレコード・コンサートに出かけるのであった。わーいわーい楽しいなったら楽しいな。しかも昼間からオヤジ二人で部屋に籠もって聴くのだ。なんだか怪しいなったら怪しいな。*
*注13)いや別に勿論そんな事はありません。念のため。 

10月14日(木)

仕事上のトラブル続きでプログレ聴く時間も精神的余裕も両方無し。

今年の(例の)オリジナル・カレンダーは大変だ。予想以上に写真の許可を得るのが難しく、遅々として作業が進まない。やはり管理者の方々もそれぞれの事情があり、こちらが考えるほど事は簡単ではないのである。下手をすれば得意先の信用問題にも拘わってくるし、絵に描いたような板挟みだ。一刻も早くこの問題を解決しないことにはプログレも心から楽しむことは出来ないかもしれない。だが取りあえず聴く聴かないは別問題であり、私は今日気がつけば「Under Construction」を手にしていた。3,900円税別。

10月13日(水)

「パワーさんのジャズ特集テープ」、Focus 「Moving Waves」を聴く。

グレート・ミュージックの10%OFFセールもそろそろ終わると気づき、頭もぼーっとしていたのでFocus を一枚購入、1,500円也。景気づけに勿論「Hocus Pokus」を聴く。彼らが来日した当時、結構売れた「ライヴ・アット・ザ・レインボー」に親しんでいたので、もっとテンポが速い方がいいなぁ・・・などと思ってしまったのは勝手な感想か。
そうだ、パワーさんからの宿題を解決せねばならぬ。思い起こして「レコード・ギャラリー」に行き奥の床を確認すると、確かにジェスロ・タルの25周年葉巻箱型BOXが「落ちて」いた。数年前見た記憶があったのだが、その時はプログレ関係のレコードの上に無造作に置いてあったのだ。誰も買わないので行き場を無くしたのであろう・・・8,490円であった。
さて、もう一枚CDが買えるであろう金額で私はまた愚かにも「Beatleg」を手にしてしまったのであるが、パラパラと眺めていると、クリムゾンの「アースバウンド」と「USA」の良質なコピーCDが出たと書いてある。しかも困ったことに”「詐欺師箱」が出た今や「USA」の音源的価値はあまり・・・”なんて書いているぞ。そうかなぁ。この記事の文脈では「USA」はちゃんと評価している様ではあるが、厳密に言えばこの二つの作品間のダブリは「21馬鹿」のみ、と信じる私にとってはちょっと納得出来んお言葉である。ジョブソンのオーヴァーダブ問題も無視出来ないが、「USA」の”Easy Money”なんて素晴らしいではないか。リサーチの結果、ここ仙台でもレコードは結構な値段だし、再発される事を祈って止まない今日この頃なのだ。

10月12日(火)

Bil Bruford&Tony Levin 「Bruford Levin Upper Extremities」の続きとAllan Holdsworthの「None too soon」を聴く。前者はクリムゾンやプロジェクト何とかとの流れとは微妙に違うんだろうが、そこはかとなくその辺のニュアンスは感じられる。私はこの歳になって漸く、Brufordのドラミングを当てるブラインド・テストに正解出来る自信を手にしたような気がする。さて、ほーさんはほーさんで気持ちいいっす。

昼休みに「光る風」の文庫などを探すも発見出来ず。やや忙しくなって来た事もあり、なかなかCD屋へ出現するチャンスが無い。「レコード・ギャラリー」のタルBOXや「グレート・ミュージック」のGG 「Under Construction」もいよいよ無くなりそうだし気になって仕方が無いのだが・・・。金も無いから丁度良い、という話もあるが・・・。

10月11日(月)

休日につきプログレはお休み・・・の予定だったが朝配偶者が寝坊している隙にCamel 「A Live Record」のレコードを再録音。

いい天気の連休最終日だというのにうだうだ過ごす。子供達と公園へ散歩に行ったり「サイボーグ009」の映画版を2本眺めたりする内に一日終了。
「キング・クリムゾン(至高の音宇宙を求めて)/北村昌士」読了。いやー錬金術と白魔術については不勉強の為ちゃんと理解出来なかったなぁ。だが、クリムゾンをこういった思想から語るのは確かにこのバンドのある一面を分析する手法として大事なのかもしれないが、作品としての音楽はやはり一人歩きするものであり、この辺の解釈に縛られるとつまらなくなる危険性もあるのではないか。そう言った意味では此の本、「音楽を語ること」についての功罪をも示しているようにも思える・・・と言うのは十分に理解出来ない負け惜しみでもある。結局私は73,4年にクリムゾンを”キラー・ヘビー・メタル・バンド”として大歓迎した米国ファンと同じ人種なのかもしれぬ。

10月10日(祝)

本日は体育の日につきプログレはお休み。

この3日間は当然家族的行動が前提になるので中古CD屋へと近づくのは困難ではあるが、本日は配偶者の実家へ行ったので買い物はジャスコとなる公算が強く折しもフリマや古本市などが開催されており、隙を見て覗いては見たもののCD・レコードの類は売り物の中には発見出来なかった。「Air Conditioning」が埋まっている中古CD屋も車でほんの5分の距離だが勿論通過。
暇なので子供と一緒に近所の公園へと散歩に出かけたが、ほんの2,3年前には10回は軽かった筈の懸垂が半分も出来なくなっていた事に多大なショックを受けてしまった。やはり腕立て伏せ程度では何にもならないのであろうか。そりゃそうだ。

10月9日(土)

休日につきプログレはお休みだが、朝髭剃りの際にCamel 「Captured」を二回聴く。もっともシェーバーの音で殆ど聴きとれないが。この曲は良い。何より「プログレ?いやいや前田のテーマだよ。」と家族に言い訳出来るところが良い。

今日も今日とて先月行った加瀬沼公園にて今年最後の芋煮会。天候は良いが寒い。三回目ともなると、火のおこし方も完璧だ。前田がオーンドーフに決めたスープレックスの如くパーフェクトである。
長男が衝撃の告白をしてくれた。「蟻って苦かったよ。パパの嘘つき!」・・・最近味見したらしい。確かに以前、「蟻ってのは甘いらしいぞ」と言ったような気もするが。

10月8日(金)

King Crimson 「Larks’ Tongues In Aspic, PartⅡ×12version 」を聴く。心身共不調につき、聴き慣れたモノに走ってしまいましたとさ。Bil Bruford&Tony Levin 「Bruford Levin Upper Extremities」も半分聴く。

久しぶりに某得意先の担当者と昼食。最近何やらお誘いが多かったので何かあるなーと思ってはいたが、開口一番実は退社する、というので驚いた。この方とは双方オタク的で趣味も合ったし、私を”戦友”と呼んでくれる熱血漢であり、仕事を楽しみとことん追求する姿勢と言い、非常に尊敬するところも多かった。うすうす気配を感じてはいたものの、いざ実際にその決意を聞いて力が抜ける思いがした。目指す方向性と会社の指針とが徐々にずれて来た為に自分の理想を最大限尊重した結果のようである。年齢も近いだけにこれだけの勇気というか思い切りの源は一体何なのであろう・・・と、数々のしがらみに左右されてしまう自分の状況と比較すると、やはり考え込んでしまうのである。
明日は芋煮会だ(一体何回目だ?)

10月7日(木)

V.D.G.G. 「核融合」、Gentle Giant 「Playing The Fool」を聴く。「核融合」はプロモ盤レーベルの為か、昨晩A/B面を間違えて録音してしまったので、「Killer」ってこんな曲だっけかなー?なんて呑気な感想を抱いてしまった。今日録り直そう。

昨日届いたメール・マガジンに興味深い事が書いてあった。すなわち、「PRIDEなんとか」に引きつけられている中心層は我々昭和プロレス世代だと言うのである。どうも発言していたのは私の嫌いなT.Yamamoto氏らしいが、確かにちょっと面白いところを突いているような気もする。「プロレスは究極の格闘技である」を標榜する猪木が対世間の戦いに日夜挑んでいた70年代後半、プロレスを文字通り凝視し続けていた我々ではあったが、結局はその戦いの勝利を見極めぬまま現在に至った。あたかも全共闘世代が敗北感を心のどこかに隠して生きてきた様に、我々も煮え切らないしこりを抱いているのは間違い無い。昨年高田がヒクソンへのリベンジに失敗した一方、大塚が高田の師匠格でもあるマルコ・ファスにまさかの勝利を収めた時に溜飲を下げたのがは確かに我々だったし、武藤や高橋や高阪、そして今やプロレス界最大のヒールである小川が、凱歌を挙げた喜びを心から祝福したのもそうである。要するに今や「世間」はグレイシーであり、昭和のプロレス・ファンはこの長年に渡る戦いにひょっとしたら勝利の女神が・・・と一抹の望みを賭けているのかも知れない。まあそんな訳で(どんな訳か?)11日の小川vs橋本戦も見逃せない戦いになる、ということなのであった。世間との戦いに決着をつけるのはどっちだ、という事なのだ。

10月6日(水)

Gentle Giant 「Playing The Fool」を朝から元気に聴いていたが、ものの10分のしない内に電池切れ。おかしいぞ昨日充電した筈なのに。いよいよメモリー効果か?仕方ないので昨晩子守歌に聴いたV.D.G.G. 「Vital(アナログ版)」とCamel 「A Live Record」のC/D面を聴く。ライヴのスノーグースもなかなか。

仙台文学館担当者の用意が整ったという知らせを頂き、例のカレンダー使用写真の打ち合わせに行く。写真はお借りする事が出来そうなのだが、やはり記念館やご遺族の方々の使用許可を貰えないと掲載出来ないものが結構ある。また、タイトル文字内のアクセントに作家の方々の草稿を散りばめたりしているのだが、これはどうも著作権の関係から別の処理を考えざるを得ないようである。ひーこりゃ思っていたより大変だぞー。今年の内に出来るんだろうなこのカレンダー。
萎えそうになる心を奮い立たせんと、「パラダイス・レコード」近くの「J&B」という中古屋へ行き、V.D.G.G. 「核融合」のレコード(1,300円税別;パワーさん赤箱ご購入時の300円割引特典を使用しました。感謝)を買う。随分前から目を付けていたのだが、いつまで経ってもCDは見つからんしもういいやっ!という事にした。今夜はしみじみとこれ聴こう。

10月5日(火)

「PINKさんのベリー・スペシャルCD-R」、Refugeeさんの伊太利亜TAPE及びPentwater 「Out Of The Abyss」を聴く。PINKさん、曲名教えて頂きありがとうございます・・・だもんでフィンチが非常に引っかかる。
鼻水止まらず。今まで使用してきた酸度薬品の「座自伝」もいよいよ効かなくなってきたのだろうか。

TV番組の改編期だから文句言っても仕方が無いのだが、大抵のプログラムに寛容な私でも、この時期特有の「当番組でしか観ることの出来ない芸能人が当番組でしか観ることの出来ないもうそれは絶対抱腹絶倒の物真似をさあどうぞ」的な特番が大嫌いである。まさにこの歌い踊る訳の解らん奴らに報復して絶(海の弧;ああ苦しい)島に行きたくなるのである。折角だから何故かと申しますと、私の様な偏屈オヤジにはあの面白さとやらが全く理解出来ないからである。たまに早く帰宅した今夜など、私に断りも無く3時間近くもオンエアしているではないか。思わず気が遠くなった次第である。要するに観なきゃいいのだが、困ったことに配偶者が大好きなのである。

10月4日(月)

「PINKさんのベリー・スペシャルCD-R」、Pentwater 「Out Of The Abyss」、Camel 「A Live Record」のA/B面を聴く。PINKさん、9曲目は残念ながら解りませんでした。御免なさい。知っていたのは3曲のみでしたが、実は1曲目に驚きました。プログレの王道サウンド!とお見受けしましたが、一体誰でしょう(そっと教えては戴けませんか?)。Pentwater は如何にもプログレ大好きな若者が作った作品・・という感じに好感が持てるが、どうも個性が感じられない。

どうも最近は昼食の後異様に眠くなって困るのである。よって本屋の駐車場あたりでよく意識を失ったりするのであるが、一般に15分以上昼寝すると身体のリズムが狂ってしまうらしいので、気をつけるようにはしている。数年前、ぼーっとして後進時に某得意先敷地内の水銀灯(言い訳がましいが死角ではあった)に激突したこともあるので特に。
そう言えば今日気づいたが、この毎日の駄文も早いモノで一年を経過していたのであった。我ながらよくやるわなぁ。

10月3日(日)

本日は芋煮会につきプログレはお休み。

今期第二弾の芋煮会であり、参加は7家族。パパ達は皆さん私より年下なのだが揃いも揃って子供に親身な模範的父親達であり、肩身の狭い私はただ懸命に火をおこして焼き鳥を焼くばかりである。今日は妙に肌寒く冬への傾斜を実感させるに十分な一日であった。忘年会の話題なども出始める。年末にかけてのあわただしさも目前にやって来ているのだ。

10月2日(土)

本日は中古屋探索につきプログレ方面をいろいろと試聴。

朝10時前に「今東北自動車道を降りた」とPINKさんよりTEL、自宅近くの東部道路インターで合流、HMV仙台駅前店へと向かう。11時パワーさんと感動のご対面の後、早速中古屋行脚をスタート、15%OFF中のグレート・ミュージック中央本店を皮切りに計8店を漂流。ぱわーさんは懸案のEL&P赤箱&クリムゾン詐欺師箱を10,000円以内でゲットに成功の他堅実な収穫、PINKさんは例によってFloyd一点絞りにて各店でかなりの成果を収めた模様である。私はCamel 「A Live Record」、Third Ear Band 「Macbeth」及び予備知識全く無しでの衝動買いのPentwater 「Out Of The Abyss」(店内で流れていてあまりに良かったもので)を購入。計4,800円(の15%引き)。あっと言う間に時間が過ぎ、9:30pmにパワーさんのお見送り、71年版モンタレー「Echoes」を聴きながらPINKさんとモスバーガーへ。しばしフロイド話に花が咲く。今日一日を共にして、この方の思い入れはやはり半端では無いことを再認識したものである。
しかしこうやって改めて見ると、仙台の中古屋もなかなかとんでも無いモノがうようよしていて侮れない。特に詐欺師箱があんな所にあろうとは・・・発見して下さったPINKさんにはただ感謝するのみである。それから、お土産の「キング・クリムゾン(至高の音宇宙を求めて)」とオリジナルCD-R、ありがとうございました。それからパワーさん、あちこち引っ張り回してすみません。お二人とも遠いところ、本当にご苦労様でした。

”レコード・ギャラリー”の店主が、「少なくとも”宮殿”についてはCDよりアナログの方が歴然と音が良い。UKオリジナルは言うまでも無いが下手すりゃ国内盤アナログだってCDより良いぞ。結局やっぱりアナログなんだよねー。」なんて言ってたのが妙に気になるんだけど。

10月1日(金)

King Crimson 「Three of a Perfect Pair」、Refugeeさんの伊太利亜TAPE、Atoll 「Tertio」を少々。

オレンジパワーさんの話じゃかの山下達郎氏も来仙時には出没するという某有名中古屋の棚の前、明日に備えてしゃがみ込んで主にFloyd関係を物色していると入り口から聞き覚えのある「おいおいまたレコード漁りか?」と宣う嘲りがするではないか。声の主は先日タンジェリン・ドリームのアナログは大体持ってるから貸してあげるよと言っておきながらやはり仙石線で持ってくるのは大変だなどと約束を引き延ばしているT.C.A.のK君であり、彼はMTB上でニヤニヤしながら得意先へ通りかかった所であった。嗚呼驚いた。残念ながら8.8集会以来のFloydの出物は無かったねPINKさん。
月初の営業会議は今期始まって以来の辛い内容である。99年度もいよいよ折り返しとなっただけに否応なしに迫るものがある。年賀状に潰されない様気をつけよう。

9月30日(木)

Refugeeさんの伊太利亜TAPE、Il Balletto Di Bronzo 「YS」を聴く。

まだ各アーティストの特徴を把握できないではいるが、・・・が気に入っている。
月末ならではの一日。集金の約束を守ってくれない得意先に暗い怒りを爆発させ、「YS」を思わず聴く。でもやはり何かに怒っていては音楽は楽しめないものである。当たり前か。
ここ数ヶ月間どうも売上が奮わず半年が過ぎ、前半爆走していた時のノルマ貯金がとうとうチャラ、振り出しに戻ってしまった。此処からが踏ん張りどころである。
それはそうと、今日WHOの紙ジャケを見かけてしまった。何てことをしてくれるのだ。

9月29日(水)

V.d.G.G.の「71&72某ブート抜粋テープ」を聴く。PAWN HEARTS時の彼らもなかなかに過激な演奏をしていたのね。

月末も近づき、ようやく忙しくなる。遅すぎるのである。
綱渡り行程で進行していた包装物などが何とか本日宅急便での発送が可能になり、おかげで明日の山形行きは免れホッとした。さて、明日は一日でどれだけの売上げを上げることが出来るか、最後の悪あがきをするのである。

9月28日(火)

Refugeeさんの伊太利亜TAPE、Stomu Yamashta 「GO」及びTai Phong 「Windows」を聴く。イタリアものは総て未聴物であった。こうやって複数のアーティストの演奏を一気に聴くと、やはりこの国特有のプログレの色彩が浮かび上がってくるような気がするから不思議だ。「GO」とTai Phongは想像以上にPOPなので驚いた。Stomu Yamashtaってもっと前衛的な音を演っていたんだとばかり思いこんでいたが、完全に誤解であった。明日はV.d.G.G.へ行こう。勿体ないからちびちび聴くのである。

私は会社の名刺の裏面にこのHPのタイトルとURLを印刷している。勿論初対面での印象を少しでも深くしたい、と考えてのことである。だが、実際に名刺交換をして裏面をご覧になる方というのは実は非常に少ないのである。今まで5人位しかお会いしたことが無いのだ(そしてこの方々はいずれも切れる経営者だった)。従って稀に私の目の前で名刺をひっくり返して内容について質問されると大変困るのである。大体のヒトは”プログレ”なんて知らないし。「えーと、その昔、1970年代にですね。」なんてややこしい説明を始めなければならないからである。自分で印刷しておいて何だが、簡潔な説明手段は無いものだろうか、と最近常々考えるのである。

9月27日(月)

King Crimson 「In The Court Of The Crimson King」&「Fracture8連発テープ」、Peter Hammill 「Chameleon in the Shadow of the Night」、Atoll 「Tertio」など。

「宮殿」紙ジャケは今日も発見出来ず。悔しいのでグレート・ミュージックにてAtollのCD、「Tertio」を買う。500円引きで1800円也。今日は妙に人気があったらしく各所から呼び出しがあり、帰社したのはこのところには珍しく19時を回ってしまった。疲れ果てて帰宅したが、REFUGEE氏からのカセット・テープとY.A.氏からのビデオ&カセットが同時に届いていて、疲れが一気に吹き飛ぶのであった。子供の可愛い寝顔でも見て仕事の疲れを癒やすのが世間一般の父親像であろうが、はっはっは。プログレオヤジはひと味違うのさ。
取りあえずクリムゾンの73・74年のヒストリーものを観てしまう。画質は送り主の言に偽り無く最悪であるが、70年代のクリムゾンの動く姿を観たことのない私の様な人間にとっては涎を拭く暇もない程の至福の映像なのである。いわゆる「ビート・クラブ」映像に混じって74年のライヴ映像があったが、やはーり何といっても皆格好良い。デビッド・クロスなんて結構女性ファンが多かったのではないか?「太陽と戦慄partⅡ」のウェットンの指の動きも凄いので驚愕する。フリップ先生の実際に弾く同曲リフの指のポジションはDGMのHPにあるTABとやや異なる様に思えて気になる。

9月26日(日)

今日は日曜日につきプログレはお休み。

芋煮会の季節がやって来た。従って例によって今日はその第一段を加瀬沼公園にて実施。昨年は四家族であったが今年は諸処の事情から二家族に減ってしまい、同時に楽しむ炭火での焼き肉も、このご時世から牛カルビから焼き鳥に転落したが、まあ芋煮会は芋煮会である。呑気な我々家族は10時にようやく到着したが、もう既に公園は団体で一杯であった。天気も良かったし当然であろう。ところで、「芋煮会」って何?と思われる方の為に昨年10月11日の「日常」より引用致しましょう。

《芋煮会・・・山形・福島・宮城の南東北に特徴的な行事で、親しい人たちのグループで河原などに集まって火を起こし、「里芋の入った」豚汁を作って食し、呑む。花見の如くいわば宴会の口実的行事である。特に若い人たちは、食べ終わった後に着衣のまま川に飛び込み、0.5㎞ほど競泳しその意気を示すしのが慣わしとされる・・というのはデタラメである。しかし、学生のゼミなどの芋煮会では、教授以下を川へ放り込んだりする場合も少なくないらしい。》

私も学生の時分には主任教授を広瀬川に放り込み、私自身も急流に投げ込まれて危うく20歳で人生を終えそうになったものであるが、今ではもう良い想い出ではある。ああ懐かしい懐かしい。
因みにこの「豚汁」、宮城県は味噌味、本場山形県では醤油味に仕上げるのが一般的である。
9月25日(土)

King Crimson 「The Great Deceiver」Disc2、V.D.G.G. 「I Propheshy Disaster」を聴く。

快晴である。長男運動会実施となるも仕事の為参観出来ず。30度近く気温が上昇し、家族全員くたくたになって戻ってきたらしい。
十数年のつき合いとなる同僚が退社。こんな時ほどあっけないものである。

9月24日(金)

Magma Live、V.D.G.G. 「I Propheshy Disaster」を聴く。

連休ボケにより仕事関係はやや低調なのに加え、対外的人間関係に新たな悩みも生まれる。あんまり関係したく無い人間との関係を人間関係と言うのもおかしなものではあるなぁ。
頃合いを見計らって宮殿紙ジャケが出現したと言う情報にHMV&タワーへとすっとんで行ったが、残念ながら発見出来ず。此の時点では、宮殿以外の紙ジャケも出ている可能性も考えられたので、お目に掛かったYESの新譜とトッドの紙ジャケもただ眺めるのみに留め、左手で右手を引き剥がしてUターン。給料日が月末というのは何かと面倒である。

9月23日(木)

今日は祭日の為プログレはお休み。

果たせるかな朝から霧雨、6時過ぎには運動会中止の連絡が届いてしまった。土曜日に順延となり、この日が晴天となれば就業日である私は出席出来なくなるので、何のためにこの2日間の慰安旅行をパスしたのか判らない、という事態に陥るのである。
さてマウスの調子がどうにも改善する気配が無いので、アカチャンホンポにオムツなどの買い物へ出たついでに買い換えに行く。取り替えた途端元通りになった所を見ると、やはり接点が摩耗していたと見るべきか。昨晩から最悪の場合2年振りの再セットアップをも覚悟して、メールのバックアップなどに励んでいたのだが、どうやらそこまでしなくても大丈夫らしくホっとする(でも白状すると原因が判らないので、IE5.0の再インストールなどをやっていた。恥ずかしいああ恥ずかしい)。ただ、今度はマウスパッドとの相性が悪いらしく、ポインタが思った場所に動かないことがあり気になるのである。

9月22日(水)

Magma Live、V.D.G.G. 「I Propheshy Disaster」を聴く。

今日・明日は会社の慰安旅行の筈であったが、明日長男の幼稚園の運動会の為私は不参加を選択した。従って私は連休を享受するのである。しかしこの雨で明日本当に決行されるのかは疑問だ。
子供達はそれぞれ平日の行動をしているし、配偶者は近所の母親達とのお茶会などに出かけ、オヤジ一人で留守番である。こんな時こそ有意義に過ごすべきなのだろうが、車も持って行かれたし、この雨だし、結局は家でずーっと過ごす事となった。ところが、映画でも観ようとすればこれが「バーバレラ」だったせいか途中で寝てしまうし、パソコンに向かい書き物でもしようかと思えば(Magma聴きながらだから自業自得とは言え)3行書くのに1時間掛かるし、オマケにマウスの調子が最悪でイライラしっぱなしである。思えば今朝次女がマウスを食っていたらしいからそれが原因であろう。結局のところ大したこともせずウダウダしているうちに全員帰ってきてしまったではないか。やれやれ。

9月21日(火)

Gentle Giant 「Edge Of Twilight」Disc1、Camel 「Breathless」、V.D.G.G. 「I Propheshy Disaster」を聴く。

昼休み、久しぶりに駅前の「グレート・ミュージック」に行く。実はHMVには未だYESの新譜が入荷していなかったのであった。プログレ棚を眺め始めるやいなや、何故か其処に居たご近所「レコード・ギャラリー」の店主が近づいてきて「いらっしゃいまし。先日どっさりと処分していった人がいたから、今日はいっぱい・いーっぱいありますよ・・・。」と私に囁いていったのだが、その通り眼前にはまさに胸を掻きむしらんばかりの葛藤の根源がひしめいていたのであった。Greensladeの1stから4th、あまり見ることの無いB.J.HやHeldon.、Atollの3rd、 Third Ear Band、Renaissance(オリジナル)のファーストなどなどなどが1,200円~1,600円辺りで一斉に手招きをしているのである。プログレの道に再突入して早数年ここまで悩み悔しい思いをした一時は思い出せぬ。猛烈な感動だ。しかも葛藤が背後から私を眺めている。このままでは感動と葛藤がいずれはごっつんこである。従って何時までも目の幅涙を流して突っ立っている訳にもいかず、冷静とは決して云えない脳味噌を脂汗流しつつ絞るように選択したのはMagma Live、Il Balletto Di Bronzo 「YS」からの2曲シングル(英語版)、(そんなに珍しくも無いが)、V.D.G.G. 「I Propheshy Disaster」、計4,200円也。地味な会計であった。V.D.G.G.のセレクトについては昨日聴いていたGiltrapさんのテープに触発された模様。”Ship Of Fools”のスタジオ・ヴァージョンを初めて聴いて感激である。オマケに10月1日から使用出来る10%off券も貰ってしまった。これは複数のプログレオヤジで有効に使わせて戴こう。
午後より懸案のカレンダーの件で仙台文学館へ挨拶に行く。只券を戴き藤村の草稿やら太宰の「惜別」初版本を初めて見る。今更ながらではあるが、今日判ったところでは、どうも我々が必要としているポジ・フィルム総てが有る訳ではないらしい。以前のパンフレットに使用したポジの権利は、制作した印刷屋に帰属しているし、いざとなったら撮影しか無いということに成りそうである。こりゃ思ったよりてーへんだ。
しまった。黄色的潜水艇のアナログ拝むのを忘れた。

9月20日(月)

Giltrapさんのテープを聴く。Hawkwind 「The Best &The Rest Of The Hawkwind Live」もちょっと聴く。Hawkwindは予想通りの音で何となく嬉しい・・・でもこのCD、編集がかなり雑である。

朝から頭痛と軽い目眩が消えず、やや不調の一日となるが、明日出社すればまた休みだと思えば乗り切るのはさほど苦では無い。さて、このところどうも売り上げが伸び悩んでいる為か、プログレ方面への情熱もイマイチパワーダウンしている様でイカン。やはり私にとっては、ゆっくり聴くヒマが無い、等とブツブツ文句言ってる時の方がプログレ的にも良いようである。まあこんな事言っていられるのもいまの内・・・ってのが例年のこの時期の特徴なのだが、今年は果たしてどうなのだろう。

9月19日(日)

Bruford 「One Of A Kind」。

「Hell’s Bell」など聴きながら内職。終了後加瀬沼公園及び県民の森で散歩(ここでは次女と車中で待つ)。子供達を欺き帰路古本屋へ、菊池孝「誰も書かなかったプロレスの内側」(100円)・小林よしのり他「国家と戦争」(800円)を購入、及び半年前から残っていたHawkwind 「The Best &The Rest Of The Hawkwind Live」なる怪しげなCD(400円)を救出する。天気も冴えず、眠気を引きずったままの一日であった。

9月18日(土)

休日の為プログレはお休み。

昨晩は「Yellow Submarine Songtrack」をあまりの嬉しさに(一応赤盤・青盤世代である)配偶者にまで無理矢理聴かせてしまった。ヘッドフォンのヴォリュームが高すぎると指摘されてしまったがこれは藪蛇である。ともあれこのCD、リアルタイムでは無いとは言え、Beatles世代を自負するオヤジには良い贈り物であろう。この潜水艦の影響なのか、最近BeatlesのCDが売れている、と某TV番組が主張していた。結構な事ではあるが、もはや彼らが”特別な”存在では無く、数多くのロック・グループ中のOne of Themとされつつあるのも時代の流れなのか。やや寂しい気もする。
鼻詰まりがやって来た。これは風邪ではなくハウスダストに因る花粉症の再開かもしれぬとは思ったが、一応今日一日は大人しくしている事にする。

9月17日(金)

「黄色潜水艦音曲」、深紅色王「不在愛人」。

秋雨冷冷、地湿以冬道程。終日不覚暁、業務遅遅不進。我心欲覚醒、決心購入黄色潜水艦也。即車中熱聴驚愕新生学曲、響流麗心不此処。只依然睡魔不去、不意衝突危機複数回、呆然早期帰社。且亦早期帰宅、我欲休眠安眠惰眠。

9月16日(木)

V.D.G .「Vital」を聴く。

仕事は淡々とこなす一日。風邪気味にて体調がやや悪く、近所の病院にて注射と薬を処方して貰う。勿論新日仙台大会に無事辿り着く為だ。ただここの看護婦が下手なのか私の血管が細すぎるのか、大抵は直ぐ内出血して悲惨な腕となるのである。
仕事がやや押して開始時刻には間に合わず。本日は8試合で、やはり痛感したのは結局のところメジャーの力である。第一試合に藤田クラスが当然の様に出てくるのを見るとこの辺厭でも納得させられるのだ。藤波・天龍vs健介・安田あたりが第4試合、というのも(他団体にしてみればおそらく)贅沢で凄いことである。旬では無いにしても。ともあれ、みんなプロとして鑑賞に堪えうる身体つきをしているし、それぞれ華も見せ場があるし、つまりは何よりも確固としたエンターテイメントとして機能しているように思われた。最近はTV中継もろくに見ない私であるが、生でこの団体を鑑賞するのはほぼ10年振りであり、それなりの感慨もある。・・・2階席から観ると武藤の後頭部が寂しい。執拗な膝責めで古傷をまた痛めたらしい彼は小島の大して効きそうにも見えぬラリアットで弱々しく散っていった。
得意先の担当者と二人、帰りに食事でもという事になり、この人の行きつけの中華料理屋へ赴く。座敷に入ると昨年制作した某金融機関のカレンダーがまたもや2枚貼っていた。しかも1枚はパネルに入れられていておお!と感激するも束の間、この担当者が唐突に「ところで、晴山さんの人生の目標は何?」なんて聞くもんだから、咄嗟には応答できず考え込んでしまった。・・・プログレの目標は幾らでもあるんだけど。

9月15日(水)

休日につきプログレはお休みである。

敬老の日だ。さあ敬って戴こうじゃないか。生憎の大雨ではあったが、長町にある西友系ショッピング・C.が2周年記念セールのチラシを見て長女が次女のために玩具を買ってやる、などと言うので(彼らは親より金持ちである)一家でのこのこ出かける。まずは記念品の小鉢を人数分貰って満足である。それにしても電車が停まるほどの大変な豪雨だというのに凄い人出だ。やはり巨大モールと屋内駐車場の力は大と言えよう。お子様関係用品を入手後、人間の数に恐れを成して早々に引き上げることとする。
途中最早ミッキーマウスのイラストが剥げ落ち白い紙面がむき出しとなっていた私のマウスパッドの替わりを敬老の日のプレゼントに買ってくれるというので、某コジマ電気に寄った。若い店員に聞くと一生懸命探した挙げ句キーボード・カバーを持ってきてくれた。いくら年寄りだからといってからかっちゃあいけないよ。それにしてもあれだけのデカイ店にマウスパットのひとつも無いってのは片手落ちではないか。
そう言えば紀ノ国屋書店で「レコード・コレクターズ」を立ち読みしていたら、ビクターの紙ジャケ広告が載っていたが、何と「完全限定盤」と書いているではないか。HMVの店員の話と違うぞ。あわわわ。アトミック・ルースター/バンコ/ストレイ・ドッグどうしよう。

9月14日(火)

King Crimson 「Cirkus」のみ。

残念ながら騒ぎは今日も続くのであった。校正の再確認から始まり途中不備箇所の補正による再製版2回・折込部数&エリアの修正1回・印刷時間の再調整4回;昼食を挟み再入稿後やれやれと気が緩んだ瞬間紙屋の納入ミス発覚大雨雷頭痛腹痛背筋痛喉痛眼精疲労只の眠気事故渋滞携帯電話で運転疎かな親爺間違い電話世間話といったありとあらゆる事象(そう、結局事象なのだこれは)が悪夢の如く襲いかかり気持ちを休ませては呉れないのである。しかしながらこう言った状況の時ほど「Fracture」が聴きたくなるのは、業界的にはどー見ても極限に近いこの状態を、おお面白い!俺はやっぱり今生きているのだと心の底から楽しんでいるからに他ならないのであろう。ただ今日の最大の問題は、総てが解決したと思われた午後9時に「晴山さん、これは不味い」と得意先に指摘された箇所があったことである。確かにこれは私が引き起こした問題であったのだ。

9月13日(月)

Greenslade「Live」を聴く。後半の方がクリエイティヴ。

進行中のチラシ・物件概要部分に重要な漏れが発覚し、朝から上司に指摘されて月曜日の朝からオタオタしてしまった。しかしながら製版入稿前に問題が浮上したのは良しとしなければならないだろう。印刷或いは折込が完了してから見つかったのでは遅すぎる。
ところで、9月半ばとなって30度を超える日が連続するなんてかつて経験した記憶が無い。例年仙台の夏は既に終わっている時期である。空の雲は完全に秋形でありながら気温がこの状態というのは殆ど地球に騙されているようなものである。次女の背中に再び汗疹が発生してしまったではないか。

9月12日(日)

引き続きプログレはお休み。

「バグズライフ」は子供達の気まぐれによりキャンセル。ビデオで良いと言うのだ。不心得者めが。仕方が無く予定を変更して希望通り配偶者の実家へ行く。2週間会わなかった為、次女は既に爺さん婆さんの顔を忘れていた。不心得者めが。例によってショッピング・センターへ買い物という展開を辿るが、隙を伺い子供3人を連れて中古本屋へ寄り道、結局子供の本を3冊買って終わる。ところで、今日の仙台市の最高気温は31.9度だったそうである。どう考えても暑さに弱い我々をナメた気候と言う他は無い。

9月11日(土)

休日の為プログレは無し。

今日も今日とて朝マック。午前中は長女と長男を連れて散髪。長男は「シャンプーの時顔にお湯かけないでね。」と20回は訴えていた。これではまるで私が日頃虐待しているみたいで非常に困るのである。一方、二人で遊んでいて「ムカツク」などという言葉を使用するのを聞くに至り激怒。最低の言葉だ。私の眼の黒い内は絶対に使わせるものか。
明日は「バグズライフ」を観に近所の市民センターに行く予定なので、子供達に「ババ・オライリー」を聴かせる。半日してギターで最初の3コードを試しに弾くと長男は覚えていたことが解って一安心。

9月10日(金)

The Who 「The Maximum R&B 」Disc2&3、Mike Oldfield 「Tubelar Bells」。
勿論日曜日に長女・長男と「バグズライフ」を見に行く予定なので、Whoを聴いたのである。

21世紀の己を想起させる様な衝撃的神田正輝の姿を見てしまって呆然とした朝、いつものように家庭ゴミをゴミ置き場へと運びふと見上げると空は既に秋の雲が漂っていた。しかしながら今日も暑くなるという予報である。明け方は大分涼しくなったが、夜寝付く時間まではまだ蒸し暑いようだ。今日は金曜日ということもあり、最近には珍しく予定が立て込んでいた。製版入稿が入ると忙しくなるのは我々の商売では避けられない現象である。遅い昼休み、書店で小林よしのりの「戦争論」を半分立ち読みする。昨年作者が右翼のレッテルを張られる決定的要因になってしまった作品で、表現は確かにかなり過激である。別に間違ったことを言っている様には思えないのだが、やはり反論も読まなくてはフェアとは言えぬが、逆襲反論本は思ったより異様に多く・・・既に怯んでいるのであった。

9月9日(木)

Peter Hammill 「Chameleon in the Shadow of the Night」、Gentle Giant 「Edge Of Twilight」を聴く。

今日即ち1999年9月9日に33歳になったというお目出度い男が会社にいたので、みんな言葉だけで祝福してやった。
次女が異様に早く起きて騒ぐので、ここ数週間はずっと寝不足気味である。夕方になると頭がクラクラしてくる事が多い。早く寝りゃあいいものだが、ついつい夜更かししてしまうので結局墓穴を掘っているのだ。もっとも一時間起きに起こされる配偶者に比べればまだ条件は良いと云える・・と一応フォローしておこう。
懸案のハミルCDは財布の中に100円の割引券があったので850円にて入手。中古屋へ通りかかって路上駐車し、走って入店・走って探索・走って会計・走って出店。この間約2分間。やはり私は真面目で仕事熱心な営業である。だが疲れた。9月だというのに気温は30度もあったらしい。

9月8日(水)

King Crimson 「紅伝説」Disc3、P.F.M. 「甦る世界」。

某地元金融機関へ採用御礼&今後の打ち合わせの為訪問。ちらっとマル秘書類を見てしまったが、結局10数社中、一応投票的には過半数を戴いたようである。当然全国大手2社も参加していた訳で、20人未満の会社だって勝テルンダゾーなんて脳天気に良い気分に浸っていると、やはりそこは現実、「直し」の打ち合わせにすぐ入る。次はデザイナーのこだわりとお客さんの我が儘を何とかうまく融合(妥協か)させる仕事が待っているのだ。
無茶なスケジュールとは解っているチラシを無理矢理入稿に持って行こうと悪戦苦闘している最中、某得意先の営業部長から「どうしても会社以外の場所で今日会いたい」と直接呼び出しがあり、何だ何だと近所の喫茶店へ向かうと自分が所属している釣りサークルの名刺を作って欲しいのー♪と原稿を渡された。えーとそりゃー仕事だからね何でもやるけどさ。ぐったりして帰社すると、先月清算段階に入った前得意先からFAXが届いていた。やはり9月の支払いは無理と挫折し、会社更生法を申請したとのこと。挫折しましたって売り掛けはどうして呉れるのだ。がーん。こりゃ駄目だ。早く帰って配偶者の友人から届いている筈の神田正輝の真性禿写真でも見て元気を出そうと家路を急いだが未着・・・こんな日はそう、早く寝ます。

9月7日(火)

King Crimson 「紅伝説」Disc2、Peter Hammill 「In Camera」、P.F.M. 「幻の映像」&「甦る世界」。

昼(本当にお昼である)、HMVへ紙ジャケを取りに行く。実際の売場を見るとP.F.M.コーナーには通常盤「友よ」しか置いていない。もう紙ジャケは売れてしまったのだろうか。だとすりゃ紙ジャケ人気、確かに侮れぬかもしれぬ。ああ予約して良かったと胸を撫で下ろすこの幸せ。ところで「幻の映像」はプラケース盤と比較すると明らかに音は良い。特に低音は素晴らしい。音もアナログ世代の好きそうな音に仕上がっていて、いつもながらこういった商品の出来具合には感心するでよ。Crimsonの紙ジャケは依然発売日未定とのことではあるが、こんなものを聴くと期待は高まる一方である。
某地元金融機関のカレンダーのコンペ結果を知らせる担当者よりのTELがあった。2年連続で採用となり、まずは安心・・という訳にはイカンのだ。これから著作権の果てしない(というウワサの)交渉に突入である。

9月6日(月)

King Crimson 「紅伝説」Disc3、Peter Hammill 「In Camera」。

おかしいなぁ。最近プログレオヤジの仲間内では賛否両論(勿論否の方が多いけど)の「ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・・・」の解説を読むと、「In Camera」最後の収録曲について、「ハミルの声が戻ってきたときの救われたような気分」云々と確かに書いているのだが、私が先日800円で入手した独盤レコードでは、魑魅魍魎を思わせる不気味な音色が続くがままにありゃっと終了しているぞ。何故だ何故だ誰かおせーて。だってこれは一人で夜ヘッドフォーンなんかで聴いたら凄い怖いんですけど。
帰宅するとHMVよりTEL、P.F.M.の紙ジャケ2点が漸く入荷したらしい。明日は(実は狙っていた)ダブル・スタンプ・デーだから丁度良いのだ。

9月5日(日)

日曜日につきプログレはお休み。

昨日まで実は全く忘れていたのであるが、今日は学区民運動会であった。長女を自転車後部に乗せて向かったは良いが、この季節にしてはやたらと日差しが強く、結局次女が可哀相になって長男共々昼前に帰って来た。
全然話は変わるが、私は食べ物に結構執着の強いオヤジであって、先程も志村けんとビートたけしがイクラの被りモノにてしょうもナイ歌を歌っていたのだが、実は眺めていて涎を発した位である。その昔「異人たちとの夏」という映画を観ており、今でも配偶者との間にて話題になるものであるが、私の最も印象に残って居るシークェンスは、「甘いことを・・・グワーッ!」なんて襲いかかる怖い女よりも、最後の江戸前の鋤焼き屋で対話する親子、だったりするのである。旨そうだなぁーなんてね。まあ芸術を解する精神とは無縁なもので、申し訳ない。大林宣彦に怒られそうでんな。

9月4日(土)

V.D.G.G. 「Godbluff」、King Crimson 「Cirkus」。(体育館への往復時)

午後より小学校でバザー。流石にプログレどころかCDなど無し。夕方パンクラス仙台大会の会場へと向かう途中某得意先よりTELがあり、「16日の新日のチケット取っとくからね。」との非情な通達があった。うーむ今月は紙ジャケP.F.M.の他はCD買えなかったりしそうである。
5時に得意先担当者と会場で待ち合わせしていたので早めに到着してあたりを見ると、やはり団体の特色と言おうか、若者しかもどう見ても格闘技をやってそうな連中が圧倒的に多い。そして女性も多い。オヤジは非常に少ない。やってきた私の連れは、何の迷いもなく「鈴木選手握手会」への参加権が得られるパンフレットを即座に買い求め嬉々としてイベントに飛んでいき、でも戻ってくると「晴山さん、▲◇●◎の増刷お願いね。データは月曜日の夕方に渡すから。」といきなりビジネスの話ができる冷静な人ではある。さて格闘技系の団体は初めて観戦したが、何よりもあの緊張感は好き好きだろうな、と思う。最近改正されたという、①ダウン=K.O.②ロープ・エスケープというサンクチュアリ且つプロレス的判かり易さを放棄したルール・・は、いかにもバーリ・トゥードへの距離を縮めた様には見える一方、生半可な予備知識しか持っていないファンの取り込み等考えると、余計なお世話だろうが興行的には大変な冒険であろう。固唾を呑んで物音ひとつ立てず見続けられるのはやはり5試合くらいが限界かもしれない。残念ながら私が知っている船木や鈴木選手はサインボール投げをつまらなそうに処理しただけで試合は無く引っ込んで仕舞ったが、(私の配偶者が大嫌いな)船木選手はやはりスター然としていて他の選手とはどうも貫禄が違う、という感想である。48秒で終わる試合(セミ)もあり、5試合の全タイムは30分程度であったろうか。メインはシュルトvs稲垣であったが、膝の一発で稲垣がダウンし、我々の目の前をピクリとも動かないまま担架で運ばれていくという壮絶な幕切れであった。いやーでも、4列目とは云え、角度によっては決め技が何だか全く解らない場合が多いのではないか。やはり此の手のものはTVの方が見やすいような気がするぞ。
入場テーマは10曲あったがいずれもユーロビートみたいなものが多く、当たり前だがプログレは無し。Crimsonのスラックやらプロジェクト関係など誰か使ってくれんだろうか。

9月3日(金)

P.F.M. 「甦る世界」。

いやー昨晩は心配で眠れんかったではないか。今日聞いたら得意先の社長も新聞見て「おーっ!」と騒いでいたらしいが、この辺りの事情については理解の深い方だったのでお咎めも無く大事にはならず一安心である。出所であるレンタル業者も違っていたようで・・・昨日の発言は言い過ぎでした。御免なさい。
午後よりDTP積算の講習会に出席する。申し込みを命じられていたのは私であったが、昨日まですっかり忘れており、責任を取って私だけ出る羽目になってしまったのである・・・だが中味は非常に重要で、今後の業界の方向を考えさせるものであった。要するに一体これからどんな標準を作っていけばいいのか、誰も解らないのだ。(この業界、いつだってそうなんだが)これから試行錯誤して価格体系を積み上げていかなくてはならない。しかもDTPの世界は(言葉は悪いけど)素人が途中のプロセスに介入してくる、という事情が有るため業界との発注条件などの折り合いを一つ一つしかも早急に解決していく、という厄介な課題も含まれているのだ。
今日長男が足の裏に出来た「細菌性の魚の目の芯」を抜くため小児科に行ったのだが、看護婦5人掛かりで押さえつけなければならない程の大暴れをやらかした様である。待合室ではとっても喜ばれたようだが、医者の指を噛んで負傷させた歯医者と看護婦の顔面に蹴りを入れてしまった皮膚科に続き、また一つ行けない病院が増えたのだろうか。

9月2日(木)

Trace「Trace」を聴く。バロックのカバーが秀逸。全編インストとは知らなかった。「鳥人王国」も聴いてみたくなったで。

帰宅してぼーっと地方紙夕刊を眺めていて仰天。思わず「俺、明日会社休もうかなぁ・・・。」と発言してしまった。昨日納品した某得意先のチラシに使用したレンタル写真が他企業の全面広告にどーんと掲載されているではないか。しかも使用した企業は同業者であるから見事なまでのバッティングだ。しかも私の得意先のチラシの折込予定日は4日。おい、A.I.G!.いい加減な仕事をしやがって(っていつもの私の事?)一体どうしてくれるこれで取引停止にでもなったら一体どうしてくれる。ああ、昨晩に引き続き今夜も眠れそうに無いじゃねーか。一体どうしてくれるんだよーぉぉぉ。

9月1日(水)

Atoll 「夢魔」を聴く。要するに「YS」のテープの裏面に入っていたのである。完全に惰性。

紙ジャケは無い。HMV駅前店に電話すると、「限定盤みたいですからもう入荷しないんじゃないすかねー」と非情な返事。P.F.M.も知らん店員には是非とも言われたく無い言葉だ。北海道支部へかつて訓辞した「出会った時が買い時」という他でもない己の言葉に打ちのめされる一瞬でもある。このまま帰るのも癪なので中古屋を覗くと500円均一のレコードがあり、その中に「TRACE」を発見。ああこれsibaさんが良いぞって言ってたっけなぁ、と思い出して購入した。

8月31日

Il Balletto Di Blonzo 「YS」を聴く。

朝から気が重かった。紙ジャケが売り切れていたという悪夢を見た為でもあるが(そしてそれは勿論正夢であった訳だが)、友人が一人何処かに消えてしまうかも知れないという事態に直面したからである。

8月30日

The Mothers Of Invention 「Uncle Meat」Disc2、A.B.W.H. 「An Evening of YES Music Plus」を聴く。

昨晩プログレ本を読んでいてザッパについての記述を見、数年前レンタルCD屋から借りてきて眠っていたテープを引っぱり出してきて聴いた。確かにほとんどカンタベリーの世界だったりするなぁ。雑派親爺こんなことまで演っておったとは。

精神的にエンジンが発動しないまま仕事に臨むのは危険であるがどうにも仕方が無い。月末の常で無理矢理納品したりせねばならぬモノがひしめいているのだ。紙ジャケが頭をよぎるが今日のところはどうしようも無いか・・・なんて思いながら帰宅するとSoft Spaceさんから郵便でGreensladeのライヴ盤が届いていた。品切れ状態が続いていたのかと思っていたが、意外に早く入手出来たのは有り難い。しかもKeith Tippett仙台公演のチラシなんて同封されているところはニクイね。うむむむむところで紙ジャケどーすんべ。

8月29日

本日は日曜日の為プログレはお休み。

遅い朝食は、ハッピーセットに釣られた子供達の希望もありマクドナルドの策略にハマる。相変わらず馬鹿な家族である。午後より豪雨。夏休みに子供達が制作したという陶芸品が焼き上がったというので、隣りの隣り町にある某自然公園内の陶芸教室まで取りに行く。歪ではあるが、これは良い記念になったようだ。
8時を過ぎてから配偶者が米が無いと騒ぎだし精米へと駆り出された。自動精米機は夜もちゃんと営業してるのを初めて知る。人生毎日が学習である。
8月28日

King Crimson 「紅伝説」Disc1,2&4。久々に聴いたがDisc4のライヴ音源はほとんどオフィシャルで発売されたのであるなぁ。紅伝説」発売当時は果てしない夢があった訳だ。残るは「USA」のみか。

本日は仕事だが社員の4分の1は有給を取っていて社内は異常に静かだ。打ち合わせもあったのでいつものように外出、気の抜けやすい土曜日にはシビアな話は避けたいがそうも言ってはおられないのが辛いところである。
昼休みには金も無いのに中古合同フェアを覗く。えー昨日の状況とはと相反する行動であるがやはり人間自己矛盾を抱えていて・・・ってもういいか?幸か不幸かさしたる発見も無く一安心して帰るが、やはり手ぶらでは虚しいものである。

8月27日

A.B.W.H. 「An Evening of YES Music Plus」(Disc1)、Deep Purple 「The Book Of Taliesyn」、Pink Floyd 「Europe Tour」Disc2、P.F.M. 「甦る世界」を聴く。私のP.F.M. 紙ジャケはまだ小さくなる気配は無い。

本日配偶者が長男を迎えに幼稚園に行くと、「旦那乳毛あるんだって?」とウケたそうである。確かに頭髪には頼りなげな気配が見え隠れするものの前にも書いたように髭と乳毛については埋蔵量は豊富である。しかし人間というのは大抵自己矛盾を抱えていて、それがプログレオヤジとなればなおさらなのだ。羨ましいとは思うが、どうか事情をお察しの上ご勘弁願いたい。
さて月末と言うこともあってか、ここ2・3日は割合あたふたとしそうである。此の辺りで売り上げの帳尻を合わせないと大変な事になりそうなので願ったり叶ったりである。しばらくはCD屋からも遠のくであろう。多分きっとおそらくはほとんど間違いなく。資金も無いから丁度良い。

8月26日

Peter Hammill 「Roaring Forties」、A.B.W.H. 「An Evening of YES Music Plus」(Disc2)及びP.F.M. 「甦る世界」を聴く。「甦る世界」は残念ながらレコード大の紙ジャケだ(要するにレコード)。何故かというと私が貧乏だからである。

マンティコア関係の紙ジャケでも拝みに行くかとHMVへ。残念ながら発見出来ず、YES方面をぶらぶらしていると、懸案の(これが多いのである)「An Evening of ・・・」の輸入盤があるではないか。ほとんど同時に先日タルカス購入時にポイントが2,500円分に到達したことに気づき、迷わずレジへ突入する事となる。税込み401円にて入手する事に成功した。これ実はほとんど8.8でのsibaさん&PINKさんお二方のお恵みによるものである。どうもありがとうございました。お陰様でこんなに立派に育ったのでございます。ところが帰り際に何気なく「P」のコーナーを眺めた私の眼に飛び込んで来たのはああ何と間違いなく6月に買った「甦る世界」のジャケットの見事な縮小版であった。私は「PE・・」周辺を躍起になって探していたが為に殆ど「PA・・・」そばにあったこのブツを発見出来なかったのである。しかも腹が立つことに数ヶ月前必死になって探していた「友よ」国内盤もあっっっさりと鎮座しているではないか。あの悪夢のような期間は一体何だったのであろう。傷心のまま私はHMVを後にした。何故って得意先との約束の時間が近づいていたから。更に詳しく云うともうお金が無かったから。・・・いい曲だなぁ、「Order Of The Universe」って。

8月25日

Al Di Meora 「Elegant Gypsy」、Affinity、Pink Floyd 「Europe Tour」Disc1など。

漸く涼しくなった。このまま秋に移行していくのだろうか。秋がやって来る、ということは、我々の業界ではいよいよ年賀状の準備をしなければならぬ、ということを意味する。今年は何の話も出ないのだが皆忘れているのだろうか。こりゃイカンぞ。
今日、同僚が一人退社した。以前この日記にも書いたが、Floyd の「炎」を聴くのに途中で挫折した祟りにより、頭にカラスが停まったという例のあの人である。10年のつき合いであり同年代の人でもあったので、やはり寂しいモノがある。餞別の商品券を買いに行ったついでに中古CD屋にふらっと入ったがどうも急に目眩がしだして怖くなって直ぐ出てきてしまった。こういうときにはCANに限る、ということで「缶詰の絵描いたヤツ」を聴きつつ脱力しながら帰社、早々に帰宅 。

8月24日

EL&P 「Tarkus」、King Crimson 「The Collectors’ King Crimson」 Disc2&3、Osanna 「Palepoli」(途中まで)を聴く。

仕事中国分町通りを車で走っていたら、右側を歩いていた男性がポケットに入れようとしたらしい5千円札(見えたんだなこれが)を落っことしてしまったのを目撃してしまったので、追い越してから教えてあげた。勿論大変感謝された。何てイイ奴なんだろう俺って・・・ちょうどお昼だったので善行のご褒美にHMVへと向かい、EL&Pの「Tarkus」紙ジャケ盤を購入。え?予定の行動じゃねーかって?いや実際紙ジャケを買うにはやはり自らを納得させる必然性が大切なのである。残念ながら謎のFloyd本は発見出来ず。PINKさん、スミマセンまた今度。さて当然直ぐに聴いたが皆さん仰る通り音が良いので吃驚した。特に低域が素晴らしい(ような気がする。リマスター盤と聴き比べた訳じゃないけど)。EL&Pは赤箱を購入以来積極的に旧譜へアプローチしていなかったので、紙ジャケは前に出た「展覧会の絵」しか持っていなかったのだが、更に認識を改めることになってしまった様である。紙ジャケって嬉しいような、困っちゃうようなモノだったのだ。うーむ。
帰宅後、内職しながら長男に「Tarkus」のジャケットを見せたら喜んでおったげな。いずれ内ジャケの物語でも聞かせねばなるまいて(正確なstoryは判らんが)。

8月23日

Hatfield and the North 「The Rotters’ Club」、Curved Air 「Air Cut」、Gongzilla 「Suffer」を聴く。

昼コンビニに行ったら隣に中古本屋があったので覗いてみると、何とKing Crimson の「紅伝説」が3,000円で置いてあり目を疑った。勿論輸入盤らしいがこれは4CDだからはっきり言って凄い価格である。これが詐欺師箱だったら喜ぶヒトも多かろうが、実は私は思わず手を出しそうになったのである。お前持ってるじゃねーかと一喝するもう一人の自分の声に目が覚めたとは言え、予備にもう1setあっても良いではないかとついふらふらと。
・・・ああ、そうかタルカスの紙ジャケってやっぱり音良いのか・・・やはり運命なのかも知れぬ。明日HMV一番町店に行くだけ行ってみよう。まだあるかどうか不安だが。
話は全然変わるが、4年程前に内痔核を切除する為に10日ばかり入院していたことがある。今日帰宅するとそのお世話になった病院の「もと患者さんの会事務局」という所から葉書が届いていて、こりゃ何かと思えば「第一回元患者さん同窓会」の案内というものであった。笑っちゃったがこれは面白いところを突いた企画ではある。別にまた入院したいとは思わないが、あの期間は結構同室の連中は互いに励まし合ったりしていて、まあ懐かしい想い出だったりする。一緒に過ごしたオヤジ連中に会えるのなら行ってみたい、と思わせるではないか。病気の深刻度がまあ軽いから出来る企画なのだろうが、病院販促上の何やかやがあるのは窺えるとは言え、粋なことを考えるものだ。

8月22日

本日は日曜日につきプログレは無し。

子供達の夏休みもいよいよ終わりが近く、宿題が漸く現実感を持って襲って来ることと相成った。(昨日!)課題図書を買った長女は朝から読書感想文に悩む。これは大人が読むにはなかなか面白い本であったが、作文で云々するにはちょっと難しい本であった。おお!と感動するとかううっ!と泣けるはっきりした本じゃ無いのである。私もこの手の作文は昔から不得手だったので(少なくとも誉められた記憶は皆無である)指導するにも冷や汗ものなのだった。一方長女が忙しくて構って貰えない長男は6ヶ月の次女と一生懸命遊んでくれるのだが、度が過ぎて配偶者の怒りを買う始末である。このような状況で興奮しきった次女をクールダウンさせるにはFractureが一番である。最近これをギターで弾いてやるとニコニコと喜んでくれるのである。

8月21日

本日は休日につきプログレは無し。

午後より子供会の廃品回収があり、例によってオヤジは私だけだったので張り切ってトラックへ古新聞を積む作業などやっていたらやはり全身筋肉痛になりそうな気配である。
私は毛深い方で髭は濃いが胸毛は無い。しかし比較的立派な乳毛を持っているので極稀に気になった時には手入れをする。昨日の社内営業担当者による朝のミーティングで、この事について上司に意見を求めると、何と彼は抜いているらしい。当然カット派である私はその勇気に対して心から感服したが、他の営業マンは特にコメントしなかった。身体の手入れに関する態度は千差万別である。ちなみに私の中学時代のある友人は陰毛にトリートメントする男であった。今でも実行しているのだろうか。

8月20日

Osanna 「Palepoli」、Bruford 「One Of A Kind」及びAtoll 「夢魔」を聴く。Osanna恐るべし。プログレの要素がすべてぶち込んであるではないか。メロトロンの思い切りの良い使い方など実に私好み。此奴は一生懸命聴こう。

いやしかし暑い。もういい加減飽きたでー。暑さの為とは言わないが、今月もまたGOLDWAXを買っちまった。税込み840円だし、よく考えれば中古CDの一枚でも買えるものを・・・とセコイ事をも考えてしまう月半ば。
夜、得意先の担当者が打ち合わせに来社するというので待っていたがなかなか現れず、その内社員は私一人を残してみんな帰ってしまった。あんまり暇なので休息室で服を脱いで下着姿で腕立て伏せやらスクワットし始めるやこの人タイミングよく来社するではないか。いやー慌てたのなんの。このオヤジ息を切らして一体何やってたんだとさぞかし不思議であったろう。妙な噂が広まらなければ良いが。

8月19日

Osanna 「Palepoli」を聴く。

昼食もそこそこに、駅前某所;CDレコード合同セール初日に赴く。レコードに深入りすると時間があっと言う間に過ぎてしまうので、今回はCD関係を中心に漁ることにする。Osanna 「Palepoli」、Gongzilla 「Suffer」、Brufford 「One Of A Kind」までは何の迷いも無かったのだが、探し倦ねていたGreensladeのファースト(邦盤)を発見して可成り悩んだ。だってつい最近レコード(独盤)買ったばかりだったもんね。だがレコードには当然解説付ではないし、いつプレーヤーが駄目になるか判らんし、子供に割られる可能性も否定出来ないのだと思い直して仕方なく買う。締めて5,002円、総てCDである。そう言えばFloydのブート結構ありましたぜPINKさん。さてその後、レコードの”Progressive”コーナーを暫し眺めていたが、どうしてあの連中はああやって両手で、しかも凄まじい早さでダダダダダーッとレコードを観れるのだろうか。いつ見てもその器用さに感心はするのだが、もっと大切に扱っても良いのではないか。自分が買うレコードはケースの底に落とさんでしっかり掴むから関係ないんだろうが、あれではジャケットとか傷むんでないの。
Greensledeはちょっと聴いてみたが、「CDだからと云ってレコードよりは音が良いとは限らないぜ目を覚ましてもっと修行しろ」という見本の様なものであった。
お仕事は漸く多忙の兆し。忙しいといっては愚痴を言うし、暇だと不安である。困ったもんだ。

8月18日

UK 「UK」、Il Balletto Di Blonzo 「YS」、Quatermassを聴く聴く。

配偶者が子供会の「夏休み夕刻自転車パトロール隊」の当番というので、6時には帰宅しなければならず、全般的には暇だったとは言えあたふたとした一日になってしまった。それにしても・・・アテにしていた大口の仕事が流れたり見積もり依頼があって勇んで出かければ残念ながら不発だったりと、思うようにいかぬと残暑が一際堪えるで。
某得意先・格闘技好きの担当者より、9月4日のパンクラス仙台大会のチケットを受け取るが、話を聞くと船木等私が知っている選手の試合は組まれていない模様。がーん。

8月17日

Il Balletto Di Blonzo 「YS」、Hatfield and the North 「The Rotters’ Club」及びP.F.M. 「Live In USA」を聴く。

相変わらず未だに休日中の得意先も多く、羨ましい事である。本日は中古レコード&CD合同セールだった筈と思って一応心の準備をしていったのだが、お昼前にパラダイス・レコード前を通りかかったら、実は19日からであった。不発弾的に虚しい心を抱えて一日を終えるては地獄へ堕ちようという世の喩えに倣いグレート・ミュージックへと向かうが、どうも乗らずG.G.の「Under Construction」を発見しながら何故か見送る。甚だ不調である。
早めに帰宅すれば家族全員帰っていた。酒のつまみしか無いと言うので禁を破り配偶者と酒盛りに突入、そんな訳でオヤスミである。いやすまん。

8月16日

Anthony Phillips 「The Geese And The Ghost」、Mike Oldfield 「Crises」、Atoll 「夢魔」を聴く。

今日からまた楽しい仕事だ!仕事は即ち俺の生き甲斐だっ!と張り切って出社したのは良いが交通量が異常に少なく、嫌な予感がしていたら得意先は行けども行けども休みである。誰だこんな日程のお盆休みを決めたのはエーッ!?と思わず蝶野が入る。(そう言えば昨日のG1もすっかり録画を忘れてしまったではないかオーイッ!?)止むを得ん工場長からまたビデオ借りよう。
どうにも仕方が無いので滅多に行かないところに顔を出したはいいが、公営墓地近所の為当然お盆渋滞に巻き込まれて文字通り墓穴を掘ってしまったではないか一体どーしてくれるアーッ!?いよいよこの夏最後の独身の夜と言うのに、こういう時に限って内職が一杯あったりするのが悔しいぞダーッ!

8月15日

昨日より次女が熱っぽく、朝一番で休日当番医に診察へ。いわゆる突発性の発熱という奴だったが一応薬を処方して貰う。騒々しく雨が降る中、配偶者の本家・仙北大和町へ墓参りに向かう。全国的に降雨量が多く、寺の近所を流れる吉田川は今にも溢れんばかり囂々と流れ消防団の人たちも橋の上から心配そうに眺めていたが、午後になって雨も止み警報は解除されたらしい。例年は夕方まで過ごすのだが、次女のこともあるので早々に退散。夜になってこの次女も何故か熱が下がったので、家族を残し明日から仕事という私だけ帰宅。道すがら「太陽と戦慄パートⅡ」を聴く。私にとってこの曲におけるブラッフォードのホイッスルは、再び日常・・・プログレ、そしてストレスの源・・・へと戻って行く為の合図なのだ。

8月14日

どこか遊びに連れて行け、という訳で子供達に起こされる。どうせ乗っているのは子供達だけなのでIl Balletto Di Blonzo 「YS」を聴きながら東北自動車道の宮城IC近くの市営プールへと向かう。最近は「パパこの歌ちょっと気持ち悪いね」などと文句は言うが別段厭そうでもないので積極的にプログレを聴かせる事にしている。
さて子供達はどうも飽きっぽいので入場料他計3,000円近く払っても1時間もすれば帰ろうと言い出すのである。仕方がないので同じ建物内にある入場無料の「リサイクル博物館」みたいな所へ行くとこっちの方が面白い、とキャッキャと遊んでおる。オヤジはセコく此処で只で貰える文庫本を物色、且つ使えるオーディオ・アンプなど無いものかとリサイクル家庭用品に目を光らせるが出物は無し。
リサイクルついでに子供を巻き込んで結局中古CD屋を梯子するが、こちらもGGの「Free Hand」の在庫を確認するに止まり、諦めて子供のお菓子を買いに生協へ行く。此処では実は高校の同級生が働いていて、果たして今日も忙しそうにしていたが、つい声を掛けてしまった。彼は96年にEL&Pのライヴを見に行った仲でもあるが、なかなか会えずその後は電話でしか殆ど話して居ない。久しぶりに顔を合わせてよりによってエマーソンの腕の事を知らせてしまった(彼は熱烈なEL&Pファンである)。非常に驚かれてしまい、これは失敗したかも知れないと後悔する。

8月13日

私にしては早起きして8:08発の電車に乗ったのだが、既に東京発の東北新幹線は満員であり出入口前しか余地は無く、座席でCDを楽しむという私の悪計は脆くも消えた。しかしながら父と待ち合わせた墓参り先の花巻市までは一時間なので文句も別に出ない。仙台と3度の気温差に怯えていたが、急に涼しくなった模様で運が良かったのであろうか気にならぬ。母が例年と比較にならない暑さに可成り参っていて墓参りを諦めた、と父が訴えるので、親戚と寺にて線香を上げた後に盛岡の実家へ行って見ると、コレがピンピンしている。全く困った夫婦である。
夕方自宅を出て駅までの道をぶらぶら歩いてみると、近所の様子も大分変わっている。まあこうやって歩くこともここ10年は無かったので、気づかないだけだったのであろうが。子供の頃度々プラモデルを買いに行った文房具屋がまだ営業していて驚いたりする。本当はゆっくり普通の電車で帰るつもりだったが(無論CDを聴く為)、遅くなったので再び新幹線にて帰る。夕暮れの山々を眺めながらMike Oldfieldの「Ommadawn」を聴く。

8月12日

Il Balletto Di Blonzo 「YS」、Atoll 「夢魔」を聴く。

朝食に素麺を啜りながら「YS」をスピーカー発声にて聴く至福。それも今日で終わりだ。あと2時間の内に私は配偶者の実家へと向かわなければならない。明日からは墓参りの日々が待っている。おおそうだ。岩手へ単身電車で行く予定であった。CD数枚とプレーヤーを一応持って行こう。取り敢えずCD屋での葛藤が無い分平穏な日常が送れるのだ、と思えば良いではないか・・・でもやはりあれはあれで楽しいのだ。

8月11日

Pink Floyd 「Oakland Coliseum」Disc2、Hatfield and the North 「The Rotters’ Club」、及びAffinityを聴く。Hatfield and the Northは非常に洗練されている。確かに聴き込む程に味が出るタイプの音楽だと思うが、私は既に気に入っている。

「夢魔」の針飛びを何とかする為、購入した中古CD屋へと赴く。溝のカビが原因だった様で、何とかトレースするようにして戴いた。ああ、そう言えば先日副会長が言っていたトレースも探さなくては。原因を調べて貰っている間レコード棚を詮索していると、寄りによってオレンジパワーさんが教えて下さったIl Balletto Di Blonzo 「YS」があったりするんだなコレが。書き込み拝見してから4時間目にして遭遇するんではこりゃ仕方無いだろう。韓国盤960円、購入。まあ今日は独身だし、先日戴いたハケットさんのプロモ共々聴かせて戴こう。
明日から休みだというので、会社に戴いた中元品の大抽選会があった。自慢ではないが私はくじ運は非常に悪い。ビールが当たる確率は大体20%位なのだが、私はこの10年間に一度しか当たったことが無い。今日も今日とて「コーヒーと洗剤だけは当たりません様に」と念じていたら、案の定手にしたのは末等の海苔である。ちなみに密かに狙っていたエビスビールは相棒のデザイナーが持って行ってしまった。という訳で、いつもの如くビールを買って帰宅。海苔でもつまみながらレコードを聴こう。

8月10日

Pink Floyd 「Europe Tour」Disc2、Curved Air 「Air Cut」、Anthony Phillips 「The Geese And The Ghost」、Atoll 「夢魔」などなど。

既に休みに入ってしまっている得意先も多く、緊張感が薄れた一日となってしまった。道路も国道を除けば空いている。それにしても相変わらず営業的には不調。このままの状態が続くのはヤバイ・・・兎に角仕事を持ってこなくてはならない。
この暑いのにダッフル・コートを着てベスパに跨った若いMODS野郎を見かけた。どこの世界でも道を極めるというのは辛いものだ。

8月9日

Pink Floyd 「Oakland Coliseum」Disc1、「8.5 Wetton Tape」Disc1を聴く。Floydの「炎」についてはMSGよりも纏まった演奏だがギルモアは本当にブルース野郎で良いなぁ。実は私は「アニマルズ」のライヴは初めて聴いたのだが、こうして聴くと評判のあまり良くないあの作品もやはりエネルギッシュさが大きな魅力ではないかと再認識させられる。Wettonはまだ途中までだが、やはりギターの若者が饒舌すぎるのではないか。だがやはり「In The Dead of Night」のイントロに血が騒ぐのは性か。

昨日の興奮が冷めやらず、頭が仕事モードに切り替わって脹ら脛の筋肉痛がやっと収まったのは午後になってからであった。しつこいようだが昨日は夢のような経験であった。日常的にはCD屋にて一人孤独に葛藤を展開している我々プログレオヤジであるが、志を共にした者達があーでも無いこーでも無いと常人には暗号にしか聞こえん単語を騒ぎつつ没入していく様の何と嬉しく充実した時間、且つ心温まる美しい光景であろうか。そしてこれこそ魂の解放される瞬間と言わずして何であろうか。勿論ついでに懐も思い切り解放され今月終盤の活動がやや気にはなる訳ではあるが、まあこの際そんな事はどーでもよかろう。是非各地で実践して欲しい行事である。こんな事書いてるとああ。まだ仕事モードに戻れないかっ・・・いやーでも昨晩はオレンジパワーさんの「ええ、私だってHenry Cowは良く判らないですよ。」というお言葉に心から勇気づけられた。あとはCANだな。
夕飯に今季の初秋刀魚を一人Affinityを聴きつつ食す。

8月8日

日曜日の為、通常はプログレはお休みなのである。ところがどっこい!仙台8.8プログレ記念日につき中古CD屋行脚及びプログレ話三昧の一日となる。罪深きプログレオヤジども・・・。

昼前、仙台駅にsibaさん&PINKさんのコンビが嬉々として登場。初対面で最近の容姿は双方未確認という状況であったが、改札口で目と目があった瞬間にお互いを確認出来たのはプログレオヤジならではのコミュニケーションと言えよう。最も先に声を掛けてくれたのはsibaさんであり、パワーさんの団扇が決め手になったのであるが・・・。さて駅前を皮切りにCDを中心に攻撃をスタート、折しも仙台七夕祭り最終日とあって異常なまでの人出と暑さという悪条件をモノともせず燃える怪しいオヤジ3人衆はだらだらと汗を流し目を血走らせて杜の都をうろうろ徘徊するのであった。本日の来襲ポイントは系9件。sibaさんは目出度く詐欺師箱を入手したほか+αの収穫、PINKさんはFloyd一点買いで怒濤の漁盤に精神力を傾注する。この人はコレクターの王道を歩んでいる孤高の人なのだ。お二人とも貴重なお土産&HMVのポイント、どうもありがとうございました。
私はというと、中古屋にてAnthony Phillips 「The Geese And The Ghost」、HMVにてHatfield and the North 「The Rotters’ Club」、Affinityを購入。
夕刻よりオレンジパワーさんが合流、某居酒屋においてプログレ談義に時を忘れて熱中。途中パワーさん、LuckyManさんよりお電話も戴き大いに盛り上がる、と言うプログレオヤジ連中にとってはしばしの至福のひとときであった。またやろうね。

8月7日

本日はお休みの為プログレは無し・・・。

早起きして仙台駅東口の映画館に行く。そりゃ当然スター・ウォーズ・・・では無く子供二人を連れてポケモンを観る為である。朝一番の上映に間に合った為か、ウマイ具合に場内はガラガラである。今回はエコロジーと責任感の物語だったが、CG部分がやたらと増えたりして豪華になった割に出来は前回の方が良かったのではないかと思う。残念ながらオヤジとしてはゴジラ2000やターザン(フィルおやじの歌声付)などの予告編の方が面白かった。しかし、この歳になってキングギドラに腕が無いことを知り愕然とする。
終了後は七夕見物。あまりの暑さと人出の多さに早々に退散、明日に備えて体力を温存する事にする。

8月6日

しまった。昨日CDを買い込んだはいいが今日は上司と行動を共にする日であったのだ。七夕祭りの初日であり、相当の道路混雑が予想されるので、今日に限って営業は二人一組で行動する事になったのである。この上司、私が”プログレ”なるものに生きていて且つこのHPに拘わっていることは先刻ご承知だが、如何せん”プログレ”の何たるかは勿論知らないのである。無理矢理聴かせてやはりこの男思った通り暗い奴だったのだなどと今更思われても困るので、今日の所は我慢ですなーはっはっは。でもお昼に仙台牛を御馳走になったので良い一日ではあったというのは脳天気か。旨かったですはっきり言って。ありがとうございました。
本日、当社の得意先2社が会社更生法を申請した。

8月5日

「EL&P /MIDI・Selection」、CAN 「TAGO-MAGO」を聴く。CANは初のお耳だが、仕事中はイカンという事が判った。あのリズムにやられて、”真面目にやる気”がどんどん失せるのである。それにしても、噂に聞こえた独立独歩の世界である。こういう巷で(?)名作!と呼ばれたり有名な作品を初めて聴く時、ある種の怯えみたいなモノがある。それは、「もし私にこの作品の”良さ”が判らなかったらどーしよう」という恐怖なのである。何しろ小心者なもんでね。だから、このアルバムなんかで言うと”Halleluhwah”終盤あたりの「来るど来るど・・・あーッ来たー!!」という辺りはやはりプログレで安心したりするのだ。

えーやはり暑さにやられたのか、言うは易し行うは難しという諺通り今日も今日とて昼には中古CD屋に吸い込まれ、2日に述べた舌の根も乾かぬ内に3枚お買い上げと来たもんだ。あーほれほれ。だって20%offセール開催中だったんだもーん。Mike Oldfield 「Crises」&Al Di Meora 「Elegant Gypsy」各800円、Deep Purple 「The Book Of Taliesyn」400円、以上。先日Atollを購入した店だったので、針飛びの件を交渉。後日確認の為持参する事となった。
本日、担当する得意先1社が自主廃業を決定した。

8月4日

GENESIS 「Live In London 1974」、Mike Oldfield 「Ommadawn」、「Songs For Long Distant Earth」を聴く。緊張感溢れるものを続いて聴いた反動かどーかは判らんが、ぼーっと聴けるモノを選んでしまったのかも知れない。でも泣ける。 「Ommadawn」はしみじみと2回も聴いてしまったぞ。

仕事は行くとこ行くとこ空振りばかりでイマイチである。商店街の裏通りを通ると、あちこちで大きな青竹を抱えた連中がうろうろしている。七夕を明後日に控えて街中がどうも落ち着かない雰囲気である。昨年は52万人の人出だったそうだが、今年はこの祭りの最中に関東からプログレオヤジが二人程来襲する予定である。
詐欺師箱は更に一ヶ所にて1setを確認。

8月3日

King Crimson 「The Collectors’ King Crimson」 Disc2&3、Atoll 「夢魔」。Atollは音飛び2ヶ所を発見、無念である。

言うは易し行うは難し、本日もやはりCD屋が私を呼ぶ事に変わりは無い。正午の時報と共にHMVへ向かい副会長用詐欺師箱の安否を確認し目立たぬ場所に隠す。引き続き近所の中古屋へと移動しレコードをしばし鑑賞。壁に掛かったGreensladeと何とか言うグループの企画盤(?)分厚いブックレット付9,800円などにビビる。V.D.G.G.の「天地創造」邦盤によろよろっとするも、「ヤング・パーソンズ・・・」を確認する為一応車に戻ってみると、やはりCDは出ているらしいので見送り、無事に店を出る。
珍しく6時半頃に帰宅。どうもここ2,3日仕事的には暇なのである。良くない傾向だ。でもまあ平日に家族みんなで夕食の後、子供達と一緒に風呂に入るなど滅多に無い事であるし、たまには良かろうということで。

8月2日

Atoll 「夢魔」、Curved Airの「Air Cut」を聴く。「夢魔」の緊張感は半端では無いようだが、クリムゾンが好きな私にはおあつらえ向きかもしれない。

んがー暑い。しかしながら夜涼しくなってきたのは救いか。
ところで、しばらくは営業車にCDを置かない事に決める。理由は2点。
(1)暑さが怖い。下手に変形したりでもしたら・・・と考えると恐ろしいのでテープで聴くのが安心である。
(2)「買って直ぐ聴ける」という安易な認識が私をむやみに中古CD屋に飛び込ませている様な気がしてならない。音楽を大切に聴く姿勢を心掛ける必要がある。
(2)については千載一遇の対象物が生じた時には勿論例外とはなるが、基本姿勢として楔を打ち込んでおこう。せめて今週中は。

8月1日

本日は日曜日につきプログレはお休み。

目指すプールは自宅から車で5分という事もあり、開場30分前に到着したのにもかかわらず既にウンザリするような長蛇の列である。しかも2台しか無い券売機が交互に故障するアクシデントの為入場が大幅に遅れ、拠点の確保には苦労した。しかしまあ暑さのせいもあり人口密度は半端ではない。近所なものだから知った顔ばかりである。午後からは例によって買い物、帰宅後はパワーさん設計の普通紙タルカスくんを家族4人がかりで制作。(レコードもCDも所有していない)私は、資料が必要だ!ということで紙ジャケを買いに行こうと企てたがいいから早く作れという長男に阻止される。90㎏の用紙で試したが、少し厚かった様である。今回はせがまれて急いで作ってしまったので、改めて着色の上再度挑戦したいと思う。お陰様で休日の親らしい事が出来(と思っているのは私だけで、配偶者によればタルカス作って嬉々としていたのは私だけだそうである)、パワーさん、LuckyManさんには心から感謝申し上げる次第。
本日次女は人生初の寝返りに成功。でも人生には寝返らずに生きて欲しいと願うものではある。

7月31日

GENESIS 「Archive」Disc2&3、Henry Cow の「Unrest」。Cowさんは初体験である。うーんこの音は一体。私はこの音を理解するにはまだまだ修行が足りん・・・・。

今日も仕事だ。月末の土曜日ともなると頭が朦朧としていて、昼時には中古CD屋の前に佇む事となる。今日の店は駅東口の目立たぬところにあり、10分もあればCDの棚をすべてチェック出来るのだが、Henry Cow の「Unrest」CD800円を前からCDを探していたが見つからなかったAtollの「夢魔」国内盤2,000円のレコードをえいやとばかり購入してしまう。Atollをちゃんと聴けるのは来週となりそうではあるが、まあ良かろう。明日は子供二人を連れてプールの予定。

7月30日

GENESIS 「Archive」Disc1、Curved Airの「Air Cut」を聴く。

いやー昼休み(本当に)とある中古屋に行ってレコードのコーナーをふと見れば、50㎝幅・5列のプログレ・コーナーがあって驚いた。最近までレコードには近づかなかったので気づかなかったのである。しかし、おそるおそる眺めてみると、いわゆるクリムゾンやイエスなどのメジャー所は別コーナーにあるので、8割は全く聴いた事のない作品ばかり。プログレの海は深くて暗くて果てしないという事を改めて実感する瞬間であった。
帰宅後は(勿論仕事もした)本日もやはり狂ったように内職しながらスクワットと腕立て伏せと久々にフラクチャーの練習。今日は昨日の倍の数量をこなさねばならぬ。という訳で1年振りに配偶者に仕事を半分預けてその間私はこれをへらへらと書いている。鬼じゃ鬼じゃ。

7月29日

当然GreensladeのファーストとCurved Airの「Air Cut」を聴く。後者は×2。ソーニャちゃんのヴォーカルは怪しげで良いね。以前ごうきさんから戴いたテープの中にライブもの(BBC?)が入っていたが、これとは別人のようにシャウト&ロックしていたので驚いたものだ。プログレオヤジ好みが2曲程あり。

入金が滞っていた得意先と再交渉したが、殆ど喧嘩となる。景気が悪いのは大抵の所は同じである。、だからといって業者への支払いを渋るというのは言語同断ではないか。思えば随分前の話だが、新店舗の開店時には結構無理も聞いて期待に応えようと頑張ったりしたのだ。それがこんな結果となっているというのがまた情けない事である。行く度に従業員から疎ましそうに見られるのもいい加減厭になったしなぁ。
帰宅後は狂ったように内職しながらスクワットと腕立て伏せをする。

7月28日
Gentle Giant 「K.B.F.H.」、Camel 「Moonmadness」、Yes 「海洋地形学の物語(儀式はヌキ)」。やはり夏は海か。

しまったまたレコードを買ってしまった。Greensladeのオフィシャル・ライヴが発売されたという噂を聞きつけたので、心当たりをあたってみたものの全て不発。だからという訳ではないが、ついついGreensladeの怪しげな編集モノとCurved Airの「Air Cut」を手にしていたのである。何れも独盤で計3,100円・・・熱い太陽のせいに違いない。ああそうとも。私はムルソーと同罪なのさ。
だからと言ってGreenslade、ジャケと中味の曲目順がバラバラだぞ。あっ!これって要するにファーストでない?恐るべし西独盤、タイトルは「GOLD ROCK」であった。

7月27日

King Crimson 「詐欺師箱」などなど。

いやしかし、ビデオ機器の接続というのは何回やったとて面倒なものだ。しかもこの猛暑のさなかに挑むのは忍耐の連続である。以前デッキ3台使っていた頃に比較すればまだまだ楽になったとも言えるのだが、ビデオってどうしてああ繋ぐコードが多いのだろう。アンテナ入出力4本・デコーダー関係で3系統×2・映像音声の入出力計4系統。コード端子だけにすれば大変な本数である。これが一台のデッキの裏面にウジャウジャとこんがらがっているのである。しかも悪戦苦闘の末ビデオをセットしてみるとどうも正常には見えん。直ってないぞ。テープを開いてみると、なんと端がウニウニとヨレているではないか。おそらく最早まともには鑑賞出来まい。ちなみにこのテープはHMVで以前買った「パルス」。Floydはデッキに喰われてしまったのである。トホホのホでホニャララのカックンコなのである。
しかも家族は今日も帰って来なかったのである。
私は5月からの禁を破り、平日だというのにビールを飲むことにしたのであった。だって会社で専務が「我慢しないで飲め」って言ったんだもん。

7月26日

P.F.M. 「甦る世界(英語版)」、Gentle Giant 「Playing The Fool」を聴く。

いや暑い。こればっか。午前中は社内で原稿書きをしていたから営業的には稼働半日といった所でほれこの通りぐったりこのザマである。今晩はこの夏最後の独り身の一夜だと言うのに、この消耗度ではおそらく何も出来まい。修理から戻ってきたビデオを接続するだけでメーターはゼロとなるのであろう。しかし一人暮らし歴13年、一人で何かするには慣れていた筈なのに、いざこういった状況になると力が抜けてしまい何も出来ないというのは皮肉だ。普段は家族の目を盗んだり適当な理由をつけて遁走したり、何とかプログレようと企てるオヤジがね。

7月25日

昨晩は「Exposure」の「Here Comes The Flood」を聴きながら就寝。

前夜うだうだ過ごしてしまったので、起床したのは何と10時であった。実家の配偶者から「歩行器を持って来い」との指令。歩行器?次女には早いんでないかいと思ったが、爺さん抱きっぱなしで酷そうという事なので一応指示通りに運んだが残念ながらやはり足が着かず、暑さと寝不足に加え次女のストレス度はアップしたようである。本日仙台市内の気温はは33.6度まで上昇したのであった。茹だるような暑さに私の干上がった身体はプログレを必死に求めるのであるが、ケーキ屋やら電気屋やらへとは向かっても子供と一緒では数10㍍先の中古CD屋までは辿り着けないのである。

7月24日

Quatermass、2nd Vision、King Crimson 「In The Court of The Crimson King」など。

今日はお仕事である。
以前、ベテランのコピーライターの方から、文章を書く秘訣をご教示戴いたことがあった。曰く、
①文章は熟成させる時間が必要である。
②体言止めと用言止めを上手に使うとリズムが生まれる。
いずれも苦節十年の末に悟った技である故、ただ真似しても人の心を打つモノは出来ないぞ、とも諭された。よって安易な道を選んだ私は未だに薄っぺらな文章を書いている。
今日も暑い。得意先の分譲住宅某イベントがあったので陣中見舞いに行くと、皆死んだようになっていた。明日は少し涼しくならんだろうか。仕事とは云え、幾ら何でも気の毒である。
今夜も実は独身である。中古屋を経由し、何故かQuater FlashのLiveモノのLDを眺めたりする(LDPlayerは持って無いけど)。プログレ聴きまくるかあるいは久しぶりに映画のビデオでも観るかなどとややHighになって帰宅していた私を待っていたのは、残念ながらいつも通りのの内職であった。

7月23日

Giltrapさんの「カンタベリー・テープ」を聴く。

突然夏になってしまった気候と長い長い長ーい打ち合わせと狂ったような週末の渋滞のせいで体調はへろへろである。しかもGONGでふにゃふにゃに成った脳味噌に校正時の修正波状攻撃が容赦なく襲いかかるのである。明日が休みだったら多少は救われるのだが生憎稼働日&シルバー・ビジネス関係の原稿書きで缶詰だし、昼には全社員で得意先生産による中国産の鰻蒲焼きを食べなくてはならぬと来たもんだ。有り難いやら哀しいやらでオヤジの小さな胸はもうはち切れそうなのである。

7月22日

Strawbs 「Halcyon Days」Disc1、Yes 「Keys to Ascension2」Disc1を聴く。Disc1も結構良いではないですか・・・今頃気づいてすみません・・・名誉顧問様。

昨晩は西瓜食いながら「危機」やNew Trollsを聴いたりと久々にプログレの夜を堪能させて戴いた。とは言え、結局家族が不在の時しかこういった時間は過ごせないというのは寂しいものである。
普段夜は会社から帰るとパソコンの前に座っている事が多いのだが、配偶者はこれを見て「インターネットで遊んでいる」と解釈しているらしい。でも実際には手紙を書いている時間が殆どなのである。この辺りを早く理解して貰わんとイカンと思ってはいるのだが、いずれにしろ私が配偶者の話に生返事をしている事には変わりは無い訳で、これはプログレオヤジ問題に加えて今後我々夫婦間での大きな論議の的となりそうではある。
暑さのせいかCDプレーヤーの調子が良い。5回くらいボタンを押しただけでトレイが出てくるようになったぞ。嬉しいけど断末魔の予兆だったりしたらどうしよう。

7月21日

King Crimson 「The Collectors’ King Crimson」を全部、及び「Cirkus」を聴く。

私は夕御飯を外食にて一人で済ます、というパターンが昔から嫌いだったので、今日のように他の家族が外泊するという時は、何か食物を適当に買ってきてビールでも飲みながらプログレ聴いてウダウダするのがパターンであった。しかしこの所平日はアルコール類を控えているので、仕方なく遅くまで営業しているカレー屋に行く羽目となった。幸運にも(というか何と云おうか)その店の2軒隣りに中古ハード&ソフトの店が最近出来ていたので覗いてみたりする。CDはアホなJ-POPばかりであったが、レコードが少々置いてあって、ダリル・ホールの「Sacred Songs」やフリップ御大の「Exposure」、オールドフィールドの「Ommadawn」などが全部780円で無造作に佇んでいる。いずれもCDを所有しているのであるが、「Exposure」については現行のCDとはMIXが違う曲があったはず・・・などどちょっとよろめきつつ辛うじて思い留まった。本日はやや疲れ気味なのが幸いしたと言えようか。でも黙って帰るのも癪なので、筒井康隆「旅のラゴス」と田家秀樹「陽の当たる場所(浜田省吾バイオ本)」各50円の文庫を購入。何をやってるのであろう。そう言えば今日は忙しくてプロジェクト4買えんかったなぁやれやれ。

7月20日

本日は休日の為プログレはお休み。だが脳内では「太陽と戦慄パートⅠ」が鳴り続ける。

長男の悪戯が過ぎて配偶者の極限の怒りを買ったので、長女を加えた3人で柳町通りのお祭りに行く。そう言えば昨年も配偶者が悪阻の真っ最中だったので、同じ面子で出かけたものであった。まあまあの人出である。一通り縁日を眺めてかき氷など与えた後、隙を見てパラダイス・レコードへと駆け込んだが、Pink Floydを見始めてすぐ食べ終わった二人に連れ戻されてしまう。無念である。

7月19日

仕事上の精神的ダメージ朝から如何にも大きく、プログレに没入する余裕は全く無し。ジミヘンちょっと聴いたけど。

7月18日

本日は日曜日につきプログレはお休み。

今日も雨。朝7時より町内会全体掃除。今回は穴を掘らずに済んだが、雨中合羽着用にて側溝の清掃を行った為、サウナ効果も絶大である。側に生えていたジャイアント・ホグウィードも多量に駆逐、更には不慮の事故によりミミズ3匹をスコップにて切断死に至らしむ南無阿弥陀仏。多大な犠牲の元に作業を完遂したまさにその時「あのー今回ここはやらなくていいんですよーほほほ。」と班長のおばはんが親切に教えてくれた。いい汗かかせて戴いたが、出来ればもっと早くご教示しとくれ。
午前中、連日の雨で洗濯物が全く乾かず、やむを得ず乾燥機を求めてコインランドリーに行く。午後は例によって学習雑誌の付録づくりになどに追われている内に日が暮れる。
次女が人生初の西瓜を賞味。早くも食への執着を示す。

7月17日

本日は休日の為プログレは無し。

暑い。いよいよ夏であるがこの調子では今年の夏は短そうである。米はどんな具合なんだろうか。
今日で五ヶ月となる次女は暑さの為機嫌が非常に悪い。外に散歩に行っている分には良いのだが、屋内で寝かしつけるのが難しい。敵もさるモノで今まで簡単に騙されていた技(抱っこしてスクワットetc.)は通じなくなっており、午前中は子守で終わる。今後が思いやられる事である。
午後はお中元の手配などの他、子供二人のお供でレンタルビデオ屋へ。中古CDコーナーで、以前見た「ディシプリン」980円の在庫確認するが見送る。一昨日の出費を考えるとやはり躊躇してしまうのは当然か。
夕飯の海老の調理法について海老フライか紫蘇巻き揚げで子供と意見が分かれジャンケンで2連勝した私の希望に沿って処理されたが子供は二人とも泣いた。

7月16日

King Crimson 「The Collectors’ King Crimson」Disc3&2、New Trollsのセレクションを聴く。ミューア・オヤジ参加のインプロが一番面白かった。もっと聴きたいと思ったくらいである。New Trollsは音楽性がやたらと広いので、掴み所が無いというかただ圧倒されてしまった。ジャズっぽい曲が良い。

夜早めに帰宅しようとすると大雨が降っている。このような場合私は合羽を取りに一旦営業車で帰宅してから自転車で帰らなければならないのでやや面倒である。近いから良いけどね。ところで今日は賞与が出た。殆ど生活費に消えるがボロボロになったマウスパッドの替わり位は買って貰おう。出来れば35回ボタンを押さないとトレイが出てこない13年前に買ったCDプレイヤーも修理に出したいが、どうもそれは無理だろうな。

7月15日

YES「’98Japan;siba special」Disc1を聴く。やはり臨場感がたまらんぜおい。

先週地獄の様な苦労をしてようやく納品にこぎ着けたチラシの製版時の差し替えミスが発覚し歴史的に大いに慌てる。原因不明の事故的性格が強いとは言えども結局責任を追及されるのは営業担当者なのはこの世の常なのだ。もっとも地獄で仏と言おうか、全量の10%に刷込する事によって危機を回避出来そうになったのは悪運の強さだろうが、それにしても本当に今月は勉強の月、猛省の連続である。
精神的ダメージが強くてプログレも上の空という状態であったが、それでもやはり無意識のうちにHMVの電話番号をダイヤルしクリムゾンの入荷を確かめたらしく、我に返ると例の3CDを手にしていた。口元には例によって涎の後が。更には「プロジェクト4」を買う筈がジミヘン・ウッドストック2CDにすり替わっていたという私にも説明し難い出来事があった。おそらく「初回プレスのみ2,680円!」のコピーが我が指先に直接効いたのだろうとしか思えぬ。*副会長ゴメンナサイ来週ゲットしますので。しかしながらさて聴こうと思ったら充電池切れ、たまには反省して大人しくしとれという暗示と素直に納得。自宅で一人盛り上がる気力も今日ばかりは無い。取りあえずフリップ翁の日記だけでも読むとしよう。
*注12)以前BBCの2CDを逃して悔しい思いをしたのが根深く残っているのだろう。 

7月14日

午前中のみ、Yes 「Keys to Ascension2」Disc1を聴く。
「危機」などは往年の緊張感が無いような気もするが、やはりそこは年の功、安定した演奏を聴かせてくれる。

本日は珍しく山形へご出張である(得意先の方に同乗したため勿論プログレは×。先日この方にはエイジアのCDを3枚貸し出し済みだが、本日は無し)。4月以降仕事をさせて頂いている米沢・”蛍のまち”小野川町の「独楽の里 つたや」というお店の落成記念祝賀会に出席するためである。ここは”日本一の独楽や”の名に相応しい、懐かしい玩具でいっぱいの凄い店である。お子様連れのご家族は、ご近所ご来訪の節には是非どうぞ。
ところでここで、いつだったか批判してしまった某経営研究所の仙台のヘッドの方をご紹介されてしまった。既に私の得意先のコンサルティングに突入していたことは聞いていたが、この方はその担当者の上司であった。なかなかに人当たりの良い、大丈夫そうなヒトなので安心した。してみると数年前に某得意先で会ったあのトンデモナイ営業マンは特別な方だったのであろう。何れにしろ、今後仕事上何らかのお付き合いが生じそうではあるなぁ。

7月13日

Gentle Giant 「Playing The Fool」、Camel 「Nude」を聴く。

本日会社の領収書を使い切ってしまったので、社長に交換をお願いした。新しい領収書を持って現れた社長に「晴山君、こんな葉書が挟まっていたぞ」とご指摘頂いたのは、某中古CD屋から届いていた10%割引優待券であった。ああ大人のAV関係のDMじゃなくて良かったぜやれやれ・・・などと喜んでいる場合か。これはマズイ。「営業車に山のようにテープやCDを積み込んで常人には理解不能の音楽を聴くことは禁止。AMラジオのみ可。」などと言うことになったら、私ははっきり言って間違いなく発狂するであろう。関係者各位は余計な事はチクらない様に呉々も宜しくお願い致しますよマジで。
いい加減厭になって来た雨の中を自転車で帰宅し配偶者に聞いた所では、本日所用のため仙台駅前の百貨店に行ったところ、何故か某ファンシー・ショップにKing Crimsonの「宮殿」のレコード・ジャケットが飾ってあったそうである。それを発見した4歳の長男が「あっ。パパのCDだ!」と喜んで騒いでいたそうな。話を聞くやいなや私の頬を一筋の熱い涙が伝ったのは云うまでも無い。Pの遺伝子は確実に継承されているのだ。やはり鉄は熱い内に打つたねばならぬ。今からでも遅くは無いぞ、

7月12日

Robert Fripp 「Exposure」、Uriah Heep 「Look at Yourself」を聴く。ハミルさんのキレたヴォーカルは何時聴いても素晴らしい。

ウナマスさんが発見したというDIGは見つからず勢いづいて遂に一週間振りに中古CD屋へと飛び込んでしまい、手にして出てきたのはM・Polnareffの2CDコンピ盤とEL&Pの「夢見るクリスマス」のEPであった。計1,700円也。いやーエライすんまへん。何しろ洋楽レコードの購入初体験が「愛の休日」その他4曲入りEPだったもんでついつい。「シェリーに口づけ」ってどう見てもテープ速度を遅くして録音してるよなぁ。20数年経って気づくこの真実。EL&Pの方はタイトル曲の更に大仰にしたヴァージョンやナットロッカー、そしてレイク名義の悪夢のような曲が入っている珍品であった。しまった・・・クリムゾン貯金の事をすーかっり忘れていた。今日BBSに書いたばかりだというのに。俺はなんて(最近は)駄目な奴なんだろう。土曜日までCD屋へは近づかない様に気をつけよう。

7月11日

本日は日曜日の為プログレはなし。無し無し。

友人の家に遊びに行く。家族ぐるみでお付き合いしていたお宅で、今度残念ながら引越する事になってしまった。今日はお別れ会だったのだ。私も時々子供達とも遊んでいたりした訳で、会えなくなると思うとやはり寂しいものがある。子供たちにはまだ話していなかったので、これからもう会えなくなるとは知らずに無邪気に遊んでいた。

7月10日

「Yessongs」を全曲聴いてしまった。

朝の時点では配偶者の態度は硬化したままであり、次女と私を残し二人の子供を連れてさっさと胃痙攣の治療に行ってしまった。こう云った際、私は無駄な抵抗をしない事にしている。ただただ嵐や吹雪が去るのを待つのである。これでは反省していないのではないか、と問われればその通りだと答える他は無い。この点については配偶者は既に諦めている筈なので私は平気なのである。さて、当家はその後長男のリクエストによりジャスコ多賀城店で買い物、帰宅後私は得意先との打ち合わせに出かけることとなる。当初の予定の現場へ向かうと、先日急逝した業界の著名な方の火葬等により急遽本社にての打ち合わせに変更とのことで、雨で渋滞の中を移動、帰宅は7時とお陰でCD3枚を聴くことが出来た訳だ。しかしながら考えてみれば私がこうやってプログレに心から浸れるのは結局仕事の時だけである。家庭で聴けないことは勿論無いが、子供が遊んでる横でヘッドフォン掛けているのもやはり妙だしなあ。極稀に虚しくなるときもあるが、コレはコレでプログレオヤジの宿命と諦観するノミなのだ。

7月9日

King Crimson 「In The Court of The Crimson King」、2nd Vision 「First Steps」を聴く。

いやー今日で今週もお仕舞いやなどと呑気にやっては居られない金曜日である。午後にはチラシデザインの再々提出が控えており、どうにも落ち着かない一日となった。結果は我々も得意先もどうにか満足のいくものが出来てようやくほっとしたが、それにしても此処まで追いつめられたのは久しぶりである。強制的に初心に返らせられた様なものであるな。帰社してからも見積だ原稿だなんだかんだと仕事が山積した上に、明日は最終確認を得る為に得意先と打ち合わせをする事になってしまった。次女の顔を随分見ていないような気がする(たった2日間だけど)。10時過ぎて帰宅すると、配偶者があんまり口を利いてくれないのはおそらく怒っているからなのであろう。具合の悪いときぐらい早く帰るか電話の一本でもすりゃー良いのだが、仕事の鬼である私は出来んのだなこれが。しかし明日になって今日実は仕事があるなんて宣言するのはまさに火に油を注ぐ業である。取り敢えず今日は名誉顧問HP公認のお祝いにStrawbs聴いてワインでも飲んで寝よーっと。そう言えば今週は全くCD屋に行ってなかったことを今思い出したぞ。

7月8日

Yes 「Union」、「Yessongs」&「Keys to AscensionⅠ」。実に肯定的な一日。

午後、一昨日仕切り直しになったチラシの再デザインを提出するも再び没。原因は我々サイドの考えすぎであった。どうしても他社との差別化と言う言葉が眼前にちらつき、それに囚われすぎると得てしてこういった結果となるのね。明日中に製版入稿しなければアウトだという焦りがこれまた悪い方へと働くのである。えーいまだまだ修行が足りんわいな。どんよりと重い心に、大音量の「Siberian Khatru」で鞭打ちながら帰社。勿論上司からは目玉のオヤジを戴く。
例によって9時過ぎに帰宅すると、配偶者に回復の兆しが見えていたのでまずはひと安心。

7月7日

P.F.M. 「Per Un Amico」、Bijelo Dugme 「kad bi’bio bijelo dugme」を聴く。これはプログレあり本格デルタ・ブルースあり六件ロールありと凄い方々である。こういう慣れない言語のプログレを聴くと、例えばヨーロッパの人が四人囃子などの極東プログレ聴くのと同じな訳で、不思議な感じが楽しめるなー。

昨晩から配偶者が胃の痛みを訴えていたのだが、今日医者に行ったら胃痙攣だと診断され、ご近所の方々にもご迷惑をお掛けし、いよいよてんやわんやである。久々に義母・ザ・助っ人に参上して戴いたが、やはりこういう事があると、配偶者の実家の近くに引っ越す事を真剣に考えねばならんなーと思ったりするのである。

7月6日

King Crimson 「In The Court of The Crimson King」、P.F.M. 「甦る世界」、Caravan 「Canterbury Tales;Disc1」等。

6:50 起床洗面朝食髭剃り珈琲脱糞メール・チェック。BBSのレスを書いている途中に次女起床、にこにこして機嫌が良いのでご褒美にオムツを替えてやる。
8:20 出社。朝の営業会議でネタが無いのでレコードを買った話をする。静かに聞いていると思ったが実はみんな既知外を見る眼で私を見ていた。以後此の手の話題は御法度と改めて心に誓う。
12;10 読書。「ヤング・パーソンズ・・・」の頁を開くとキャラバンであったので思わず聴くが直ぐに異世界へと旅立つ。
16:30 得意先にてチラシ校正の打ち合わせ。大した攻防も無いまま有無を云わせず全面変更となり呆然として19:00帰社。
19:20 在庫の封筒を3階の倉庫に運ぶ。二人で往復30回。非常に良い有酸素運動であった。よって本日はヒンズー・スクワットは休みとする。
10:05 帰宅。内職しながらの腕立て伏せ45回及び風呂。この日記を書く。

7月5日
2nd Vision 「First Steps」、King Crimson 「In The Court of The Crimson King」。2枚とも実は先日知り合いの方に戴いたレコードである。2nd Visionは、ジョン・エサリッジがバリバリ弾きまくっているんだろうと思いきや、美しい佳曲が多いこころ和む一枚であった。クリムゾンの方はいわゆるアイランド・レーベル盤(ファースト・プレスでは無いらしい)で、レコードで聴く21馬鹿や「エピタフ」はまた違う味わいである。私は大したシステムを持っている訳では無いのだが、メロトロンの音が心なしか深ーく聞こえてくる様な気がするから不思議だ。

昨晩はあまりの眠さに「ヤング・パーソンズ・・」を読んでる内に意識を失ってしまった。ほとんど10時過ぎくらいであったが。歳は取りたく無いもんである。
中古屋へ行くとやはりレコードばかり眺めてしまう自分にはっと気がつき、慌てて店をでることが多くなって来た。どうしたら良いのだ。今日もFloydの「炎」のジャケ違い1,800円とやら(火だるまオヤジがちょっとのけぞってるヤツ)を無意識に手にとってじーっとしていたようだし。辛うじて買わなかったけど。何しろ今月は中盤にクリムゾン3枚組が控えているのだ。心母もとい辛抱が肝心である。
今日は幣HP1周年記念ということで、BBSにお祝いの書き込み等を頂き、ありがたいことである。このHPを見て再びプログレ三昧生活に突入されたと云われる同志の方々のお言葉は只々嬉しい限りであるが、その陰で犠牲になっているご家族の悲哀を思うと、私も悪夢の種をばらまいているのかも知れんなぁ、と罪悪感が胸をよぎる・・・と言う事は全く無く、むしろ仲間がどんどん増えていくとこに対して妙な感慨に浸っているのである。はっきり言って、2年前まではプログレについて話したくとも変な眼で見られずに話せる人は周りに皆無だったのだから、私にとってはまさにHPを続けていけるだけで幸いなのである・・・ってな訳でこれからもよろしくね。

7月4日

本日は日曜日のためプログレは休みのふり。

夕べは2時に帰宅、寝たのは3時過ぎであったが8時前には何故か眼が醒めてしまった。お陰で今日は一日中眠かった。昼過ぎに次女と昼寝の後目覚めると他の家族は諦めて買い物に出かけており、仕方なく近くの公園にて二人でぼーっとしていたりと、まるでナマコの様に無為に一日を過ごしてしまった。
夜になって上の子供達と今年初めての花火をする。まだ風が肌寒く強いためか、あっと云う間に終わってしまうのである。

7月3日

本日は休日のためプログレは原則としてお休み。O-Yam-Tsu-Mi (甦る世界)ってなんだべな。

配偶者がヘルニア治療に行った午前中次女がどうしても泣き止まないので、仙台レコード祭り参戦に備えてのトレーニング方々団地の1階~8階の階段を抱いて3往復したのだが、結局長男と二人で行きつけの床屋へ乱入することになり猟盤は諦める羽目となる。しかしながら夕方の長男の幼稚園主催による夕涼み会はプログレオヤジ的諸事情により中途欠場。鬼畜オヤジと呼ばば呼べ。
という訳で、若者の集う一角で待ち合わせてオレンジパワーさんと会う。そりゃ勿論プログレ密談の為である。ワインとチーズを楽しみつつ異次元の話に花が咲いたぞ。お会いするのは2度目であるが、BBS上、あるいはメールだけでは確認し難いこともお話出来たのは大いなる収穫であった。基本的には音楽大大大好き人間であるこの方から”プログレオヤジの定義”について、眼から鱗が落ちるが如きヒントも戴いた。聞き忘れた事も多々あり、早くも8月には再び密談予定。

7月2日

Quatermass、P.F.M. 「甦る世界」、King Crimson 「紅伝説 Disc3」など。

去る30日に偉そうな事を書いた天罰か、半年も前に見逃していた仕事上のミスが今頃になって発覚(前にもあったなこんな事)、夜大慌てで得意先の担当者に謝罪に行ったのだが、目の前を外出して行ってしまって事は解決せず。小心者の私は月曜日までこの鬱々とした気持ちを抱いたまま過ごさなくてはならないのか?やれやれ仕方がない。明日は無理にでも時間を作ってレコード祭りとやらに出かけなくてはなるまい。せっかくの休日だと言うのに家族に暗い顔はやはり見せられないもんな。一応レコードには可能な限り頑張って出来るだけ注意して手を出さないように心掛けよう。
フガフガと帰宅すると家族の他の4人はグググァーッと大口開けて爆睡状態であった。ワインを飲みながらTVを観ていると56歳になった沢村忠が出ていた。この人はあまり負けなかった人だが、負けた試合はいずれも担架で運ばれる様な壮絶な試合ばかりで、私には「真空飛び膝蹴り」よりも、その”なんでそこまでやらなくてはならんのか”と思わせるような負けっぷりの方が記憶に焼き付いている。

7月1日

ASIA 「Asia」&「Astra」、P.F.M.「Live In USA」を聴く。
得意先担当者をプログレ洗脳するための第一段階としてASIAのCDを貸し出しに行ったのだが自分がハマッてしまったのであった。

昼休みにふらふらとHMVへと赴くと店員が待ちに待っていた「ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック(音楽之友社;1680円税込)」を山のように持って運んでいたのに出くわし、思わず「そそそ、それを頂戴な。」と奪ってレジへと直行した。フリップのインタビューなど貪るように読む。相変わらずの偏屈オヤジ振りにほっと一安心である。ところでこの本、一瞥した限りではプログレオヤジの面々には必携の資料ではないかと思ったぞ。果てしないプログレの大海を泳ぎ切るこれからのナガーイ旅路には心強い味方になろう(CD1・2枚の価格に相当するのでちょっと悩むけど)。最も我々にとって鬼に金棒となるか、或いは地獄への片道切符となるか、という究極の選択、という見方も出来ようが。*それにしても、今何故このタイミングでこんな本が出版されるのであろうか。いよいよ満を持して我々プログレオヤジの時代が開けんとしているのか。はたまた紙ジャケ&リマスター攻撃に続くレコード業界の大いなる陰謀が氷山の一角として表出したのであろうか。考えれば考えるほど謎は深まるが、まあここはConfusion will be My Epitaph と云う事で。お約束。
*注11)しかも表紙裏には身の毛もよだつP.F.M.等の紙ジャケ広告などがある。葛藤したく無いプログレオヤジはご注意。